今回紹介するゲームは不朽の名作である【パンデミック】です!
パンデミックは協力型のボードゲームとして5本指に入る伝説級の名作です。中量級のボードゲームでプレイしやすく、4人までプレイ可能です。
これはパンデミック(感染爆発)に敢然と挑む、
君たちエキスパート・チームのゲームである!
パンデミックとは、伝染病や感染症が世界中に流行することを表す用語。このゲームは、世界中に拡大しようとする感染症の根絶を目的とし、プレイヤー同士が協力し合って、4種類の病原体すべてのワクチンを発見するという、多人数協力型ゲームだ。
プレイヤーはそれぞれ、別々の特殊技能を持ったエキスパートであり、それぞれの役割を担い、ウイルスの拡散を防止する戦いに身を投じ、4種類のワクチンの研究、開発をおこなって撲滅を目指す。
プレイヤーである君たちにできることは、世界の各都市を移動し、研究施設を作り、そこで治療をし、情報交換をしながら治療薬を発見すること。しかし毎ターン世界のどこかで感染症が発症し、ちょっと手を抜くとたちまち病原体は広がり、各地でアウトブレイク(拡散)が発生し、ゲームオーバーとなってしまう。
病原体が勝つか、それとも人類(プレイヤーのチーム)が勝つか?
今回はそんなパンデミックシリーズに関する概要を紹介します。

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
- 1 〇〇ってどんなゲーム?
- 2 イーオンズエンドシリーズ(独立/拡張)一覧の紹介とレビュー
- 2.1 【基本セット】パンデミック:新たなる試練(おすすめ度:5)
- 2.2 【拡張セット】パンデミック:迫りくる危機(おすすめ度:5)
- 2.3 【拡張セット】パンデミック:科学の砦(おすすめ度:5)
- 2.4 【拡張セット】パンデミック:緊急事態宣言(おすすめ度:4)
- 2.5 【独立/レガシー】パンデミック:レガシーシーズン0(おすすめ度:5)
- 2.6 【独立/レガシー】パンデミック:レガシーシーズン1(おすすめ度:5)
- 2.7 【独立/レガシー】パンデミック:レガシーシーズン2(おすすめ度:5)
- 2.8 【独立/亜種】パンデミック:イベリア(おすすめ度:4)
- 2.9 【独立/亜種】ライジングタイド(おすすめ度:3)
- 2.10 【独立/亜種】ローマの落日(おすすめ度:3)
- 2.11 【独立/ライト版】ホットゾーン(おすすめ度:1)
- 2.12 【独立/カード版】接触感染(おすすめ度:2)
- 2.13 【独立/ダイス版】完全治療(おすすめ度:4)
- 2.14 【独立/リアルタイム版】迅速対応(おすすめ度:4)
- 2.15 【独立/亜種】クトゥルフの呼び声(おすすめ度:4)
- 2.16 【独立/キャンペーン】スターウォーズ・クローンウォーズ(おすすめ度:4)
〇〇ってどんなゲーム?
作品名 | パンデミック |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 45分/1プレイ |
ジャンル | カードピック、協力ゲーム |
プレイ方式 | 通常、レガシー型あり |
関連作品 | 15作品 |
おすすめ度(個人的) | |
BGG ranking | Rate 7.5:rank:163位/28550 (2025.6) |
ひとこと | 病原菌の拡散を止める!戦略と協力型の最高峰! |
パンデミックのゲーム性
「パンデミック」はカードピック型の協力ボードゲームになります。
プレイヤーは協力しながら、ターンの経過に伴い世界中に蔓延する「ウイルスコマの除去」と「ワクチンの開発」によるウイルスの根絶を目的に、戦略的にアクションを行っていきます。
この際、各プレイヤーが選択する職業が持つ固有能力や、数あるアクションを駆使しながら、世界がウイルスに飲み込まれないような効率的にターンを進めていく必要があります。
パンデミックシリーズは驚くほどの種類が登場していますが、基本的なシステムは踏襲されています。一方で、一部の機能が変更になりゲーム性が変化していたり、世界観が違ったり、レガシーシステムを搭載していたりとバラエティに富んだ「パンデミックの世界」が楽しめます。
次からはそんなパンデミックシリーズを拡張含む全作品を紹介していきます。
イーオンズエンドシリーズ(独立/拡張)一覧の紹介とレビュー
現在、完全日本語版は第一弾の基本セットを合わせ、16作品が発売されております。
基本セットの第1弾とその拡張セット3種、レガシーシステムを搭載した独立セット3つ、亜種作品3つ、ライト版/カード版/ダイス版/リアルタイム版のギミックの異なる4種に加え、クトゥルフコラボ、スターウォーズコラボ(キャンペーンシステム)が存在します。
サブタイトル | タイプ | 発売日 | 定価 | 販売状況 |
---|---|---|---|---|
新たなる試練 | 基本セット | 2013/7 | 5,500円(税込) | |
迫りくる危機 | 拡張セット | 2014/8 | 3,960円(税込) | |
科学の砦 | 拡張セット | 2015/2 | 4,400円(税込) | |
緊急事態宣言 | 拡張セット | 2015/9 | 4,400円(税込) | |
レガシー シーズン0 | 独立セット(レガシー型) | 2020/10 | 9,900円(税込) | |
レガシー シーズン1 | 独立セット(レガシー型) | 2015/10 | 7,700円(税込) | |
レガシー シーズン2 | 独立セット(レガシー) | 2017/9 | 9,900円(税込) | |
イベリア | 独立セット(亜種) | 2016/10 | 5,500円(税込) | |
ライジングタイド | 独立セット(亜種) | 2017/12 | 5,500円(税込) | |
ローマの落日 | 独立セット(亜種) | 2018/12 | 5,500円(税込) | |
ホットゾーン | 独立セット(ライト版) | 2020/6 | 2,860円(税込) | |
接触感染 | 独立セット(カード版) | 2015/6 | 3,300円(税込) | |
完全治療 | 独立セット(ダイス版) | 2015/6 | 5,500円(税込) | |
迅速対応 | 独立セット(リアルタイム版) | 2019/7 | 4,950円(税込) | |
クトゥルフの呼び声 | 独立セット(亜種) | 2016/8 | 5,500円(税込) | |
スターウォーズ | 独立セット(キャンペーン版) | 2022/10 | 7,700円(税込) |
【基本セット】パンデミック:新たなる試練
(おすすめ度:5)


第一作目である基本セットの「パンデミック:新たなる試練」。
まずは本作からのプレイを勧めますが、再販待ちの可能性も高いので亜種作品が販売されていればそちらを購入してプレイするのも良いです。基本的に「パンデミックシステム」を汲んだ設定になっており、外すことなく楽しめますよ。
本作品には「科学者」「研究員」「衛生兵」「通信司令員」「作戦エキスパート」「危機管理官」「検疫官」の7種の職業が収録されており、ウイルス根絶に尽力することになります。
【拡張セット】パンデミック:迫りくる危機
(おすすめ度:5)


次は拡張セットの「パンデミック:迫りくる危機」です。
本作品は拡張セットで単独では遊べず、基本セットを必要とします。この拡張では主に「猛毒株」「変異株」「バイオテロリスト」の3つの機能が拡張されます。
特に「バイオテロリスト」は敵側プレイヤーとして妨害工作を行う役割で、この役割の導入により非対称協力ゲーム化するのが特徴的です。人狼ゲームの狂人の立ち回りですね。
拡張要素
・猛威株:高難易度化ルール。エピデミック時に追加効果が発生。
「アウトブレイクマーカーが追加で進む」「ウイルスが根絶状態から戻る」など厳しい追加効果が発生する。
・変異株:高難易度化ルール。5つ目のウイルスとして登場。
「拡散」速度は遅いが、単純に5つ目を対処する必要が生じる。
・バイオテロリスト:ルール変更。敵側陣営の追加。
「敵側陣営」として拠点の破壊、ウイルスの拡散アシストを行う。
【拡張セット】パンデミック:科学の砦
(おすすめ度:5)

次は拡張セットの「パンデミック:科学の砦」です。
本作品も拡張セットなので単独で遊べず、基本セットを必要とします。この拡張では主に、「研究所チャレンジ」「ソロプレイルール」「チーム戦」の3つの機能が拡張されます。
特にこの拡張により「ソロプレイ」や「チームプレイ」が可能となり、基本セットでは協力型オンリーだったのが、1人でプレイしたり、2チームに分かれてウイルス根絶を競い合う遊び方が可能になります。
拡張要素
・研究所チャレンジ:高難易度化ルール。ワクチン作成時に研究所での研究が必要になる。
「ウイルスサンプルの収集」や「ウイルスの特徴発見」「配列決定」「治験」の現実のフローに即した開発が必要になります。
・ソロプレイルール:完全1人プレイ用のルールに変化。
CDC(アメリカ疾病予防センター)が、毎ターン「コマ移動」「職業変更」「カード交換」「カードドロー」等の支援を提供。
・チーム戦:2人1組のチーム対抗ルールへと変化。
ゲーム全体の敗北条件も勝利条件も変化しないが、「栄誉ポイント」を競った対抗ルールとなる。例えば「ウイルスを多く根絶」などが栄誉ポイントの加点にあたる。
【拡張セット】パンデミック:緊急事態宣言
(おすすめ度:4)


次に拡張セットの「パンデミック:緊急事態宣言」です。
本作品も拡張セットなので単独で遊べず、基本セットを必要とします。この拡張では主に「検疫」「遠隔地チャレンジ」「緊急事態イベントチャレンジ」「スーパーバグチャレンジ」の4つの機能が拡張されます。
この拡張では、他拡張セットの非対称協力型やチーム戦のような根底からのシステム変更はありませんが、難易度を大きく変化させる要素の追加がなされます。
拡張要素
・検疫:難易度調整ルール。「予防コマ」の追加
ウイルスの拡散を阻害する予防コマを都市に設置できるようになる。
・遠隔地チャレンジ:高難易度化ルール。遠隔地マップの追加
遠隔地でもウイルスが同様に拡散する。遠隔地には対応都市から入ることが可能で、対応色のカード交換が可能になるメリットもある。
・緊急事態イベントチャレンジ:高難易度化ルール。イベントカードのマイナスバージョン。
山札に追加し、ドローすると「手札の制限」や「ウイルスの追加」などバッドイベントが発生するようになる。
・スーパーバグチャレンジ:超高難易度化ルール。特殊な5つ目のウイルス追加。
5つ目のウイルスの根絶にはワクチン工場の設立とワクチンの開発が必要。
【独立/レガシー】パンデミック:レガシーシーズン0
(おすすめ度:5)


次は独立セットの「パンデミック:レガシーシーズン0」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。また、レガシーシステムが搭載されており、個々のプレイ結果がボードゲームの時間軸で12ヶ月に渡る(全12回〜24回のプレイ)物語の進行に影響を与えます。物語の進行に応じて、ミッションの変化やルールの解放などが行われるのがレガシーシステムの特徴であり、この一連の体験は一度しか味わえません。
レガシーシリーズではコンポーネントの破壊や、書き込み、シール貼り等が発生しますが、指示通り行わないと面白さが半減します。使用後の販売まで考えて…の気持ちは分かりますが、レガシーシリーズではそれ抜きで思い切って楽しむ作品となります。
本作品はレガシーシリーズの中では最新作ではありますが、後述するシーズン1およびシーズン2の前日譚となります。東西冷戦の真っ只中において、世界の秩序を守るべく新人スパイとしてソ連の暴走を止めるというストーリーで、本作品でいかにして「パンデミック」の世界観へと繋がるのかを知ることができます。
またパンデミックでは人類vsウイルスでしたが、本作では西側vs東側(ソ連)のため、西側スパイvs東側工作員の戦いになります。
内容的に予想もできない展開が続くので、毎回続きを楽しみに進めることができますよ!
レガシーシリーズは毎プレイの結果で状況が変化するので、通常版より緊張感を味わいながら、物語を楽しみながら遊ぶことができます。
ちなみにシーズン0とシーズン1,2は関連はありますが、プレイ順に縛りはありません。

レガシーシリーズは遥かに面白い体験ができるので是非プレイしてね!
変更要素
・パンデミックの世界へ繋がる「前日譚」の物語で、冷戦時代が舞台のスパイ活動を行う。
・レガシーシステム搭載で、パンデミック1プレイが続くシナリオに影響する、経時的な要素の開放等がある。
・同盟都市、中立都市、対立都市に区分された特殊な要素の追加や、移動手段の変更等がある。
・上記により従来のパンデミックシリーズとは各アクションの強さが異なる
【独立/レガシー】パンデミック:レガシーシーズン1
(おすすめ度:5)


次も独立セットの「パンデミック:レガシーシーズン1」です。
本作品も独立セットなので基本セットなしで遊べます。コチラもレガシーシステム搭載で、実際のプレイ結果が12ヶ月に渡る物語に影響しながら、要素の解放を伴い進みます。
本作品はBGGランキングで2位(28559作品中, 25/06現在)をキープしているボドゲ界の弩級名作です。
レガシー作品でリピート性が無い中、この位置なのは飛びぬけた面白さの証明ですね。
レガシーシステムなので、物語の真相を楽しみながらも徐々に状況が悪化する(難易度が高くなる)絶望感を味わいながらプレイができます。これらは通常のボドゲでは得られないレガシーシステムならではの特別な体験ですので、是非プレイをお勧めします。
赤箱、青箱が存在しますが、どちらも内容物は同じで外観が異なるのみです。再販されていればラッキーなので購入をお勧めします。
内容的にはネタバレできませんが、予想だにしない終盤を迎えることとなります。
変更要素
・レガシーシステム搭載で、パンデミックの毎プレイが続くシナリオに影響する、経時的な要素の開放等がある。
【独立/レガシー】パンデミック:レガシーシーズン2
(おすすめ度:5)


次も独立セットの「パンデミック:レガシーシーズン2」です。
本作品も独立セットで基本セットなしで遊べます。また、レガシーシステムが搭載されており、12ヶ月に渡る一度きりの物語と同時進行でプレイを行います。
シーズン0の立ち位置とは異なり、シーズン2はシーズン1の後日談で、シーズン1の世界観の続きになります。映画版バイオハザードがイメージとしてはピッタリで、ウイルスが蔓延し荒廃した後の世界ですね。そのため、コチラの作品のプレイはシーズン1のプレイ終了以後がオススメです。
あらすじ通り、マップ自体も今までの世界とは異なり、ウイルスから隔離された海上都市をマップとしてパンデミックの世界に足を踏み入れることとなります。

また新たな体験ができると思うとワクワクしちゃうね!
変更要素
・ウイルスから隔離された海上都市が舞台
・レガシーシステム搭載で、パンデミックの毎プレイが続くシナリオに影響する、経時的な要素の開放等がある。
【独立/亜種】パンデミック:イベリア
(おすすめ度:4)


次は独立セットの「パンデミック:イベリア」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。基本セットのパンデミック作品の亜種的な立ち位置で、舞台設定の変更に伴う通常要素の変化や追加要素があります。
具体的には、本作品は19世紀半ばヨーロッパに属するイベリア半島が舞台となっており、舞台設定に合わせてワクチンや飛行機の廃止がされています。それに代わり、鉄道や船での移動がメインとなっていたりします。
個人的に基本セットと同等以上に楽しめましたが、拡張セットの適用が出来ないことを踏まえておすすめ度4としました。シリーズで1作しか購入しない、のであればコチラを購入しても問題ないと思います。
変更要素
・19世紀半ばのヨーロッパに属するイベリア半島が舞台。
・舞台設定に合わせた「飛行機」「ワクチン」の廃止、「鉄道」の敷設、特殊なウイルス「マラリア」の存在などがある。
【独立/亜種】ライジングタイド
(おすすめ度:3)


次は独立セットの「パンデミック:ライジングタイド」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。基本セットのパンデミック作品の亜種的な立ち位置で、舞台設定の変更に伴う通常要素の変化や追加要素があります。
本作品は「オランダ」が舞台であり、海抜の低い国であることから海からの洪水、河の氾濫の危機と隣り合わせです。
タイトルのrising tideとは「高潮」を意味し、こうした状況が舞台設定であることを示しています。
なので、今までは「ウイルス」との闘いがメインでしたが、全く異なる「自然」との闘いを行うことになります。
国中に水路が張り巡らされたオランダの美しい景色を一度は見てみたいですね。
変更要素
・オランダが舞台で、「水害」との闘い。
・ウイルスが「水」に代替され、堤防による「水」の進行妨害を行いつつ、4都市に水害対策建築物を設置するのが目的。
【独立/亜種】ローマの落日
(おすすめ度:3)


次は独立セットの「パンデミック:ローマの落日」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。基本セットのパンデミック作品の亜種的な立ち位置で、舞台設定の変更に伴う通常要素の変化や追加要素があります。
本作は一気に時代が変わり、5世紀当初の「ローマ帝国」が舞台です。ライジングタイドと同様に「ウイルス」との闘いではなく、今回は「蛮族」との闘いに変化します。また、パンデミックはプレイヤーのアクション選択による知略要素がそれなりに成否を占めていましたが、本作ではダイスロールの要素も介入し、他作品よりも運要素が大きくなっています。ランダム性が好きな方にはオススメします。
変更要素
・5世紀当初のローマ帝国が舞台で、蛮族との闘いに変更。
・成功可否にダイスロールの要素も介入し、よりランダム性が強くなった作品
【独立/ライト版】ホットゾーン
(おすすめ度:1)


次は独立セットの「パンデミック:ホットゾーン」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。本作はパンデミックのライト版の立ち位置です。主な要素変更はマップは北アメリカのみ、ウイルスが3種になりました。
確かにプレイ時間は短縮されましたが、ボドゲは準備時間も含むのでトータルとして大幅な時間短縮になっておりません。ぶっちゃけ「パンデミック:新たなる試練」の基本セットと同様に中量級カテゴリ。それならプレイがより深い基本セットを購入するのでは…と思います。
やや行うべきこと、見るべきことが単純になっているので、年齢層低めのプレイヤーで楽しむ、というのが目的かもしれません。
変更要素
・「パンデミック」のライト版
・マップが北アメリカのみに変更、ウイルスが3種に変更
【独立/カード版】接触感染
(おすすめ度:2)


次は独立セットの「パンデミック:接触感染」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。
本作はなんとパンデミックが「カードゲーム」になりました。そして設定も大きく変わり、プレイヤーは「ウイルス」側になり、より凶悪なウイルスへと成長させ、多くの都市に感染させた方が勝ちという対戦型です。

プレイヤーはとうとう「ウイルス」になってしまったのか…!
「パンデミック」作品ともはや全く異なる作品なので、別ゲームであることを理解したうえで購入、楽しむ必要があります。
変更要素
・「パンデミック」のカードゲーム版かつ対戦型(協力型でない)
・ウイルスを強化し、より多くの都市に感染させたプレイヤーが勝利。
【独立/ダイス版】完全治療
(おすすめ度:4)

次は独立セットの「パンデミック:完全治療」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。
本作はパンデミックが「ダイスゲーム」になりました。
「接触感染」ではカードゲームへの変更と、設定そのものの大きな変更で別ゲーと化していましたが、コチラの作品はパンデミックの設定をしっかり踏襲した良い「ダイスゲーム」への派生を遂げている、と個人的に思います。
パンデミックの「ウィルス増加」「ウィルス除去」「ワクチン生成」がダイスアクションに変更となり、それに伴って各職業の能力もダイスに関連した特徴的なものへと変化しています。
変更要素
・「パンデミック」のダイスゲーム版で協力型。
・パンデミックの設定に準拠し、「ウィルス増加」「ウィルス除去」「ワクチン生成」がダイスアクションに変更。
【独立/リアルタイム版】迅速対応
(おすすめ度:4)


次は独立セットの「パンデミック:迅速対応」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。
本作はパンデミックが「リアルタイムゲーム」になりました。次々と派生品を展開できるのはパンデミックが名作たる所以でしょうか。
今作では砂時計を用いて制限時間を設け、「リアルタイム」でパンデミックに対処することとなります。
なので、それに合わせて舞台も巨大航空機に変化し、物資の生産と地域への投下により解決を目指す作品となっています。
「リアルタイム」版なので、じっくり知略を巡らせ最善策を…なんてしてる暇もなく、臨機応変な即断即決が求められます。
面白いゲームシステムの変化だと思います。ただ何度も連続でプレイはできないかも(笑)。
変更要素
・「パンデミック」のリアルタイム版で協力型。
・パンデミックの設定に準拠し、迅速な物資の生産と投下を行う。
【独立/亜種】クトゥルフの呼び声
(おすすめ度:4)


次は独立セットの「パンデミック:クトゥルフの呼び声」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。
本作は「クトゥルフ神話」とのコラボ作品で、ウイルスが「クトゥルフ信者」に変化し、アウトブレイクが「オールドワンの覚醒」となっています。
変更要素
・「クトゥルフ神話」とのコラボ版で協力型。
・「装備」や「能力」がコラボならではのユニークなモノに仕上がってます。
【独立/キャンペーン】スターウォーズ・クローンウォーズ
(おすすめ度:4)

次は独立セットの「パンデミック:スターウォーズ」です。
本作品は独立セットなので単独で遊べます。
本作品は「スターウォーズ」とのコラボ作品であり、現在発売されている作品の中で唯一の「キャンペーン型」作品ですね。
キャンペーン型とは、連続したシナリオに沿って毎回「異なるプレイ条件」が楽しむことができる作品です。レガシー型とは異なり過去プレイの結果をシナリオに反映することはありませんが、コンポーネントの破壊を伴わない非破壊で楽しめ、通常型のプレイにシナリオが付随して初期条件などが変更になることで各プレイに刺激を与えるモノとなります。通常型とレガシー型の中間に位置するのがキャンペーン型です。
本作ではウイルスではなく「ドロイド軍団」との対戦が、4つのシナリオに沿って展開されます。
変更要素
・「スターウォーズ」とのコラボ版で協力型。
・キャンペーン型で4つのシナリオに沿って各プレイ異なる環境で戦う。