SCRAPの『ほんとうのプレゼント』のプレイが終了しました!
コチラはMystery for you(2025年12月号)に収録の作品になります。
12月号の締めくくりは、ついに“物語系”の謎解き作品でした!
12月号の前半2作品が物語無しの純粋謎解きだったこともあり、さすがに3作目は物語作品でほっとひと息。1月にプレイしたこともあり少々季節外れではありましたが、12月らしいクリスマスを舞台にした、少女とクリスマスのほんわかとした心温まる物語が描かれていましたね。
謎解きの難易度は「やや簡単」で、初心者~中級者向けの内容です。若干パズル系の要素も含まれており、単純な小謎のピースが段階的に進化していく構造は、謎解きキットならではの工夫を感じさせます。初心者にはやや難しく感じる部分もあるかもしれませんが、教科書的に取り組める、バランスの良い作品だと思います。
最終謎については、いわゆる「あるあるパターン」の1つで、初見だと少し悩む場面もあります。こうした仕掛けを知っておくのも、謎解きの経験としては面白いポイントです。ただ、個人的には、少し気になる欠陥もあり、そこは残念に感じました。
今日は12月24日、世界中でサンタクロースが忙しく飛び回るクリスマスイブ。
しかしサンタは、プレゼントを決められず悩む一人の少女のことで頭を抱えていた。
その子の名前はミユ。どうやら、サンタに本当に欲しいものをまだ伝えていないらしい。そんな時、謎解き好きのあなたのもとに、サンタから直接手紙が届く。
「ミユから手紙は届いたが、ワシの経験からするとこれは本当の願いとは思えぬ。もうクリスマスイブだというのに、彼女の本当の願いが分からん。君の力で、彼女の欲しいものを探り出してくれぬか」こうして、あなたはサンタとともに、ミユの本当の願いを見つけるための謎解きに挑むことになる――。
※本記事のストーリー紹介は、製品付属テキストの内容に基づき、筆者の表現で再構成しています。
さて、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
実際のプレイデータと評価
本作品はSCRAP社から提供される「mystery for you」の12月号に収録される謎解きになります。
本作はウェブを使用して、謎解きの解答と物語の閲覧を行います。
また、謎解きのプレイではシールを使用する部分があり、非破壊ではプレイできませんが、粘着力の弱いものなため初期状態への復元は可能でしたよ!
そんな『ほんとうのプレゼント』をクリアしたので共有します!
| メーカー | SCRAP |
| 作品名 | ほんとうのプレゼント |
| ジャンル | オフライン謎解き、キット |
| 発売日 | 2025年12月 |
| 価格 | 1,200円 |
| 推奨人数 | 1人~ |
| 目安時間 | 約1時間 |
| ひとこと | クリスマスを巡るサンタと少女の温かい物語 |
プレイデータ(人数、時間)
今回の謎解きはSCRAP謎解き経験者2人でプレイしました!
(私:謎解き中級者レベル、相方:謎解き中級者レベル)
本作品の目安時間は記載なしでしたが、66分でクリアしました!
プレイ詳細
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:66分(1時間6分)
1枚謎:21分
2枚謎:7分
3枚謎:17分
4枚謎:4分
5枚謎:17分 - 場所:自宅(オフライン)
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
| 難易度 | :2 | やや簡単 |
| 時間制限 | :1 | 時間制限なし |
| 面白さ | :3 | 物語の掛け合わせが良い |
| ボリューム | :2 | 謎解き約10問 |
| 価格 | :4 | |
| おすすめ度 | :2 |
本作品の謎解き難易度は「やや簡単」です。
謎解き経験がある程度あれば物足りなく感じるかもしれませんが、まだパターンに慣れていない初心者さんにとっては、意外と頭をひねる場面もあるかもしれません。パズル謎でよく見られる組み合わせの要素が登場するほか、最終謎では少しだけギミックを考える必要があり、程よい刺激を感じられます。
謎解きのボリュームは約10問と控えめで、長引くのは個人的には1箇所のみでした。難易度も低めなので、基本的に1時間ほどでサクッとクリアできる内容です。軽く楽しみたい方や、これから謎解きを始めたい初心者さんにはぴったりだと思いますね。
【おすすめ度:2】とした理由は、全体がいわゆる「あるあるパターン」で構成された教科書的な内容で、難易度も低め、捻りが少なかったことにあります。個人的には自分のレベルには少し物足りなかったというのが正直なところです。ただ、初心者さんにとっては学びながら楽しめる内容で、入門作としては十分おすすめできます。加えて最終謎に1つだけ気になる欠陥があり、最後の締まりがやや弱かった点も、評価を少し下げた理由の一つです。
本作品は…
・初心者向け謎解き
・“物語系”+若干“パズル系”謎解き
・クリスマスを巡るサンタと少女の心温まる物語
プレイの感想
さて、プレイ感想に移ります!
基本的に謎解きはネタバレNGなので、大雑把な感覚を共有できればと思います!
待ちに待ったクリスマス謎解き

本作「ほんとうのプレゼント」は、“物語系”謎解き作品で、少女が「本当に欲しい」プレゼントは何なのかを、サンタと一緒に謎解きを通して探っていくお話です。
12月号では他の2作品が物語無しの構成だったことに加え、1年の大イベントであるクリスマスが題材ということもあり、本作への期待値は自然と高まっていました。実際には想像していたよりもショートストーリー寄りではありましたが、少女の心情を追いながらサンタと共に四苦八苦する体験は楽しく、最後には少女の本当の願いをかなえることができて、思わず心がほっこりします。
やっぱり、締めくくりは「物語×謎解き」がしっくりきますね。
12月号を優しく包み込むような、あたたかい余韻を残してくれる一作でした。
独自設定を活用した謎解きの連続
次に、謎解き要素についての感想です。
本作品の謎解き難易度は「やや簡単」で、全体のボリュームもやや控えめに感じましたね。
本作では、STAGEを追うごとに同時に使用する謎解きピースの枚数が増えていく、少し珍しい仕様が採用されています。STAGE1では1枚、STAGE2では2枚……といった具合です。この形式自体はあまり見かけないため新鮮さはありましたが、使用するピースはあらかじめ指示されており、その点が謎解きの核心に絡んでこないため、設定をもう一歩活かしきれていない印象も受けました。
STAGE1はピース1枚で解くシンプルな小謎、STAGE2はパズル系のよく見るパターンと、序盤の流れは難易度低めながらも安定感があります。一方でSTAGE3では、やや特殊な謎解きが投入される点は面白かったものの、実際に解いてみると作業感が強めで、好みは分かれそうです。続くSTAGE4も少しあっさりしており、全体としてもう一段の盛り上がりが欲しかったところですね。
本作の大謎にあたる部分は、初心者さんにはぜひ一度体験してみてほしいタイプの仕掛けでした。毎回「え、どういうこと?」と一瞬立ち止まらされるのが、悔しくもあり楽しくもあります(笑)。そろそろ初見でパッと閃けるようになりたいものですね。
ただ、この大謎については個人的に気になる点もありました。おそらく想定では、クリスマスならではの“あるもの”が綺麗な形で完成するはずなのですが、指示の解釈次第で外側と内側が逆になってしまう可能性があります。謎自体は解けるものの、結果が反転してしまい、少し締まりのない終わり方になってしまいました。正直なところ、操作性の都合上、こちら側で解いてしまう人も多いのではないかな、と感じます。
少女の心情を垣間見て心温まる結末で終了!
実際のプレイでは、上述の通り期待感が高まった状態で本作をスタートしました。
開封すると、待ちに待った“物語系”の謎解き。舞台はクリスマスです。
少女の願いを探るため、謎解きを進めながら少しずつ物語が展開していく形式で、個人的にとても好きなタイプなんですよね。「物語×謎解き」はマンネリ化しにくく、続きが気になって自然と解くモチベーションにつながるのが良いんですよね。
12月号では他作品が「やや難しい」難易度だったこともあり、本作は難易度控えめだろうな、というのはある程度想像していました。実際、1枚謎から始まり、最終の5枚謎まで大きく詰まることはなかった印象です。その中でも特に印象に残ったのが、3枚謎と5枚謎でした。
まず3枚謎。ここではかなり特殊な謎解きを体験できます。普段よく目にするものでも、区切られるだけで一気に連想しづらくなるんだな……という気付きがあり、ちょっとした驚きがありました。ただ一方で、答えが見えてしまうと同じパターンを繰り返す構造のため、作業感が強めなのも事実です。仕様上仕方ない部分かもしれませんが、もう一ひねり欲しかったところですね。
続いて最後の5枚謎。このタイプの謎解きは遭遇率が高く、何度も見ているはずなのに、毎回一瞬騙されてしまうんですよね。学習が足りない自分を責めつつも、「またやられた!」という新鮮さを味わえるのは、それはそれで楽しい体験です(笑)。
ただ、前述した通り、この謎には欠陥を感じる部分もありました。指示通り進めて完成させると、「あれ? これ逆じゃない?」となるんですよね。クリスマスと言えば……という点を考えると、どうしても違和感が残ります。明確な指示がないまま自然に進めてしまうため、本来の形で完成させられる人はかなり少数派なのでは、と思ってしまいました。綺麗に組み直す気分にもなれず、少し締まりのない終わり方になってしまったのは、正直もったいなかったですね。
とはいえ、物語系謎解きとしての結末はとても心温まるもので、しっかり「ほっこり」させてくれました。
プレイ時間は66分。12月号の締めとして、優しい余韻を残してくれる一作でした。
クリア画像はいつもより大きめだね!
メリークリスマス!

まとめ
本作品のポイント
- 初心者向け謎解き
- “物語系”+若干“パズル系”謎解き
- クリスマスを巡るサンタと少女の心温まる物語