ここでは、ボードゲーム『指輪物語:運命の旅』の遊び方を動画、画像付きで紹介します。

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
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- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
ゲーム概要
『指輪物語:運命の旅』は、かの有名なパンデミックのシステムを踏襲し、ロードオブザリングの世界観を完璧に落とし込んだボードゲームです。世界最大級のボードゲームレビューサイト「BoardGameGeek(BGG)」では、2025年6-7月に世界/日本発売の比較的新しい作品ですが、BGGランキングでは158位/約3万作品中の高評価を受けている人気作品です。
本作品は協力型ボードゲームであり、1プレイが約90分ほど要する重量級ボードゲームに該当します。コンテンツとしては、キャラクター種、サブシナリオ種が豊富に存在し、初期配置のランダム要素も存在するため、非常にリピート性の高く、飽きることなく何度もプレイ可能な作品となっています。
『指輪物語:運命の旅』は現在基本セットのみであり、拡張は存在しません。ここでは基本的な遊び方を紹介します。
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【ボドゲ紹介】「指輪物語:運命の旅」徹底解説
今回紹介するゲームは【指輪物語:運命の旅】です! 『指輪物語:運命の旅』は、いわゆる「パンデミックシステム」をベースにした協力型ボードゲームです。協力型ボードゲームの金字塔とも言える『パンデミック』を ...
ゲームの目的

本作は『指輪物語』の世界観を踏襲しており、主人公であるフロドを守りながら敵拠点へ潜入し、最終的に滅びの山で「一つの指輪を破壊する」ことがゲームの大きな目的となります。
しかし、その最終目的を達成するためには、複数のサブ目的を並行して遂行する必要があります。加えて、“希望”を失わないためには、刻一刻と迫り来る敵から各地の拠点を防衛し続けなければなりません。
拠点防衛と目的達成、この2つを同時に成立させるバランスは非常に絶妙で、各プレイヤーにはアクションを無駄にせず、効率的に行動を積み重ねていく判断力が強く求められます。
プレイ解説動画
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プレイ解説画像
以下の手順でプレイします!
プレイの手順
- 盤面の準備
- 難易度の選択
- 目的カードの選択
- キャラクターの選択と配置
- プレイヤーカードの準備
- アクションの実行(⑤~⑦繰り返し)
- プレイヤーカードのドロー(⑤~⑦繰り返し)
- 冥王軍カードのドロー(⑤~⑦繰り返し)
- 成功条件/敗北条件
①盤面の準備
まず、『①盤面の準備』です。
マーカー配置


ゲームボード上に「脅威度マーカー」と「希望マーカー」を各トラックに配置します。
※初期配置場所には点付きの印があります。
冥王軍デッキの準備

特殊冥王軍カード「陣太鼓」と「サルマンの車輪」を除く冥王軍カードをシャッフルし裏側でボード上に配置します。除いた特殊冥王軍カードは冥王軍の捨て札置き場に設置します。
味方駒、敵駒の配置
次に「初期部隊駒(敵、味方)」、「ナズグール駒」および「サウロンの目」を所定の位置に配置します。

【友軍部隊駒(味方)】:全15箇所
・ドワーフ部隊駒(灰色):3つ
・エルフ部隊駒(緑色):4つ
・ロヒルリム部隊駒(茶色):3つ
・ゴンドール部隊駒(青色):5つ

【冥王軍部隊駒】
・初期配置:18箇所
・ランダム配置:9箇所
※冥王軍カードを上から9枚引き、各カードに示されている場所に冥王軍部隊駒を1つずつ配置する(ランダム配置)。

【ナズグール駒】:全9箇所
【サウロンの目】:1箇所
②難易度の選択
次に『②難易度の選択』です。
本作品では難易度は5種類から選択できます。
難易度により「空が暗くなる」カードと「目的カード」の枚数が変動します。
空が暗くなるカードの枚数増加により、時間の経過に伴う敵軍の増加が加速します。
また、目的カードの枚数増加は、クリア条件までに達成すべきミッションが増加します。
これらのカード準備については後述するので、まずは難易度選択をし、各枚数を覚えていてください。
難易度
- 【導入】:「空が暗くなる」4枚、「目的カード」4枚
- 【通常】:「空が暗くなる」5枚、「目的カード」4枚
- 【英雄的】:「空が暗くなる」5枚、「目的カード」5枚
- 【叙事詩的】:「空が暗くなる」6枚、「目的カード」5枚
- 【伝説的】:「空が暗くなる」6枚、「目的カード」6枚
③目的カードの選択

次に『目的カードの選択』です。
本作は『指輪物語』の世界観を踏襲しているため、サウロンを打倒するための最終目標である「一つの指輪の破壊」に関する目的カードは必ず採用されます。これに加えて、他の目的カードを選択し、ゲームのシナリオを構築していきます。
目的カードの選択枚数は上述の難易度選択で決まるよ!
なお、本作には【推奨シナリオ】が用意されており、低難易度から段階的にゲームシステムへの理解を深められる構成となっています。キャラクター種や目的カード種を網羅的に体験できる点も含め、初回プレイや慣れないうちは、この推奨シナリオを利用することをおすすめします。
推奨シナリオは、『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する各人物に焦点を当てたシナリオ群でもあるよ!なので、目的カードの中には、対応する特定のキャラクターを選択することが必須となるものも存在するよ!
推奨シナリオ
- 【最初のゲーム:導入/通常(4枚)】
≪1つの指輪の破壊(必須カード、以降同じ)≫
≪エルフの祝福を得る≫
≪サルマン、そなたの杖は折れたぞ≫
≪サウロンに挑む≫ - 【暗闇を寄せ付けない:導入/通常(4枚)】
≪バルログと対決する≫
≪誓言破りし者らが務めを果たす≫
≪ウンバールを制圧する≫ - 【ローハンの乗り手:英雄的/叙事詩的(5枚)】
≪騎馬軍団と共に駆ける≫
≪セーオデンの心を解き放つ≫
≪フレカの後継者と取引する≫
≪もはや盾持つ乙女にあらず≫ - 【エルフの運命:英雄的/叙事詩的(5枚)】
≪これで6人目!≫
≪アルウェンが旗を掲げる≫
≪隠し通路を暴く≫
≪闇の森に光をもたらす≫ - 【執政の息子たち:英雄的/叙事詩的(5枚)】
≪ボロミアが名誉を回復する≫
≪アンドゥインの渡河を護衛する≫
≪デネソールを退位させる≫
≪ミナス・モルグルに潜入する≫ - 【小さすぎる英雄はいない:伝説的(6枚)】
≪バリンの敵を討て!≫
≪ドワーフの地から冥王軍を一掃する≫
≪野伏がエリアドールを確保する≫
≪ホビットが忠誠を誓う≫
≪シェロブの棲処≫
④キャラクターの選択と配置

次に『④キャラクターの選択と配置』です。
キャラクターは、各参加プレイヤーが2人ずつ選択して操作します。
なお、「一つの指輪の破壊」の任を担う主人公である“フロドとサム”は必須キャラクターとして必ず使用します。また、前述の目的カードの選択によって使用が義務付けられているキャラクターが存在する場合、それらも必ず採用します。
上記を満たしたうえで、なお枠が残っている場合には、残りのキャラクターは自由に選択することができます。
各キャラクターカードには出身地が記されており、マップ上の該当地域が初期配置位置となります。選択したキャラクターを、それぞれ所定の位置に配置してください。
⑤プレイヤーカードの準備

次に『⑤プレイヤーカードの準備』です。
準備するカードは、「地域カード」・「イベントカード」・「空が暗くなるカード」の3種類です。
まず、イベントカード14枚をシャッフルし、プレイ人数に応じた枚数をランダムに選びます。
選んだイベントカードを地域カードと合わせて再度シャッフルし、ゲーム用のプレイヤーカードの山札を作ります。
【イベントカードの枚数】
・1人ゲーム:イベント5枚
・2人ゲーム:イベント6枚
・3人ゲーム:イベント6枚
・4人ゲーム:イベント7枚
・5人ゲーム:イベント9枚
次に、プレイ人数に応じた枚数のカードを各プレイヤーに配って初期手札とします。
【初期手札の枚数】
・1人ゲーム:4枚
・2人ゲーム:各4枚
・3人ゲーム:各3枚
・4人ゲーム:各2枚
・5人ゲーム:各2枚

最後に、難易度に応じた枚数の「空が暗くなるカード」を使用します。
具体的には、プレイヤーカードの山を難易度に応じた等分数に分け、それぞれの山に空が暗くなるカードを混ぜてシャッフルします。
その後、各山を重ねて1つの山札とし、プレイヤーデッキを作成します。
使用しなかったイベントカードや空が暗くなるカードは、元の箱に戻してください。
⑥アクションの実行
ここまで準備が終われば、いざプレイ開始になります。
本作はパンデミックシステムを搭載しており、下記の流れで進行します。
パンデミックシステム
- ⑥アクションの実行
- ⑦プレイヤーカードのドロー
- ⑧冥王軍カードのドロー
以上の流れを勝敗が決するまで繰り返します。

ここではまず、『⑥アクションフェイズ』について説明します。

各プレイヤーは2人のキャラクターを操作します。
・一方のキャラクターは4アクションを実行します。
・もう一方のキャラクターは
どちらのキャラクターからアクションを開始しても構いませんが、1キャラクターのアクションは全て完了してから、次のキャラクターのアクションを実行します。
つまり、キャラクターAの行動→キャラクターBの行動→キャラクターAの残りの行動、のように途中で切り替えることはできません。
また、アクションは次の6種類から選択し、実行します。いずれも1アクションとカウントします。
アクションの種類
- 移動アクション
- 交友アクション
- 準備アクション
- 招集アクション
- 攻撃アクション
- 占領アクション
移動アクション

アクションを実行中のキャラクターを、“通常の道”か“特殊な道”か“戦闘ライン”沿いに繋がっているスペースに移動させます。同じ地点にキャラクター駒あるいは友軍部隊駒が存在する場合にはともに移動することも可能です。なお、“特殊な道”を移動する場合には記載されているコストをアクションを行ったプレイヤーが支払う必要があります。
また、フロドが移動する(あるいは同伴する)場合には、移動先の地域に「ナズグール駒」または移動先のスペースに「冥王軍部隊駒」が存在する場合には、その数だけ黒いダイスを振る捜索ロールを行います。1回の移動につき隠密トークン1つを支払うことで捜索ロールを無効化できます。
【捜索ロール】
・見落とし(無印マーク):効果なし
・疲弊(枯れ木マーク):希望を1つ失います
・発見(枠付き枯れ木):フロドが安息地にいる場合を除いて希望を1つ失います
・召喚(タワーマーク):ナズグール駒をモルドールに移動させる(無ければ無視)
※ここで抵抗シンボルを支払うことでその数だけ捜索ダイスを振りなおすことができます。
交友アクション
自分のキャラクターが他プレイヤーのキャラクターと同じスペースにいる場合、両者が合意した時に以下のうち1つを実行できます。
・自分の地域に対応しているカードを相手に1枚渡します。
・自分の地域に対応しているカードを相手から1枚得ます。
※なお、プレイヤー手札上限は7枚のため、超過した場合は即座に1枚破棄します。あるいはイベントカードを即座に使用しても構いません。
準備アクション

安息地にキャラクターがいるとき、任意の地域カードを1枚捨て札にして、そのカード上に示されているシンボルに対応しているシンボルトークンを1枚得ます。
これは、手札の上限超過を防ぎ、トークンの温存に役立ちます。
招集アクション

各友好スペースで友情シンボルを1つ支払うことで、対応している部隊駒を1つ得て、そのスペースに置きます。その色の部隊駒がサプライになり場合には、招集アクションは実行できません。
攻撃アクション

自分のキャラクターがいるスペースに友軍部隊駒と冥王軍部隊駒がある場合、プレイヤーは攻撃アクションを実行することができます。
まず最初に、①攻撃が発生する地域にサウロンの目を移動させます。
攻撃はサウロンを苛立たせ、注意を引くよ!
フロドの移動、敵地への潜入をアシストしよう。
次に②戦闘ロールを実行します。
【戦闘ロール】
キャラクターが攻撃アクションを実行する場合、自分のキャラクターがいるスペースに友軍部隊駒1個ごとに1個までのダイスを振ります(上限3個まで)。
逆に冥王軍カードか、≪空が暗くなる≫カードにより戦闘が行われた場合には、冥王軍部隊駒の数を参照してダイスを振ります(同じく上限3個まで)。
・敗走(敵部隊駒マーク):冥王軍部隊駒を1個取り除きます。
・相互損害(敵味方駒マーク):両駒を1個取り除きます。
・蹂躙(枠付き友軍部隊駒マーク):友軍部隊駒を1個取り除きます。
・ナズグール!(ナズグールマーク):その地域にナズグール駒がある場合、友軍部隊駒を2個取り除きます。なければ無視。
※戦闘ロールの後に任意のシンボルを支払うことで以下の効果を得ます。
抵抗シンボル:戦闘ダイスを1個振りなおせます。
勇気シンボル:冥王軍部隊駒を1個取り除きます。
安息地スペースに冥王軍部隊駒があり、友軍部隊駒がない場合は、その安息地は冥王軍の砦となり、冥王軍の砦トークンで覆います。その地域は安息地としての機能を失い、希望を3喪失します。
占領アクション

冥王軍の砦に自分のキャラクターと1個以上の友軍部隊駒があり、冥王軍部隊駒がない場合、そのキャラクターは3つの勇気を支払い、その砦を占領することができます。
次にサウロンの目をその地域に移動させ、希望を2得ます。
⑦プレイヤーカードのドロー
次に『プレイヤーカードのドロー』です。
4+1のアクションをすべて実行し終わったら、プレイヤーデッキから2枚同時にドローします。
手札上限7枚を超過した場合には手札を破棄あるいはイベントカードを保有している場合は即座に使用することも可能です。また、プレイヤーデッキが尽きた場合には、不足分×1つの希望を喪失します。
ドローのタイミングで≪空が暗くなる≫カードを引いた場合には以下のステップで解決します。
【空が暗くなるの処理】
・冥王軍の拡大:脅威度マーカーを1スペース移動させます。
・お前が見える!:フロドがいる地域にサウロンの目を移動させます。すでにフロドのいる地域にサウロンの目がある場合には希望を2つ喪失します。
・夜陰に乗じて:記載されているスペースに冥王軍部隊駒を3個追加します。
※友軍部隊駒が存在する場合には直ちに戦闘ロールが行われます。
・危難の増大:冥王軍の捨て札置き場にあるカードをよく混ぜ、冥王軍デッキの上に裏向きで置きます。
⑧冥王軍カードのドロー
次に『⑧冥王軍カードのドロー』です。
現在の脅威度トラック上に示されている脅威度に等しい数だけ以下の操作を繰り返します。
冥王軍デッキの一番上のカードを引き、冥王軍デッキの横に表向きで置きます。デッキの一番上を確認し、赤い旗があれば引いたカードの上段を、黒い旗があれば引いたカードの下段を解決します。
上段の解決(進軍)

全ての冥王軍部隊駒を、示されている戦闘ライン上で1スペース進めます。
進めた結果、冥王軍部隊駒と友軍部隊駒が同じスペースに存在する場合には戦闘ロールを行います。また、冥王軍部隊駒が安息地に辿り着き、友軍部隊駒が存在しない場合(あるいは戦闘の結果そうなった場合)には、安息地は喪失し、冥王軍の砦に代わり、希望を3失います。
下段の解決(増援)

示されているスペースに冥王軍部隊駒を1個配置します。友軍部隊駒が存在する場合には戦闘ロールが発生します。なお、冥王軍部隊駒がサプライにない場合には不足分×1つの希望を喪失します。
また、カード下段には特殊指令が記されており、以下の3種類の中からいずれかの効果が発動します。
・フロドがいる地域にサウロンの目を移動させる
※すでにフロドのいる地域にサウロンの目がある場合には捜索ロール
・フロドに近いナズグール駒2体を1地域ずつフロドに近づけます。
・モルドールにあるナズグール駒をサウロンの目に配備する。
※モルドールにナズグールがいない場合には、最もナズグールが多い地域から配備する。
⑨成功条件/敗北条件
最後に『⑨成功条件/敗北条件』です。
【成功条件】
・すべての目的完了後、「1つの指輪の破壊」の目的を完遂する
【敗北条件】
・希望がゼロになる
※希望の喪失には以下のパターンが存在します。
①捜索ロールで「枯れ木」マーク1つにつき1喪失
②フロドがいる地域にサウロンの目がある状態で「空が暗くなる」を引くと2喪失
③冥王軍部隊駒が安息地を占領した場合3喪失
④冥王軍部隊駒の追加の際、サプライにない場合に不足分×1喪失
⑤プレイヤーカードを引く際、デッキがない場合に不足分×1喪失