謎解きゲーム専門店Movie Rockの第3弾作品『トレジャーオブアドベンチャーズ』のプレイが終了しました!
Movie Rock作品はこれで3作目。過去2作品も完成度・満足度ともに高く、個人的評価も高めだったため、今作にも自然と期待が高まっていました。
本作の舞台は“遺跡での宝物発掘”。
過去にプレイした『アトランティス(第4弾)』や『DEPARTURE(第1弾)』のような危機的状況からの脱出ではなく、「宝を見つけ出す」という明確な目的に向かって進む構成です。生死をかけた緊迫感とはまた異なる、“冒険の高揚感”を軸に物語が展開していきます。
肝心の謎解きはというと、今回もしっかり高品質。
引っ掛け解答が用意されており、一見正しそうなルートに誘導されたあとで視点の転換を求められる設計は健在です。また、過去問を活用する構造も取り入れられており、単発の問題集ではなく“積み重ね型”の体験が楽しめます。単なる宝探しテーマに留まらず、思考のプロセスに工夫が凝らされた構成はさすが。シリーズ3作目にして安定感がありつつも、しっかり楽しませてくれる一作でした。満足度は今回も高めです。
かつて世界を股に掛けて活躍した伝説のトレジャーハンター“ノアシップ”
トレジャーオブアドベンチャーズ | MOVIE ROCK
世界に散らばる多くの財宝を発見してきた彼は一代で巨万の富を築き上げ、その生涯を宝探しに捧げていた。
しかしある日、最後の冒険へと出かけると言ったきり忽然と姿を消してしまう。
それから数年の月日が流れたある日、ノアシップの弟子だったあなたの元に一冊の手帳が届く。
そこにはノアシップが秘密のアジトに隠したとされる大いなる秘宝についての手がかりが記されていた。
さて、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
実際のプレイデータと評価
本作品はMovie Rockの『トレジャーオブアドベンチャーズ』という謎解きキットになります。
本作品はウェブを利用し、ゲームシステムを活用してプレイする謎解きになります。
また本作では一部キットの折り曲げは存在しますが、切り取り等の破壊は伴いませんでした。
そんな『トレジャーオブアドベンチャーズ』をクリアしたので、共有します!
| メーカー | Movie Rock |
| 作品名 | トレジャーオブアドベンチャーズ |
| ジャンル | オンライン謎解き、キット |
| 発売日 | 2018年5月 |
| メーカー価格 | 1,500円(2026/2現在) |
| 推奨人数 | 1~4人 |
| 目安時間 | 約120分(公式) |
| 商品リンク | Amazonリンク |
プレイデータ(人数、時間)
今回の謎解きは謎解き経験者2人でプレイしました!
(私:謎解き中級者レベル、相方:謎解き中級者レベル)
本作の公式目安時間は120分ですが、128分でクリアしましたよ!
プレイ詳細
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:128分
EPISODE1:24分
EPISODE2:14分
EPISODE3:36分
FINAL:54分 - 場所 :自宅(オフライン)
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
| 難易度 | :4 | やや難しい |
| 時間制限 | :1 | 時間制限なし |
| 面白さ | :4 | 多ジャンル、過去謎の利用が自然 |
| ボリューム | :3 | 謎解き20約問 |
| 価格 | :4 | 比較的安め |
| おすすめ度 | :4 |
本作の謎解き難易度は「やや難しい」レベルです。序盤から中盤の小謎は標準的な難度ですが、後半になると過去の要素を組み合わせる複合的な構成が増え、思考力がより求められます。加えて、MovieRockらしい完成度の高い、納得感あるオチの最終問題も用意されており、全体としてはやや高めの難易度設定となっています。
問題数は約20問と標準的なボリュームながら、中盤以降は単純な謎が少なく、解き応えは十分。体感的な満足度も高い作品です。
【おすすめ度:4】とした理由は、謎の質の高さにあります。複合的な仕掛けを多く取り入れた構成により、単なる問題集ではない、オリジナリティあふれる体験が味わえる点を評価しました。
本作品は…
・中級者向け謎解き
・複合的な要素で解く謎解きが多数
・低価格で体験可能な謎解き
プレイの感想
さて、プレイ感想に移ります!
基本的に謎解きはネタバレNGなので、大雑把な感覚を共有できればと思います!

伝説的な師匠の後を追い謎解きの迷宮へ

本作は、伝説のトレジャーハンター“ノアシップ”の弟子となり、失踪した師匠の足跡を追って秘密のアジトへ潜入し、財宝を探し出すという物語です。
これまでにプレイした「DEPARTURE」や「アトランティス」と比べると、ストーリー性はやや控えめな印象。物語はあくまで“なぜ謎を解くのか”という動機付けの役割に留まっており、プレイ中に物語が大きく絡んでくる構成ではありませんでした。どちらかというと、世界観を背景に純粋な謎解き体験を楽しむタイプの作品と言えるでしょう。
とはいえ、クリア後には財宝の行方や師匠の所在についてしっかりと回収が入り、物語としての締めくくりは用意されています。決して重厚ではないものの、冒険譚としてのオチはきちんと描かれており、すっきりとした読後感で終わる構成でした。
複合的な要素を活用する謎解きが溶け込む
本作の謎解き要素について触れておきます。
本作の謎解き難易度は「やや難しい」で、立ち位置としては中級者向け。
ジャンルは一応“物語系”ですが、ストーリーよりも謎解きそのものの比重が大きく、問題数はおよそ20問前後と標準的なボリュームです。
具体的な解法には触れませんが、本作はマップ上での探索アクションと、手元のキットに記された情報を組み合わせて進めていく設計になっています。常に複数の情報を抱えた状態で、「どの謎から解くか」「どの情報をどこに使うか」を自分で整理しながら糸口を探すタイプの構成です。特に中盤以降はその傾向がより強まり、情報同士の結び付けが重要になってきます。
そのため、いわゆる単発で解けるシンプルな小謎はほとんどなく、多くが複合的な要素で構成された“大謎”寄りの作り。ひとつの気づきだけでは突破できない場面も多く、じっくり考えさせられる、解きごたえのある内容でした。
また、謎解き作品の中には「ここからが本番です」と言わんばかりに構えるタイプもありますが、本作は非常にナチュラルに謎が組み込まれています。その分、単体で解くのか、複数の要素を組み合わせるのか、必要な情報はどこにあるのかを常に探り続ける必要があり、難易度は上がるものの、その分だけ満足度も高い仕上がりでした。
そして最終問題は、これまでのMovie rock作品同様、引っ掛け要素を含んだ多重構造の大謎。過去作と比較すると難易度はやや抑えめに感じましたが、それでもしっかり“してやられた”瞬間がありました。最後まで気を抜けない、印象的な締めくくりでしたね。
クライマックス2問が苦戦しつつも印象的
続いて、実際のプレイ感についてです。
ゲームを開始すると、まずはシステム説明と物語背景を描いた動画の視聴からスタート。Movie rock作品ではおなじみの導入で、世界観にスッと入り込ませてくれる流れです。
本作は全4章構成。EPISODE1・2の前半パートは比較的シンプルな“一枚謎”寄りの問題が多く、そこに探索要素が少し絡む形でした。一部が複合謎になっている程度なのですが、「これは単体で解けるのか? それとも他の情報と組み合わせるのか?」という疑念が常につきまとうのが少々厄介。シンプルに見えるぶん、逆に構えてしまう感覚がありましたね~!
しかし後半のEPISODE3とFINALに入ると、様相は一変。複合要素が一気に強まり、難易度も明確に上がります。前半では“その場で確認できる情報との掛け合わせ”が中心だったのに対し、後半では過去に解いた謎の答えや要素を積極的に再利用してきます。解法そのものはシンプルでも、「どの情報をどこと結びつけるのか」という整理の部分でしっかり悩まされる構成です。
個人的には、この“情報の掛け合わせ”こそキット型謎解きの醍醐味だと思っています。今や一枚謎ならウェブ上に無数にありますが、物理キットを広げ、過去の情報を引っ張り出して組み上げる体験はやはり格別です。
特に印象的だったのは終盤の2問。
ひとつ目はEPISODE3の“本の形”が描かれた謎。二段階構成になっており、二段階目でしっかり苦戦しました。指示そのものにはすぐ気付いたものの、「どうやって実行するのか」が分からない。怪しい部分をぼんやり眺めていたとき、「あれ、これ使えるのでは?」と閃き、なんとか突破。あの形がまさかそんな意味を持つとは……と、素直に驚かされましたね!
そして当然ながら、最大の山場は最終問題。実質三段構えの大謎です。ここでは「お…お宝がー!」という演出を通過して悲しい気持ちになった人も多いはず。ここまでは比較的スムーズに気付ける印象で、2段階目はプレイ環境によって体感難易度が変わるかもしれません(笑)。問題は第3段階目。ここは完全にやられました。ある“前提”に対する意識をきれいに塗り替えられ、仕掛けに気付くまでかなり時間を要しました。思考の流れまで読まれているかのような引っ掛けで、単純なのに難しい、非常に質の高い一問。最後にしっかり印象を残してくれます。
苦戦しつつも、クリアタイムは目安通りの128分。仕掛けに仕掛けを重ねた構成で、最後まで考えさせてくれる、工夫の詰まった良作でした。

まとめ
本作品のポイント
- 中級者向け謎解き
- 複合的な要素で解く謎解きが多数
- 低価格で体験可能な謎解き