本記事では、レビュー記事では語りきれなかった『指輪物語:運命の旅』における重要要素のひとつ、「目的カード」について詳しく解説していきます。
目的カードは、勝利条件である「一つの指輪の破壊」を含む、プレイ中に達成すべきミッション群に相当する要素です。「一つの指輪の破壊」以外の目的カードは、最終目標を解禁するためのサブミッションとして機能し、ゲーム全体の進行や戦略を大きく左右します。
本作には目的カードが全24種類収録されており、1プレイあたり難易度に応じて4~6種類の目的カードを達成する必要があります。すべてを網羅するには相当なプレイ回数が必要となるため、本記事ではそれら24種の目的カードを簡潔に、かつ攻略視点を交えながら紹介していきます。
さっそく、“目的カードの紹介その1“についてまとめていきますよ!

ぼどわん(当サイトの運営者)
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必須の目的カード
本ボードゲームでは『指輪物語』の物語要素が、ゲームシステム、キャラクター、そして目的カードに至るまで丁寧に落とし込まれています。
目的カードは単なる達成条件ではなく、作中で描かれた数々の出来事や選択を体現した“ミッション”として機能しています。
本作には「推奨シナリオ」と呼ばれる、導入から伝説級難易度まで段階的にステップアップできる仕組みが用意されています。さらにこの推奨シナリオには“裏の顔”があり、指輪物語の物語を、特定の人物や陣営に焦点を当てて再構成した目的カードセットになっているのです。
本記事では、この推奨シナリオの進行順に沿って、目的カードを紹介していきます。
まず1つ目に紹介するのは、毎プレイで必ず使用することが義務付けられている「1つの指輪を破壊する」です。この目的カードは全てのゲームにおいての勝利条件となります。
1つの指輪を破壊する【難易度:必須】
目的カードの内容
- 準備
フロドとサムを使う。 - 備考
この目的を達成するために、他のすべての目的を達成しなければならない。 - 達成条件
滅びの山にいるフロドが、1アクションとして抵抗シンボル5つを支払い、最後の探索ロール(失った希望につきダイス1個追加)を行って切り抜けること。 - 達成した時
サウロンは倒され、全員がゲームに勝利する。
関連する物語の要約
所感と攻略
本目的カードは必須の目的であり、『指輪物語』の物語の本筋そのものにあたる、避けては通れない勝利条件です。
この目的を解禁するためには、複数のサブミッションとなる目的カードを先に達成する必要があります。目的達成を急ぎたい一方で、敵の殲滅や拠点防衛を疎かにすると希望の維持が難しくなるため、攻防のバランスが非常に重要になります。
クリア条件としては「抵抗」5つが必須となり、さらに敵地への潜入には複数枚の「隠密」が要求されます。そのため、フロド担当プレイヤーは「抵抗」と「隠密」の確保を最優先としつつ、敵地方面への移動を進める必要があります。一方、他のキャラクターは自拠点の防衛を行いながら、状況に応じて冥王軍の砦の占領を進め、盤面の圧力を下げていく役割を担います。
何度もプレイした体感として、本目的で長期戦に入ると脅威度の上昇により状況は急激に悪化します。冥王軍の砦を放置したまま進行すると、敵処理が後手に回り、結果的にさらに時間を消費する悪循環に陥りがちです。そのため、「抵抗」と「隠密」がそれぞれ3~4枚程度集まった段階で、フロドを敵地近辺に待機させておくのが理想的です。あわせて、別のキャラクターを別地域に配置し、サウロンのヘイトを引き付けておくことで、捜索リスクを抑えながらスムーズに目的達成へと繋げることができます。
最初のゲーム(導入/通常)
・エルフの祝福を得る
・サルマン、そなたの杖は折れたぞ
・サウロンに挑む
・1つの指輪を破壊する
エルフの祝福を得る【難易度:2】
目的カードの内容
- 準備
このカード上にエルフ部隊駒を3個置く。 - 備考
この目的を達成するまで、このカード上のエルフ部隊駒を使うことができない。 - 達成条件
裂け谷にいるキャラクター1人が、他のキャラクターとともにいるときに1アクションとして友情3つを支払う。 - 達成した時
・このカード上の部隊駒をサプライに戻す。
・1人以上のキャラクターが裂け谷にいる各プレイヤーはサプライから友情トークンを1枚得る。
・希望を1得る。
関連する物語の要約
所感と攻略
この目的カードは、裂け谷に2キャラクターを集め、友情を支払うことで達成できます。裂け谷はマップ上部に位置し、フロドがスタートするホビット庄からも近く、敵地を目指すうえで自然に通過する主要ポイントです。
そのため、裂け谷へ向かう行動自体がアクションの無駄になりにくく、初期手札で友情が揃っている、もしくは揃いそうな状況であれば、序盤にさっと達成できる難易度の低い目的カードと言えます。
また、達成後には支払った友情が各プレイヤーに1枚ずつ返却されるため、パーティ全体で見れば実質的な損失がほとんどありません。序盤の動線と噛み合いやすく、達成優先度の高い“お得枠”の目的カードです。
サルマン、そなたの杖は折れたぞ【難易度:2】
目的カードの内容
- 準備
アイゼンガルドに追加の冥王軍部隊駒を2つ置く。 - 備考
なし - 達成条件:下記の条件を満たすとき自動的に達成する
・アイゼンガルドが安息地である
・ローハンに冥王軍部隊駒も冥王軍の砦もない - 達成した時
手番プレイヤーはサプライから抵抗トークンを1枚得る
関連する物語の要約
所感と攻略
アイゼンガルドはローハン地域における大きな脅威であり、わずか2スペース先には自拠点のヘルム峡谷が存在します。そのため、アイゼンガルドで通常より増加した冥王軍部隊駒の対処は厄介であるにも関わらず、速やかな対処が求められる目的カードになります。
一方で、アイゼンガルドを占領することでローハン地域の脅威をまとめて排除できるため、盤面の安定に大きく貢献します。目的の達成と勝利条件が噛み合っており、無駄な寄り道になりにくい点を考慮すると、難易度は低めの目的カードと言えるでしょう。
ただし、占領には勇気トークンを消費する必要があるため、その後に控えるモリアやドル・グルドゥアラインの占領がやや厳しくなる点には注意が必要で、戦術の変更を伴います。
サウロンに挑む【難易度:必須】
目的カードの内容
- 準備
なし - 備考
なし - 達成条件
北イシリエンに少なくともロヒルリム部隊駒が2個、エルフ部隊駒が2個、ゴンドール部隊駒が3個があるときに、そこにいるキャラクターが1人が1アクションを消費する。 - 達成した時
・サウロンの目がイシリエンに移動させる。
・モルドール内のすべての冥王軍部隊駒をウドゥーンに移動させる。
関連する物語の要約
所感と攻略
この目的カードは、部隊駒を集結させて北イシリエンに配置するだけで達成できます。ただし北イシリエンは敵地モルドールに近接した地域であるため、達成タイミングは中盤から終盤にかけてとなる目的カードです。
北イシリエン周辺にはゴンドールおよびローハン地域が存在しますが、冥王軍の砦からこれらの地域へ軍が本格的に迫るのは、アイゼンガルドを除けば比較的遅めになります。そのため、ゴンドールに配置された部隊や、ローハン地域に展開するロヒルリム部隊は無傷、あるいは一定数が残存している可能性が高く、集結において想像より大きな障害になりません。集結の際にやや手間がかかるのはエルフ部隊のみですが、それを踏まえても、想像以上に達成難易度は低めの目的カードと言えます。
むしろ本目的カードの真価は、達成時に敵地モルドールの部隊をウドゥーンへ集結させる点にあります。これによりフロドの潜入ルートが確保され、物語の流れに沿う形でプレイヤーを後押ししてくれます。潜入の準備が整い次第、終盤でこの目的カードを達成することが、攻略上の重要な鍵となるでしょう。
暗闇を寄せ付けない(導入/通常)
・バルログと対決する
・誓言を破りし者らが務めを果たす
・ウンバールを制圧する
・1つの指輪を破壊する
バルログと対決する【難易度:1】
目的カードの内容
- 準備
ガンダルフを使う。 - 備考
なし - 達成条件
モリアにいるとき、ガンダルフは1アクションを消費して戦闘ダイスを3つ振る。その結果に応じて希望を喪失する。ガンダルフは抵抗を支払うことで戦闘ダイスを1個無視、勇気を支払うことで希望の喪失を1つ無視できる。 - 達成した時
ガンダルフ駒をボードから取り除き、次の空が暗くなるカードが引かれたとき、ガンダルフ駒をローリエンにおいて希望を2得る。
ガンダルフは白のガンダルフとなり「光と焔」能力が強化される。
関連する物語の要約
所感と攻略
本目的カードは、強力なキャラクターであるガンダルフの使用を前提としたもので、モリアにて希望の喪失を伴う戦闘ダイスのロールを行うことで達成されます。
達成条件自体は非常にシンプルで、移動力に優れるガンダルフをモリアへ移動させ、アクションを実行するだけです。ガンダルフのスタート地点であるサルバドからモリアへは、彼であれば1アクションで到達可能であり、デメリットとなる希望の喪失についても「抵抗」シンボルが最低2つあれば問題なく実行できます。そのため、総合的な難易度は低めの目的カードと言えるでしょう。
そもそも強力なガンダルフを強制的に使用できる時点で大きなメリットがあり、達成後に物語どおり一時的に離脱するというデメリットはあるものの、続く「空が暗くなる」によって、より強化されたガンダルフが帰還します。帰還後のガンダルフは戦闘能力が飛躍的に向上し、ほぼ無敵とも言える活躍を見せてくれます。
序盤の盤面にある程度余裕があるのであれば、「空が暗くなる」のカード位置をある程度推測しつつ、タイミングを見計らって早期に実行するのが最も効率的な運用となります。
誓言を破りし者らが務めを果たす【難易度:1】
目的カードの内容
- 準備
アラゴルンを使う。 - 備考
ゲーム中に1回、アラゴルンは自分の手番中にエドラスからエレヒに移動する。そうしたとき、
・ペラルギアに冥王軍部隊駒を2個追加し、そのあとウンバールにあるすべての冥王軍部隊駒をペラルギアに移動させる。
・エレヒにゴンドール部隊駒を3個まで追加する。 - 達成条件:下記の条件を満たすとき自動的に達成する
・アラゴルンが上記のように移動した、かつ
・ゴンドールに冥王軍部隊駒も冥王軍の砦もない - 達成した時
希望を1得る
関連する物語の要約
所感と攻略
本目的カードは、アラゴルンを「隠密」を使用してエドラスからエレヒへ移動させた後、ウンバールに存在する冥王軍部隊駒+2体をペラルギルにて殲滅することが達成条件となります。
達成に必要な「隠密」シンボルは1つのみでよく、さらに部隊駒を殲滅するだけでゴンドール部隊3体がリターンとして得られるため、コストに対して見返りの大きい、デメリットの少ない目的カードです。進行ルート的にも大きな寄り道になりにくく、全体として低難易度に分類されます。
アラゴルンは戦闘要員としてもフロドの護衛・支援役としても優秀な万能キャラクターであり、その使用が義務付けられる点自体が大きなメリットと言えます。また、冥王軍の砦であるウンバールからの進軍状況を見極め、敵部隊が少ないタイミングで発動できれば、最小限の戦闘で目的を達成可能です。結果として敵戦力を削りつつゴンドール部隊3体を獲得できるため、発動タイミングの見極めこそが本目的カード最大の攻略ポイントとなります。
ウンバールを制圧する【難易度:3】
目的カードの内容
- 準備
なし - 備考
なし - 達成条件
・ウンバールが安息地である。または、
・ハラドワイス内の全スペースに友軍部隊駒があり、ハラドワイス内に冥王軍部隊駒がない。 - 達成した時
任意の数の友軍部隊駒をハラドワイスからペラルギアに移動させる。
関連する物語の要約
所感と攻略
本目的カードはいずれにせよ、ハラドワイスに巣食う冥王軍部隊駒を排除する必要があり、「占領」か「殲滅」かの二択となる目的カードです。
ハラドワイスには近ハラドと冥王軍砦ウンバールという2つの湧きポイントが存在するため、基本的に敵部隊が溜まりやすい地域です。冥王軍カードの引きによって状況は左右されますが、殲滅を選択する場合は自軍の拡充が不可欠で、手間とリソースを要します。一方、占領を選んだ場合もウンバールに敵部隊が増えるリスクはあるものの、進軍が発生しないケースもあり、これまでに紹介した目的カードと比べると難易度は高めです。
攻略としては、基本的に殲滅よりも占領の方が難易度は低く、勇気シンボルに余裕がある、あるいはモリア・ドルグルドゥアラインを無理に抑えなくても対応可能な状況であれば、占領を狙うのが無難です。ウンバールからの敵軍の進軍を引ければ、部隊を集めて占領するだけで達成できます。逆に占領が難しい場合は、ミナス・ティリスへの進軍で無駄な損耗が出る前に戦力を集結させ、ハラドワイスの殲滅を短期決戦で狙うスピード感が求められます。長期化するとラウンド不足で詰む点には注意が必要です。
ローハンの乗り手
・騎馬軍団と共に駆ける
・セーオデンの心を解き放つ
・フレカの後継者と取引する
・もはや盾持つ乙女にあらず
・1つの指輪を破壊する
騎馬軍団と共に駆ける【難易度:3】
目的カードの内容
- 準備
エオメルを使う。 - 備考
なし - 達成条件:下記の条件を満たすとき自動的に達成する
ローハン自身を含む隣接地域7箇所のうち4箇所で、エオメルがロヒルリム部隊駒と共に攻撃アクションを実行し、冥王軍部隊駒を取り除く。 - 達成した時
・このカード上の冥王軍部隊駒をサプライに戻す。
・希望を1得る。
関連する物語の要約
所感と攻略
本目的カードはエオメルの使用が必須となり、ロヒルリム部隊を率いて最低4地域にまたがって戦果を挙げることが求められます。
エオメルは遊撃アタッカーとして優秀で、追加移動や部隊駒の喪失を防ぐ能力を持つため、「ナズグール!」の戦闘ダイス結果や敵部隊の数に注意すれば、達成自体は十分に可能です。しかし、4地域で敵を倒す必要があるため行動計画が煩雑になりやすく、事前に討伐地点を想定しておかないと進軍待ちが発生し、無駄にラウンドを消費してしまう点が難点です。そのため、やや難易度の高い目的カードと言えるでしょう。
初期配置で敵部隊が存在し、かつアクセスしやすい地域はエネドワイス、霧降り山脈、闇の森の3か所で、進軍状況次第ではローハンも視野に入ります。いずれにせよ詰みを防ぐため、序盤からローハンのロヒルリム部隊を引き連れ、積極的に行動していくことが重要になります。
セーオデンの心を解き放つ【難易度:2】
目的カードの内容
- 準備
このカード上にロヒルリム部隊駒を4個置く。 - 備考
目的達成まで、このカード上のロヒルリム部隊駒を使うことはできない。 - 達成条件
エドラスにいるキャラクター1人が、他のキャラクター1人以上と共にいるとき、1アクションとして友情2つと抵抗1つを支払う。 - 達成した時
・このカード上の部隊駒をサプライに置く。
・エドラスにロヒルリム部隊駒を2個まで置く。
・希望を1つ得る。
関連する物語の要約
所感と攻略
エドラススペースにキャラクターを2体集約し、友情2つと抵抗1つを支払うことで達成できる目的カードです。
フロドを含め、ゲームが進行するにつれて一行は徐々にマップ右下の敵地モルドール方面へ向かうことになります。その通過点に位置するエドラスへ2キャラクターを集めることは寄り道になりにくく、必要なシンボルを支払うだけで達成できる低難易度の目的カードと言えるでしょう。勝利条件に必要な抵抗シンボルを1つ失う点は気になりますが、影響は軽微です。
達成タイミングについて特別な配慮は不要で、状況が整い次第クリアして問題ありません。達成後にはロヒルリム部隊駒を2個獲得できるため、最終局面でミナス・ティリス東側に溜まりがちな冥王軍部隊への対処に役立ちます。召喚されるロヒルリム部隊を、終盤の盤面整理や進軍阻止に有効活用すると良いでしょう。
フレカの後継者と取引する【難易度:2】
目的カードの内容
- 準備
なし - 備考
あなたは勇気3つか友情3つを支払って、褐色国で占領アクションを実行することができる。 - 達成条件:下記の条件を満たすとき自動的に達成する
・褐色国が安息地である。かつ、
・褐色国にロヒルリム部隊駒が2個以上ある。 - 達成した時
褐色国にロヒルリム部隊駒を1個追加することができる。
関連する物語の要約
所感と攻略
本目的カードでは、エネドワイスに属する褐色国の占領を行うことが求められます。
褐色国は通常、占領不可能で冥王軍部隊駒が継続的に出現する厄介な地域ですが、本目的カードがある場合に限り、これを制圧できる点が大きな特徴です。
占領に際しては、通常必要となる「勇気」シンボルの代わりに「友情」シンボルを選択することも可能となっており、状況に応じた柔軟な対応ができます。本目的カードが採用されていない場合、褐色国は基本的に無視して勝利条件の達成を目指すことになるため、一見すると寄り道に見える目的です。しかし、褐色国はホビット庄や裂け谷へ向かう進軍ルート上に位置しており、警備が手薄になりやすいマップ左側の安全を確保できる点で、結果的に大きなメリットをもたらします。占領自体の難易度も低めなのが特徴です。
運用方針は大きく2通りあります。ノーコスト招集が可能なキャラクターがいる場合は「友情」を用いた占領を狙い、そうでなければ「勇気」を消費して占領するのが基本となります。通常は対処できない褐色国を抑えることで、マップ左側の警戒を大きく軽減でき、モリアやドル・グルドゥアのラインを無理に占領せずとも戦力を分散させずに済むようになります。その結果、盤面全体のコントロールが格段に楽になる、戦略的価値の高い目的カードと言えるでしょう。
もはや盾持つ乙女にあらず【難易度:3】
目的カードの内容
- 準備
エオウィンを使う。 - 備考
戦闘ロールが行われたときエオウィンがいる場合、エオウィンは勇気2つを支払って戦闘ダイスを「ナズグール!」に変更することができる。 - 達成条件:下記の条件を満たすとき自動的に達成する
・エオウィンがナズグール駒を2個以上倒した。かつ、
・ローハンに冥王軍部隊駒も冥王軍砦もない。 - 達成した時
・希望を1得る
関連する物語の要約
所感と攻略
本目的カードは、友軍部隊駒をノーコストで招集できるエオウィンを必須とし、その能力を用いてナズグール駒を排除することを主眼としています。
アイゼンガルト方面への警戒を怠らなければローハンの防衛は比較的容易であり、エオウィン自身も無償で招集できるため、守りの面で大きな負担はありません。問題となるのはナズグールの排除です。捜索ロールの結果で移動するナズグールが存在する地域で戦闘を起こす必要があり、排除成功の確率は戦闘ダイスの出目による1/6に限られます。そのため、勇気シンボルを失って結果を変更するか、ラウンドを消費して再挑戦するかという悩ましい選択を迫られます。
本作において長期戦に利点はほとんどないため、勇気シンボルに余裕があるなら早期に出目を修正してナズグールを排除するのが有効です。目的達成に近づくだけでなく、厄介なナズグールの総数を減らせる点でも、躊躇しない判断が得策と言えるでしょう。
まとめ
各目的カードにはそれぞれユニークなミッションが設定されており、多岐にわたる組み合わせによって、毎回異なるプレイ体験を味わうことができます。さらに、目的カードの裏側には『指輪物語』のストーリーラインをゲームに落とし込んだ興味深い背景が描かれており、その物語を知ることで本作の世界観をより深く楽しめる点も魅力です。
目的カードの攻略は、プレイ開始時点から十分な思考を要し、盤面や情勢の変化に応じて柔軟に戦略を組み立てることが求められます。単なるタスク消化ではなく、全体の流れを見据えた判断が重要になるでしょう。
今回は目的カード紹介その1として、推奨シナリオ序盤で経験する比較的難易度の低い目的カードを取り上げました。さらに踏み込んだ内容に興味がある方は、ぜひ後編となる「紹介その2」も参考にしてみてください。
また、興味があれば各キャラクターの背景、そして作中での能力を紹介した記事をどうぞ。