ここでは、ボードゲーム『アンドールの伝説』の遊び方を動画、画像付きで紹介します。

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
ゲーム概要
『アンドールの伝説』は王道の協力型冒険RPGジャンルのボードゲームです。
既に初版の発売から10年以上経過しますが、ボドゲランキングとして有名なBGGでも未だに上位3%に入る伝説級のボドゲですね。
タワーディフェンス要素を盛り込みつつ、ミッション遂行、怪物との戦闘、金貨の獲得、商人を経由した消耗品/装備の購入など…ありとあらゆる冒険RPGの要素が充分に体験できる重量級のボードゲーム。拡張セットも多く登場しているので、『アンドールの伝説』の世界にハマれば、かなり長い間楽しい経験に浸れることでしょう。
様々な拡張タイトルの中では一部新ルールの導入などが存在しますが、ここでは基本的な遊び方を紹介します。
-
-
【ボドゲ紹介】「アンドールの伝説」シリーズ徹底解説
今回紹介するゲームは【アンドールの伝説】です! アンドールの伝説は次々にシナリオを進めていくキャンペーン型の協力RPG系ボードゲームになります。毎プレイの中で敵の討伐、ゴールドの獲得、キャラクターの強 ...
プレイ解説動画
作成中!
プレイ解説画像
以下の手順でプレイします!
プレイの手順
- 一般準備
- シナリオ準備
- プレイヤーアクション
・移動アクション
・戦闘アクション
・同調アクション
・その他アクション - 夜明けの処理
- 勝利条件/敗北条件
- その他説明
①一般準備
まず、『一般準備』から始めていきましょう。
基本的にはどのシナリオもまずは「一般準備」に記載された基本的な準備に従います。
※その後、シナリオに応じた準備を行う際ににコンポーネントの追加、入れ替え等を行います。ココは次項で説明します。
1.ゲームボードを地上の面を表にして場の中央に配置
※シナリオによっては裏面を使用する場合があります。ボード上にコンポーネントを配置してから裏返すのは面倒なので、ここだけは先に確認しておいた方が良いです。

2.各プレイヤーは勇者ボードを1つずつ選び、同色のダイスと木製ディスク2枚、木製キューブ1個を所定の位置に置く。

3.赤い怪物ダイス3個とキューブ1個とディスク1個、黒い魔界ダイス4個を用意する。

4.イベントカードをシャッフルして、イベントスペースに設置する。

5.霧トークン15個を裏向きにしてシャッフルし、マップ上に配置する。
6.井戸トークンをマップ上に配置する。

7.商品在庫ボードを用意し、トークンを配置する。

8.語り手コマを物語トラックの「A」に配置する。
9.今回使用する伝説の物語カードを用意する。
10.物語カードに記載のアルファベット分の星マーカーを用意し、語り手トラックに配置する。

②シナリオ準備
次に、『シナリオ準備』を行います。
ココでは、主にシナリオに応じた「敵の初期配置」や「その他特殊アイテムの配置」を行う最後の準備項目になります。また、本シナリオの背景や目的が合わせて記載されているので、頑張って朗読しましょう。
③プレイヤーアクション
上述の準備が完了すれば、いざ伝説の冒険の始まりです。
本作品はラウンド制(一日)で、日中ゾーンの7時間と夜間ゾーンの3時間で構築されています。
手番のプレイヤーは3つの標準アクションから1つ選択し、移動は1マスごと、戦闘は1戦闘ごと、同調は1回ごとに1時間経過します。同じアクションを行うなら時間の許す限り継続してアクションを行えます。アクションが終了すれば、プレイヤーの手番が移ります。これを繰り返し、1日最大10時間を使い切るまたはそれ以前で終了することを選択したらその勇者の1日は終了します。一日を終了した勇者の木製ディスクは夜明けゾーンに戻し、次のラウンドでは先に手番を終えた勇者からスタートすることになります。
日中ゾーンの1時間は制約なくアクションに使用できますが、夜間ゾーンの時間は1時間ごとに意志力2を消費します。
全勇者が1日を終えたらプレイヤーターンは終了し、次項で説明する「夜明けの処理」を行い、次のラウンドに移ります。
プレイヤーアクション
- 移動アクション(時間経過アクション)
- 戦闘アクション(時間経過アクション)
- 同調アクション(時間経過アクション)
- その他自由アクション(時間経過無し)
移動アクション
移動は1マスの移動ごとに1時間経過し、残り時間の許す限り何度でも継続移動できます。霧トークンのある場所で移動を終えた場合には必ず霧トークンの公開を行い、効果を解決しなければなりません。
※同じマスに勇者は何人でも存在でき、敵のいるマスを超えていくこともできます。

戦闘アクション
怪物を攻撃可能な範囲にいる勇者は戦闘を宣言し、先に勇者の時間マーカーを動かして1時間消費したのち、戦闘を行います。
勇者は意志力に応じた個数のダイスを振り、最も大きな出目を勇者の攻撃力に合計して、勇者の戦闘力とします。
対して、怪物もゲームボード下側に記載のダイスを勇者と同様に振り、攻撃力に加算して戦闘力を算出します。
両者の戦闘力を算出したら数値を比較し、より戦闘力の高い方が戦闘ラウンドの勝者となり、戦闘力の差分だけ敗者の意志力から差し引きます。同値の場合は下記の「いずれの意志力も残っている場合」を参照してください。
・怪物の意志力が0になった場合
勇者は怪物を退治し、怪物ごとに決まっている報酬を受け取ることができます。退治された怪物はゲームボード上の80番(冥界)に置き、怪物が退治されるたびに語り手コマを1マス前進させます。この際、語り手コマに星マーカーがあればイベントを処理することになります。
・勇者の意志力が0になった場合
勇者が怪物に倒されたことになり、勇者の攻撃力を-1し、意志力を「3」に回復させて戦闘ラウンドを終了します。勇者は以後、通常通りアクションを行えます。
・いずれの意志力も残っている場合
追加で1時間消費し、再度戦闘を行うことができます。以後意志力が尽きるまで同様の操作を行うことができます。戦闘を終了することも選択でき、その場合は戦闘ラウンドを終了し、怪物の意志力は初期値まで全快します。
戦闘アクションには通常の戦闘と異なり「共同攻撃」を行うこともできます。
共同攻撃は怪物に対して攻撃可能な勇者が複数人いる場合には、手番の勇者が他の勇者に同意を得ることで、攻撃に参加する各勇者の時間マーカーを1時間分移動させることで「共同攻撃」を行うことができ、攻撃参加した勇者の戦闘値を全て合計した値を使って戦闘ラウンドの処理を行うことができます。これにより強力な怪物の攻略が可能となります。
共同攻撃により倒した怪物の報酬は各勇者で分割して獲得することができます。一人の勇者が金貨と意志力に分割して報酬を得ることはできませんが、勇者Aが2ゴールド・勇者Bが意志力2を獲得することは可能です。
同調アクション
同調アクションはプレイヤーが移動も戦闘も行いたくない場合に1時間消費して何もせず手番を終えることができます。
同調アクションの使いどころは、例えば他の勇者に次のラウンド(明日)の最初の手番を譲りたい場合などに使用します。有効活用できる場面はそれほど多くはないですが、同調アクションを活用しなかったためにシナリオに失敗する、ということも起こり得ます。
その他自由アクション
最後に紹介するアクションは、時間の経過無しに行えるアクションです。誰かがアクションを実行中でなければ“いつでも・誰でも”任意のタイミングで下記アクションを実行することができます。
・今いるマスにある、霧トークンを解決する(手番終了時に強制)
・今いるマスにある、井戸の水を飲み干す
・今いるマスにある、塔に対して昇降する。
・今いるマスにある金貨や物品を公開または獲得する。
・自分の勇者ボードにある金貨や物品を、今いるマスに残していく(移動中も可能)。
・今いるマスにある農民を一緒に移動させたり、今いるマスに残していく(移動中も可能)。
・同じマスにいる他の勇者と、金貨や物品を自由に交換する。
・商人のいるマスで、物品や攻撃力を購入する。
・物品を使用する。
④夜明けの処理
全ての勇者が一日を終え、夜明けゾーン移ったら、「夜明けの処理」を行います。
夜明けゾーンに描かれた怪物等は処理の順番を示しており、左から解決していきます。

1.イベントカードの公開と効果の処理
・イベントカードの一番上を公開し、効果を処理したのち廃棄。
2.怪物の前進
・下記参照
3.全井戸の回復
・飲み干した井戸を回復させる。井戸が残っていればそのまま。
・勇者が井戸のマスにいる場合にはそのマスの井戸は復活しない。
4.語り手コマの前進
・下記参照
2.怪物の前進
怪物はマップ上の矢印に従い、1マスずつ城に向かって前進します。勇者のいるマスにも移動できます。怪物は前進のみで勇者へ戦闘を仕掛けてくるわけではありません。勇者とは同じマスに存在できますが、怪物同士は同じマスに存在できず、もし移動先のマスに怪物が存在していれば、その先の次のマスへ前進します。
※つまり、特例的に2マス以上動くことができ、城の侵略の速度が上がることに注意!

怪物は種類ごとに前進するタイミングが決まっており、下記の順に従います。
・ゴル→スクラル→ヴァルドラク→トロール→ヴァルドラク
ヴァルドラクのみ、夜明けの時間に2マス移動します。
前進により怪物が城へ到達したら、攻城戦ゾーンの「黄金の盾」に怪物コマを配置します。
※後述しますが、黄金の盾に怪物コマがおけなくなった場合、敗北が決定します。
4.語り手コマの前進
夜明けが来るたび、語り手トラックにあるコマをN方向に1つ移動させます。この際、アルファベット上に配置された星マーカーや怪物カードがあれば、対応する伝説カードや怪物カードの効果を適用します。
※後述しますが、語り手トラックの「N」のマスにコマが移動した場合には敗北が決定します。
⑤勝利条件/敗北条件
■勝利条件
各伝説カードに記載された「冒険の目的」を達成できれば、クリアになります。
■敗北条件
①語り手コマが「N」のマスに到達する
②怪物が城に前進し、黄金の盾に怪物コマが置けなくなる
⑥その他説明
アイテム紹介
アンドールの伝説(第一弾)のプレイレビューはコチラ
-
-
【評価/感想】アンドールの伝説:戦闘と防衛のバランスが絶妙!
2025/9/8
第1弾の基本セットである『アンドールの伝説(改訂版)』のプレイが終了しました! 敵の討伐、金貨の獲得そしてキャラ強化…これらをボドゲに落とし込んだ協力型冒険PRG。ユニークなシステムの搭載により「城の ...