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【攻略】指輪物語:運命の旅「キャラクター」紹介

本記事ではレビュー記事では共有しきれなかった「指輪物語:運命の旅」のキャラクターについて触れます。

さっそく、“キャラクターの一覧“”各特殊能力“についてまとめていきますよ!

ぼどわん

ぼどわん(当サイトの運営者)

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指輪物語の紹介記事遊び方レビューに関してはコチラから!

ボードゲーム 紹介

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ボードゲーム レビュー

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キャラクター一覧

本作品には指輪物語の中で活躍した主要人物の13種キャラクターが登場します。各キャラクターは2~3種の特殊能力を持ち、どのキャラクターを組み合わせてプレイするかによって攻略方針や戦術は大きく変化します。この点が、本作品の高いリピート性を支える要素となっています。

キャラクターの特殊能力は大きく以下の4種類に分類されます

盤面制圧能力:自軍の部隊駒を「友情」コスト無しで増強可能
・部隊量産による盤面の安定化、敵軍殲滅や目的カード達成に大きく貢献
・敵軍の自滅を誘う小技が使いやすくなる
・本作で最も汎用性高く優れた能力の1つ

敵軍除去系能力:戦闘ロールの有利化や、シンボルと引き換えに除去など
・敵部隊の殲滅を容易にするが、自軍増加系能力に比べるとやや汎用性は劣る

トークン獲得系能力:1ターンに1度特定トークンを獲得
・フロド操作プレイヤーは隠密や抵抗の入手安定化は効果絶大
・勇気の入手は敵拠点占領に重要で、戦略上強力

移動、特殊効果系能力:追加移動や捜索ロール無効化など
・移動効率やアクション効率を向上させる能力など
・特にガンダルフは1アクションで2マス移動可能で遊撃的に活躍
・戦術が大きく変わる

フロドとサム【評価:5】

指輪物語の主人公であるフロドとサムは1つの指輪の破壊の責務を持つ使用必須キャラクターであり、サウロンの目から逃れて敵地への潜入を行う必要があるので能力的にはサポートタイプです。出生地はマップの左上のホビット庄に位置します。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

フロドとサムの能力

  • パッシブ
    フロドが移動した時、手番プレイヤーは「隠密」を支払うか、移動先で「捜索ロール」を行わなければならない。
  • エルロンドの支援
    手番ごとに1回、フロドが準備した時、そのカードに示されている地域の安息地にフロドがいる場合、サプライから「友情」トークンも得る。
  • サムの助力
    捜索ロールを行うたびに、あなたは「友情」を支払って、同数の「疲弊」or「発見」を無視できる
  • 指輪を身につける
    捜索ロールを行う前に、すべての冥王軍部隊駒を無視することができる。そうした場合、希望を1失い、フロドがいる地域にサウロンの目を移動させる。

原作では、世界の庭師を目指すサムの活躍がとても印象的だったよね!終盤ではシェロブを単独で撃破するなど、フロドにとってこれ以上ない相棒だったと言えるかも。フロドは作中でも何度も指輪を身に着け姿を消してたけど、力の余波によりサウロンの目を引いてしまってたよね。能力で言えば「指輪を身に着ける」のように作中の描写が丁寧にボドゲに落とし込まれているよ!

攻略ポイント

基本的にフロドとサムを使用するプレイヤーは、「隠密」と「抵抗」シンボルを集めながら、マップ左下に位置する敵拠点への潜入を目指すことになります。

フロドとサムは、ナズグールが2体存在するエリアドールからスタートするため、長く留まると捜索ロールによって希望を失うリスクがあります。そのため、初期手札に「隠密」がある場合は、早めにエリアドールを離脱するのが無難です。一方で、「友情」シンボルを所持していれば、捜索ロール前提で一気に移動してしまうのも有効な選択肢となります。

能力面では「エルロンドの支援」が非常に強力です。手札の内容とフロドとサムの現在位置を見比べながら追加の「友情」獲得を狙うことで、勝利条件である「1つの指輪の破壊」に向けて安定した体制を整えることができます。

なお、フロドとサムを担当するプレイヤーは、盤面状況によって移動が制限される場面が多くなりがちです。そのため、該当プレイヤーはアタッカー役のキャラクターをペアで編成するのが最も安定します。

メリーとピピン【評価:2】

メリーとピピンはフロドとサムの同郷出身の友人です。サポート系キャラクターで、マップ左上に位置するホビット庄の出身です。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

メリーとピピンの能力

  • 忠実な友人
    アクション(手番ごとに1回):サプライから「友情」トークンを1枚得る
  • 陽動
    随時(アクションでなく任意のタイミングで使用可能):メリーとピピンがいる地域にナズグール駒が3体以下しかない場合、「友情」シンボルを支払い、その地域にナズグール駒を2個まで移動させることができる。
  • 1曲歌って!
    アクション:フロドがいるスペースにメリーとピピンがいる場合、「友情」3つ支払って希望を2得る

ロドの友人でありながら、命懸けの旅に迷わず同行し、旅の一行の盛り上げ役として印象的だったメリーとピピン。まさにフロドの忠実な友人だね。酒場はもちろん、まさかのデネソールの前でも一曲披露する彼らの姿が、能力としてしっかり落とし込まれているよ。

攻略ポイント

サポート系であるメリーとピピンを採用した場合、戦闘向きキャラクターの比率が下がるため、冥王軍部隊駒の処理が遅れがちになります。長期戦になると不利になりやすいため、基本的にはメリーとピピンの能力でナズグールのヘイトを集め、フロドの移動を支援する役割を担うことになります。

また、スタート位置がフロドと同じエリアドールである点は重要です。フロドとペア使用ではない場合は、「隠密」シンボルが腐ることが多いので、最初から活用して早めにエリアドールからの離脱を手助けする動きが有効となります。

さらに、能力によって希望の回復も比較的容易に行えるため、あえて一部の自拠点を手放し、防衛範囲を絞ったうえで目的の達成を優先する、という判断も有効な選択肢でしたね。

ガンダルフ【評価:5】

ガンダルフは、ホビット庄に訪れ、フロドに冒険譚を語り憧れを抱かせた賢者。能力は遊撃に優れたアタッカーで、フロド達と同じエリアドールに位置するサルバドがスタート場所です。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

ガンダルフの能力

  • ミスランディア
    ガンダルフが招集した時、そのスペースに部隊駒を2個まで追加する
  • 飛蔭
    ガンダルフが単独で移動した時、2つ先のスペースに移動することができる。このとき、特殊な道を使うことはできない。
  • 光と焔
    戦闘ロールが行われたときにガンダルフがいる場合、「勇気」を支払って、同じ数の戦闘ダイスを任意の結果に変更することができる。

ガンダルフは「灰色のガンダルフ」と呼ばれ、エルフ後では「ミスランディア」。能力にもある飛蔭(とびかげ)はガンダルフの愛馬のこと。作中では遊撃的に単独で移動、要所で仲間に合流し陣頭指揮を執り、数々の戦いを勝利に導いたという姿が能力となっているね。

攻略ポイント

ガンダルフは、保有する3つの特殊能力がいずれも非常に優秀で、盤面に存在するだけで広範囲の冥王軍部隊駒を処理できる強力なキャラクターであり、扱いやすいため初心者向きです。

プレイ中盤以降は、目的達成に向けてマップ中央へ戦力が集中しがちですが、その結果、上部に位置するホビット庄・裂け谷・エレボールといった広範囲の防衛が煩雑になります。こうした局面において、友情を上手く温存しつつガンダルフを待機させておくことで、非常に対処しやすくなります。

アラゴルン【評価:4】

アラゴルンはガンダルフと並び、サウロン打倒の旅のリーダー的ポジションとして活躍する初期メンバーです。能力はアタッカー系で、フロドたちと同じエリアドール地域の風見が丘からスタートします。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

アラゴルンの能力

  • 北方の野伏
    捜索ロールが行われたときにアラゴルンがいる場合、捜索ダイスを1個振りなおすことができる
  • 西軍の大将
    戦闘ロールが行われたときにアラゴルンがいる場合、出た「敗走」ごとにそのスペースから2個まで冥王軍部隊駒を取り除く
  • アンドゥリル
    アクション:最低1つの目的が達成されている場合、アラゴルンがいるスペースから冥王軍部隊駒1個取り除く

アラゴルンは、実質的な初代ゴンドール王である「イシルドゥル」の世継。そんな高潔な血筋を持ちながら、フロドと出会うまではガンダルフと協力し、水面下でサウロン打倒を目指して放浪の旅を続けていたよ。かつてサウロンの手から「一つの指輪」を奪ったイシルドゥルの折れた剣を、再びサウロンを打倒すべく鍛え直した剣こそが「アンドゥリル」だよ。

攻略ポイント

アラゴルンは戦闘、サポートの優秀な能力が揃っているものの、状況判断が重要な中級者向けのキャラクターです。

スタート位置は、フロドが開始するホビット庄から近い風見が丘となっており、捜索ロールの軽減能力を活かすことで、序盤からフロドをやや強引に前進させる動きが可能です。また、戦闘時の追加除去やアクションによる除去能力により、友軍部隊駒の有無を問わず敵軍を殲滅できるため、遊撃的な立ち回りでも高い活躍が期待できます。

一方で、自身でシンボルを獲得する能力は持たず、戦闘とサポートのどちらに寄せるかは常に盤面次第となります。選択肢が多い分、状況に応じた最適解を見極める判断力が求められるキャラクターでしたね。

レゴラス【評価:3】

レゴラスはエルフ族で、エルロンドの会議にて集った1つの指輪の破壊に向けた旅の初期メンバーです。能力はサポート寄りのアタッカーで、闇の森地域に属する森の王国出身です。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

レゴラスの能力

  • 静かに歩く
    アクション:サプライから「隠密」トークンを1枚得る
  • 確かな一射
    随時:「隠密」を支払い、レゴラスがいる(または隣接)スペースから冥王軍部隊駒1つ取り除くか、同地域にあるナズグール駒1個をモルドールに移動させる
  • 鋭い視力
    手番ごとに1回、レゴラスが「準備」したとき、冥王軍デッキの一番上のカードを見る

作中では、鋭い遠視による敵の警戒と、弓矢による正確かつ強力な攻撃で敵を次々と薙ぎ倒す姿がとても印象的だったよ。常に一歩先を見据えて仲間を守り、危なげなく大仕事をやってのけるその立ち回りは圧巻。本作の能力では、正直その有能さを表現しきれていないと感じるほどだよ。

攻略ポイント

レゴラスは、「1つの指輪の破壊」に向けて、フロドの移動や敵地への潜入に多く必要となる「隠密」を安定して獲得できるキャラクターです。スタート位置は森の王国とやや孤立した場所になりますが、マップ中部で合流し、フロドの目的達成を支援するサポート的な立ち回りが求められます。

能力により「隠密」を支払って冥王軍部隊駒の除去も可能ですが、除去効率は高いとは言えません。無理に敵を減らすよりも、ナズグールを除外して捜索ロールのリスクを下げる運用の方が効果的です。

フロドとペアで運用する場合は隠密不足を気にせず立ち回れる点が大きな強みですが、フロドと組まない場合はやや扱いづらいキャラクターとも言えるでしょう。

ギムリ【評価:4】

ギムリはドワーフ族で、上述したレゴラスと同様にエルロンドの会議にて集った1つの指輪の破壊に向けた旅の初期メンバーです。制圧系の能力を保有し、ドワーフエリアのマップ右上に位置するエレボールがスタート場所です。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

ギムリの能力

  • グローインの息子
    ギムリがドワーフスペースで招集したとき、「友情」を支払う必要は無い
  • ドワーフの手業
    アクション:サプライから「勇気」トークンを1枚得る

作中では終始すっとぼけた雰囲気をまとい、どこか危なっかしい戦いぶりを見せつつも、ドワーフとしての高い戦闘力でレゴラスと競い合いながら敵を豪快に殲滅していくよ。登場時間は長いものの、強烈に尖った印象を残すタイプではないせいか、本作では能力への落とし込みがやや雑に感じられるのは少し残念かな(笑)

攻略ポイント

ギムリは特殊能力が2つと一見すると控えめですが、いずれも非常に強力で、初心者にも扱いやすいキャラクターです。

本作において、友情を支払わずに友軍部隊駒を招集できる盤面制圧系の能力は非常に重宝します。それだけでも十分に強力ですが、さらに勇気トークンを獲得できる能力も備えており、敵拠点の占領を大きく加速させることが可能です。敵拠点の占領が進めば冥王軍部隊駒の増加は一気に鈍り、盤面のコントロールが格段に楽になります。通常は勇気シンボルの獲得がボトルネックとなり、拠点占領が思うように進まないケースも少なくありませんが、ギムリを採用することで、盤面制圧と敵拠点占領を同時に容易にできる点が大きな強みと言えるでしょう。

欠点を挙げるとすれば、能力による招集がドワーフエリア限定であり、戦闘が発生しやすい地域からやや離れている点です。そのため、ギムリは放置せず、意識的に前線へ連れていく必要があります。

運用としては、ギムリをマップ上部から敵を殲滅しつつ友軍部隊を牽引し、そのままモリア、ドル・グルドゥア方面へ進軍して冥王軍の砦を攻略していく動きが、最も安定した戦略となります。

ゴクリ(別称ゴラム、スメアゴル)【評価:1】

ゴクリは「1つの指輪」の前々所持者で、その力に憑りつかれ醜い姿となった人物。敵地モルドールまでの道に詳しく、案内役としてフロドと共に行動するものの…。能力は完全にサポート系で、マップ上部真ん中の冥王軍の砦の1つ、モリアがスタート位置です。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

ゴクリの能力

  • パッシブ
    ゴクリは招集、攻撃、占領できず、移動時に友軍部隊駒を連れていけない
    あるスペースにゴクリかフロドか友軍部隊駒が移動(または追加)したとき、そこにそれらがすべている場合、希望を1失う
  • 案内役
    捜索ロールが行われるときにゴクリがいる場合、捜索ダイスを3個減らす
  • こそつき
    アクション:捨て札置き場から任意の「隠密」カードを1枚得る
  • 狡猾
    ゴクリは安息地にいない場合でも準備できる。ゴクリが準備した時、共にある冥王軍部隊駒1つを隣接スペースに移動させることができる

能力面は、まさにゴクリの行動や内面そのものを体現した内容になっているよ。特にパッシブ能力は、フロドと共に敵地モルドールを目指す道中で、「一つの指輪」の力によって目覚めた裏人格に同調し、旅に悪影響を及ぼしていく描写が忠実に落とし込まれているのが印象的だね。また、サムとの対立シーンで見せたゴクリの「こそつき」が能力として再現されている点も、原作ファンにはグッとくるポイントだよ。

攻略ポイント

ゴクリは、非常に特殊な役割を持つサポートキャラクターであり、上級者向けのキャラクターです。

フロドと共に行動することで真価を発揮しますが、友軍部隊駒が存在するスペースでは希望を失ってしまうため、常に移動が制限される点が大きな特徴となります。さらに、ゴクリを採用すると戦闘に直接関与できないキャラクターが2人となり、盤面コントロールの難易度が上昇します。その結果、移動制限がさらに厳しくなるという負のスパイラルに陥りやすい点には注意が必要です。

目的カードが敵の殲滅を求めない内容で、戦闘の必要性が比較的低いシナリオでは強力に機能しますが、基本的には扱いづらく、正攻法で進めるのが難しいキャラクターと言えるでしょう。

運用のポイントとしては、ゴクリの能力で捜索ロールを妨害しつつ、フロドの移動を強引に進めていくことが重要になります。隠密を確保しながら敵拠点への潜入を果たし、長期戦は避けて目的達成を最優先に行動することが攻略の鍵です。敵の進軍は最小限に抑え、スピード重視での立ち回りが求められます。

アルウェン【評価:4】

アルウェンは、旅の序盤にナズグールによって負傷したフロドを裂け谷に導き、窮地を救った、エルロンドの娘です。能力は招集に優位性を持つ制圧系のキャラクターで、マップ上部中央の裂け谷がスタート位置になります。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

アルウェンの能力

  • 夕星姫
    アルウェンがエルフスペースで招集したとき、「友情」を支払う必要は無い
  • 援軍を送る
    アルウェンが準備した時、そのカードに示されている地域にキャラクターがいる場合、アルウェンがいるスペースにあるエルフ部隊駒1個をそのキャラクターがいるスペースに移動させることができる
  • 助言を与える
    あなたの手番ごとに1回、アルウェンが安息地で交友したとき、あなたが与える(または受け取る)カードはその地域に一致している必要は無い

原作では物語が始まった当初からアラゴルンと恋仲にあったのが驚き。また、重傷を負ったフロドを救う途中でナズグールと一線を交えたのが唯一の戦闘描写だったけれど、ナズグール達に追われながらも呪文で押し戻したのが印象的だったね!その後は旅に同行せずともアルウェンの存在がアラゴルンの精神的な柱になっていたよ。

攻略ポイント

アルウェンは、エルフスペースでのノーコスト招集を可能とする盤面制圧系キャラクターであり、初心者にも扱いやすい性能を備えています。

エルフスペースはマップ中央に位置し、敵拠点であるモリアやドル・グルドゥアにも近接しています。そのため、ノーコスト招集によって友軍部隊駒を効率良く量産でき、冥王軍の砦占領を非常にスムーズに進めることが可能です。マップ上部の防衛は中盤以降やや手薄になりがちですが、狙われやすい自拠点がエルフスペースである点はむしろ好相性と言えます。事前に部隊を集結させて迎撃体制を整えやすく、エルフのノーコスト招集能力の価値は非常に高いものがあります。

さらに、「助言を与える」の能力によって「隠密」や「抵抗」のシンボルをフロド担当プレイヤーへ安定して供給できる点も、アルウェンの評価を押し上げる大きな要素です。

基本的な攻略方針としては、裂け谷で部隊を量産しつつ南下し、勇気が十分に揃っていればモリア、ドル・グルドゥアラインの制圧を狙うのが安定します。一方で、勇気シンボルの集まりが悪い場合は、量産した部隊をモリアやドル・グルドゥアの進軍先に1体ずつ配置し、敵に戦闘を強要して自滅を誘う立ち回りが有効です。これにより、無駄なアクション消費を抑えつつ、対処が煩雑になりがちなマップ上部の管理を効率良く行うことができます。

ガラドリエル【評価:2】

ガラドリエルはモリアを抜けてきた旅の一行をローリエンに匿い、疲れを癒した人物です。能力はサポート系で、マップの中央やや上に位置するローリエンがスタート場所になります。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

ガラドリエルの能力

  • 光の奥方
    随時:安息地にいる間、あなたは「隠密」を支払い、ゲームの準備中に選ばれなかったイベントカードをランダムに1枚引くことができる
  • ガラドリエルの鏡
    アクション:プレイヤーデッキの上からカードを4枚まで表向きにする。それらの任意の順番でプレイヤーデッキの上に戻す
  • ネンヤ
    戦闘ロールが行われたとき、ガラドリエルと最低1個のエルフ部隊駒がいる場合、戦闘ダイスを1個まで振りなおすことができる

能力の3つ目である「ネンヤ」は、「一つの指輪」に次いで強力とされる「三つの指輪」のひとつ、「水の指輪ネンヤ」を指しているよ。ネンヤの所持者であるガラドリエルにとって、本作で直接的な戦闘力を発揮する唯一の能力が、この三つの指輪の力なんだよね。

攻略ポイント

ガラドリエルは、能力の汎用性に乏しく、全体として扱いにくさが目立つキャラクターです。

フロド担当以外のプレイヤーにとって「隠密」シンボルは持て余しがちですが、ガラドリエルはそれをイベントカードへ変換できる点が特徴です。イベントカード自体は強力なものが多く、能力の発想としては非常に面白いものの、内容がランダムである以上、状況に噛み合ったカードを引ける保証はありません。そのため、どうしてもギャンブル性が高く、安定した強さにはつながりにくい印象です。

もう一つの汎用的な戦闘補助能力も決して弱くはありませんが、これ単体で盤面を動かすほどの影響力はなく、結果として2キャラクターを同時に操作する“サブポジション”的な立ち回りに収まりがちです。

目的カードによっては「空が暗くなる」の位置把握が重要になる場面もあり、その場合には確認能力が明確に刺さります。しかし、そうした限定的な状況を除くと、総じて能力の汎用性が低く、パワー不足を感じる評価となりました。

運用としては、サブキャラクターとしてエルフスペースに配置し、敵の侵攻に備えつつ、イベントカードの獲得や「空が暗くなる」の位置把握で盤面を支援する形が現実的です。主導権を握るというよりは、状況次第で影響力を発揮する補助役として割り切った運用が求められるキャラクターと言えるでしょう。

エオメル【評価:3】

エオメルは後述するエオウィンの兄であり、セーオデンの甥です。能力は遊撃アタッカー系で、マップ中央のイーストエムネトがスタート位置になります。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

エオメルの能力

  • ローハンの乗り手
    手番ごとに1回、エオメルがアクションを実行するとき、エオメルは追加の移動アクションを1回実行することができる。
  • マーク軍団長
    戦闘ロールが行われたとき、エオメルと最低1個のロヒルリム部隊駒がある場合、友軍部隊駒1個の喪失を無視する。

エオメルのキャラクターイラストは映画の人物像と少し乖離があるね(笑)
能力は遊撃系で、常に軍を率いて移動→敵の殲滅を繰り返していた描写を落とし込んでるね。一方で、作中の活躍とは裏腹にやや控えめな能力な気もするよ。

攻略ポイント

エオメルは、機動力を活かして盤面を駆け回る遊撃型の中級者向けキャラクターです。

移動能力と戦闘補助能力を併せ持つ点はガンダルフに近く、危険箇所へ即座に介入できる遊撃アタッカーとして設計されています。ただし、ガンダルフの能力があまりにも強力なため、どうしても比較すると見劣りしてしまうのが正直なところです。

一方で、エオメルの追加移動は友軍部隊駒を同伴できる点が大きな強みです。これにより、単独では対処しづらい危険地帯にも戦力をまとめて投入でき、迅速な敵処理が可能になります。また、ロヒルリム部隊が存在すれば喪失を無効化できるため、消耗を抑えつつ前線に立ち続けられるのも魅力です。

スタート位置はエルフスペースとゴンドールスペースの中間にあり、友軍部隊駒を回収しやすい配置となっています。そのため、能力を活かしながら各地を転戦し、敵部隊の殲滅を狙いやすいキャラクターと言えるでしょう。

基本的な運用としては、エルフ駒やゴンドール駒を回収しつつ、最低1体のロヒルリム部隊を温存することが重要になります。ロヒルリムを核に据え、他種族の部隊を犠牲にしながら粘り強く危険箇所を処理していく形が基本です。結果として、マップ中央から上部にかけての防衛や立て直しを任される場面が多くなるでしょう。

エオウィン【評価:4】

エオウィンは上述のエオメルの妹でローハン地域の姫君です。能力はまさかの制圧系で、唯一ナズグールを処理できる能力の持ち主。スタート位置はマップ中央のローハン地域の王都エドラスです。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

エオウィンの能力

  • ローハンの盾持つ乙女
    エオウィンがロヒルリムスペースで招集した時、「友情」を支払う必要は無い
  • わたしは生き身の人間の男ではない!
    戦闘ロールが行われたときにエオウィンがいる場合、出た「ナズグール!」ごとに、その地域にあるナズグール駒1個をゲームから除外する(友軍部隊駒の喪失は無し)。

エオウィンはアラゴルンに恋い焦がれていたのが印象的で、アラゴルンがアルウェンとどちらを選ぶのがドキドキしたよ。物語の終盤では姫君ながらも変装して戦地に赴き、ナズグールの首領である魔王の討伐に大きく貢献したのは忘れられないね。

攻略ポイント

エオウィンは、ロヒルリムスペースでノーコスト招集が可能な盤面制圧型のキャラクターで、初心者でも扱いやすい性能を持っています。

ロヒルリムスペースはマップ中央に位置しており、アイゼンガルト → ヘルム峡谷という2マスの超至近距離で、冥王軍の進軍によって安息地陥落の危機に晒されやすいエリアです。このルートへの対処はロヒルリムスペース最大の課題であり、それを容易にする点こそがエオウィンの最大の価値と言えるでしょう。ノーコスト招集によって防衛用の友軍部隊駒を即座に展開できるため、進軍を受けても立て直しがしやすく、中央ラインの安定感が大きく向上します。さらに、原作通りナズグールを唯一討伐可能な能力を持つ、非常にレアなキャラクターである点も見逃せません。

一方で欠点も明確です。アイゼンガルトからの進軍ルートは、ヘルム峡谷を除けば致命的な脅威になりにくく、過剰防衛になりがちな点が挙げられます。また、ロヒルリムスペースから他の主要戦闘拠点へのアクセスはあまり良くなく、招集後は部隊を運ぶためのアクションが必要になります。加えて、ナズグールの討伐能力は狙って発動させるのが難しく、1プレイ中に何度も活用できるわけではありません。

エオウィンを採用する場合の基本方針は、アイゼンガルトを速攻で陥落させて安息地化することです。これにより、友軍部隊を褐色国周辺に配置するだけで、マップ左側の脅威をほぼ完全に排除できます。その後は、脅威をモリアおよびドル・グルドゥアのラインに限定し、他プレイヤーと役割分担しながら安定した進行を目指すのが理想的な立ち回りとなります。

ボロミア【評価:5】

ボロミアは敵地モルドールの横に位置するゴンドール地域の総大将として活躍する人物であり、ゴンドールの執政デネソールの長子です。旅の仲間の初期メンバーでもあります。能力は制圧系で、スタート位置はゴンドールの首都ミナスティリスです。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

ボロミアの能力

  • 執政の世継ぎ
    ボロミアがゴンドールスペースで招集したとき、「友情」を支払う必要は無い
  • ゴンドールの英雄
    ボロミアが占領したとき、支払う「勇気」を1減らす
  • 力に惑わされる
    ボロミアが交友アクションに参加しているとき、あなたは「抵抗」を与えることはできない

ボロミアは作中で旅の初期メンバーでありながら早々に退場した悲しい人物。でも物語の終盤まで話には挙げられ、想像以上に実績のある人物であることが判明するよね!でも、能力にもあるようにフロドの持つ「1つの指輪」の力に魅了されてしまう意志の弱さが露呈するのが一番印象的だね。明確な味方サイドキャラでは唯一のデメリット持ちだね(笑)

攻略ポイント

ボロミアは、ゴンドールスペースでノーコスト招集が可能な盤面制圧系キャラクターで、初心者でも扱いやすい非常に高性能なキャラクターです。

スタート地点となるミナス・ティリスは、敵地モルドールに近接した安息地です。進軍ラインとしての距離自体はやや遠いものの、敵地から大軍が押し寄せやすい立地であり、放置すると一気に盤面が悪化しやすい重要拠点でもあります。一方で、最終的にフロドが敵地へ潜入することを考えると、モルドール入口付近の敵勢力を削っておくことは「隠密」の温存にも繋がり、攻略上きわめて重要な役割を担います。

ボロミアはノーコスト招集によってゴンドール部隊を柔軟に展開できるため、このエリアの制圧と維持を非常に得意とします。敵の大軍が押し寄せやすいという性質上、ゴンドール部隊を1体ずつ各スペースに配置して戦闘を誘発し、敵軍の自滅を狙うといった小技を使いやすい点も強力です。加えて、敵拠点の占領コストを軽減する能力も備えており、盤面制圧・防衛・拠点攻略のすべてで仕事量が非常に多く、「過労死を心配したくなる」ほど活躍の場が多いキャラクターと言えるでしょう。

能力上のデメリットはほぼなく、欠点と呼べる点はごく僅かです。強いて挙げるなら、目的カードの内容によってはボロミアがゲーム途中で離脱する可能性がある点のみがリスクとなります。

運用方針としては、ミナス・ティリスで友軍部隊を招集しつつ、アイゼンガルト方面への警戒と周辺スペースへの部隊配置を並行して行いながら北上し、最終的にモリアおよびドル・グルドゥアを占領していくのが基本戦略になります。盤面制圧系キャラクターの中でも、エルフスペースのアルウェンと並び、ゴンドールスペースでの招集能力は一段抜けた安定感を持つキャラクターです。

ファラミア【評価:2】

ファラミアはボロミアの弟で、執政デネソールの次子です。能力は遊撃アタッカーで、兄のボロミアと同じくスタート位置はミナスティリスです。

キャラクターのあらすじ

特殊能力

ファラミアの能力

  • 奇襲
    ファラミアが最低1個の友軍部隊駒を連れて移動アクションを実行した時、移動先で追加の攻撃アクションを1回実行することができる。そうした場合、支払った「隠密」ごとに戦闘ダイスを「敗走」に変更する
  • 隠密行動
    ファラミアが特殊な道を通って移動アクションを実行した時、支払うシンボルを1減らす
  • エルダールの叡智
    アクション:ファラミアが安息地にいるとき、その地域名が示されている「抵抗」カードを捨て札置き場から1枚得る

兄ボロミアとは強い絆で結ばれており、父デネソールから冷たく扱われるファラミアを、唯一理解し支えていた存在がボロミアだったんだよね。その兄を失ったファラミアの心境は、計り知れないものがあるよ。
フロドの持つ「一つの指輪」を利用して敵を殲滅しようと考える場面もあるけれど、冷徹になりきれず、そこに情がにじみ出てしまうのが彼の優しさ。作中でもその人柄ははっきり描かれていて、劣勢の中でも戦い続けた姿が能力面にしっかり反映されているね。

攻略ポイント

ファラミアは、部隊を率いて遊撃的に立ち回ることができるキャラクターで、扱いには判断力が求められる中級者向けの性能です。

移動と攻撃を1アクションで同時に行える能力に加え、「隠密」を支払うことで戦闘結果を操作できる《奇襲》により、危険なエリアを素早く処理できるのが最大の特徴です。一方で、この隠密消費が大きな制約となるため、フロドと同じプレイヤーで採用すると、指輪破壊に向けて大量に必要となる隠密を圧迫してしまいます。そのため、基本的にはフロドを担当しないプレイヤーでの採用が前提となるキャラクターです。

もう一つの特徴である「特殊な道」の利用コスト軽減は、マップ上部のモリア周辺では一定の活躍を見せるものの、汎用性はやや低めです。どちらかと言えば、この能力を活かしてフロドの敵地潜入を補助し、隠密消費を抑える動きの方が、ファラミアらしい強みを発揮できます。

運用方針としては、序盤から中盤にかけては移動攻撃を活かした遊撃役として盤面の穴埋めを担当し、危険個所の処理や敵の進軍抑制に貢献します。終盤ではフロドと合流し、そのまま共に敵地へ潜入することで、《奇襲》とコスト軽減能力を最大限に活かすのが基本戦略となります。フロド担当プレイヤーが十分な「抵抗」シンボルを確保できていれば、スピーディーなクリアを狙うことも可能です。

まとめ

各キャラクターはユニークな能力が設定されており、多岐にわたる組み合わせによって、毎回異なるプレイ体験を味わうことができます。さらに、キャラクターの能力の裏側には『指輪物語』のストーリーラインを落とし込んだ興味深い背景が描かれており、その物語を知ることで本作の世界観をより深く楽しめる点も魅力です。

その他「目的カード」についても指輪物語の出来事が落とし込まれる24種のミッションが存在し、面白いのでこちらも参考に。

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ぼどわん

二人協力ゲーム専門のレビューブログ
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