ボードゲーム

【評価/感想】EXIT脱出:ファラオの玄室

Group SNEから販売されている『EXIT脱出:ファラオの玄室』のプレイが終了しました。

本作品は“EXIT脱出”シリーズの第2弾で、公式難易度は「上級」の謎解き型ボードゲームとなります。密室の様子が描かれた冊子、小道具、謎カード、暗号解読盤“デコーダー”を使用して密室からの脱出を行う本格的な脱出ゲームです。密室の探索を行い、数々の鍵付き収納を解錠し、情報/アイテムを入手して、外に繋がる最後の扉を開けて脱出するという正統派の脱出ゲームの流れを汲み、ボードゲームに落とし込んだ作品になります。

第2弾の“ファラオの玄室”はEXIT脱出シリーズの「上級」作品の中でも高評価を受けている作品です。
いやぁ…難しかったですね。それでも第1弾の“荒れはてた小屋”同様に高評価を受ける理由も同時に分かる作品で、謎解きの解法と仕掛けが非常にユニークで面白かったです。海外製×上級難易度で所々「??」となる箇所もありましたが、それでも満足度の高い1作でしたよ!

vs第一弾 比較ポイント

・第一弾と比較すると、難易度大幅UP
・指示文の意図を汲み取るのが難しい、コンセプトを理解する必要あり。
・破壊要素(非破壊でもプレイは可能)ありの謎解き

  エジプト旅行を満喫しているあなたは、旅行の目玉である王家の谷に来ました。ツタンカーメンの墓に夢中になっていたあなたは、なんと他のツアー客とはぐれてしまいます。無我夢中で通路を駆け戻っていると、目の前にある石の扉が開き、神秘的な玄室にたどり着きました。
 しかしふと気づくと、さきほど通った石の扉が閉まっていきます…。あたりを見回すと、ほこりをかぶったノートと古代の歯車式円盤装置が!

この記事では、”実際のプレイデータ“評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん

ぼどわん(当サイトの運営者)

  • 一般企業勤めの20代後半
  • 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
  • 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
  • 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!

「EXIT脱出」の紹介記事、遊び方に関してはコチラから!

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実際のプレイデータと評価

まずは、実際のプレイデータと評価を記載していきますね!

作品名 EXIT脱出:ファラオの玄室
プレイ人数 1~6人
プレイ時間 45−90分/1プレイ
ジャンル 謎解き型
プレイ方式 一度きりの体験
価格 3,080円(2026/01)
関連作品 16作品
おすすめ度(個人的)
BGG ranking Rate 6.728:rank:848/29836 (2026.1)
ひとこと 本格的な謎解きボードゲーム、謎解き力が測られる

謎解きジャンルなので1回のみプレイ

本作品を二人協力プレイで進め、プレイデータは以下の通り。

プレイデータ

  • プレイ人数 : 2人
  • プレイ時間 : 127分(2時間7分)
    謎1:3分
    謎2:58分
    謎3:6分
    謎4:1分
    謎5:13分
    謎6:22分
    謎7:3分
    謎8:9分
    謎9:5分
    謎10:7分
  • プレイ回数 : 1回
  • プレイ期間 : 1日(1月2日)

本作品はボードゲームのため、謎解きにウェブ利用等は必要とせず、本作品単体で完結します。

また、工夫により不可逆的な破壊は伴わず再利用可能作品となります。
キットの切り取り箇所は存在しますが、破壊を伴わずに謎解きをプレイすることは可能でした。

EXIT脱出:秘密の実験室のプレイ評価

実際にプレイしてみて、『EXIT脱出:ファラオの玄室』の評価はコチラの通りになります!

プレイ評価

盛り上がり:4凝った謎解きギミック
難易度:4やや難しい
知略:5謎解きなので知略5
運要素:1運要素はゼロ
コスパ(ボリューム/時間):1(謎解き作品では通常クラス)
おすすめ度:4
“謎解き型”のボードゲームでは殿堂入り級の名作

EXIT脱出シリーズの本作“ファラオの玄室”は、第1弾同様に作品全体をフルに使った工夫と驚きの仕掛けが随所に盛り込まれており、プレイ中も自然と盛り上がれる構成になっています。単に謎を解くだけでなく、「脱出ゲームを体験している感覚」をしっかり味わえるのが魅力ですね。

謎解き作品としての難易度は「やや難しい」。EXITシリーズの中では「上級」扱いで、EXIT脱出シリーズの中でも屈指の難しさ。EXITシリーズの作品難易度を10段階評価で表すなら難易度は【9/10】といったところでしょう。

価格面のパフォーマンスについては、ボードゲームとして見るか、謎解き作品として見るかで評価が分かれます。ボードゲームとして捉えるとややコスパは低めですが、謎解き作品として見ると意外にも標準的な価格設定です。本レビューでは一応「ボードゲーム」として評価していますが、殿堂入り級と呼べる完成度の謎解き作品であることは間違いなく、ぜひ一度はプレイしてほしい一作ですね。

プレイの感想(ネタバレなし)

さて、本ゲームのプレイ感想に移ります。

EXIT脱出シリーズ第2弾となる「ファラオの玄室」。第1弾に次いで「上級」作品でありながらも高評価を受ける作品であり、謎解き難易度と相まって期待値高めでプレイした1作でした。

第1弾同様に“謎解き型ボードゲーム”というジャンルにおいては殿堂入り級の立ち位置にある本作品ですが……難しさと仕掛けの面白さが両立した1作でしたね!作品全体を駆使した謎解きの仕掛けが複数設計されていたのは驚きでしたし、終盤にピークを持ってくる謎解きの展開が素晴らしかったですね。

公式難易度は上級で、個人的な難易度は「やや難しい」レベル。EXITシリーズの中でも屈指の難易度を誇る作品だと思います。純粋に少ない情報源で難易度高めの謎解きを行うという、とてつもない難しさを痛感しました。また、シリーズ特有の話になりますが、常に2~3種類の暗号に対する情報やアイテムを同時に持っている状態になるため、どの暗号にアプローチすべきかで迷う場面は多かったですね。

プレイ中、特に時間を要したのは2つ目の謎である「菱形の謎」。冒頭の亡くなった先駆者から「“違和感”には敏感に」と助言をもらっていましたが、圧倒的な違和感に気づくことはできず…理不尽ささえ感じる謎解きで、この時点で1時間経過です(笑)。クリアタイムは127分、ヒント使用は3回で評価は☆4。残念なプレイヤースキルとなってしまいました…。

若干のネタバレ要素に触れる前に、まずは本シリーズの良かった点、悪かった点についてまとめます。シリーズの良い点、悪い点は共通しているので、第一弾紹介の下記記事を参考にしてください。

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【評価/感想】EXIT脱出:荒れはてた小屋

Group SNEから販売されている『EXIT脱出:荒れはてた小屋』のプレイが終了しました。 本作品は“EXIT脱出”シリーズの第1弾で、公式難易度は「中級」の謎解き型ボードゲームとなります。密室の様 ...

■ 良かった点 
・脱出ゲーム作品としての本格さ
・ボードゲームと謎解きの融合

■ 悪かった点
・ボードゲームプレイヤーからすると1プレイ3,080円はコスパが悪い

プレイの感想(ネタバレあり)

ここからは、コンテンツにもう少し足を突っ込んだ感想を記載していきます!

謎解き要素

本作のEXITシリーズ内での個人的難易度は【:9/10】です。公式難易度は「上級」ですね。

脱出までの解答順

突破すべき暗号は全10種
【L→菱形→四角→十字→Y→丸→月→六角形→星→逆三角形】

L、菱形の謎解き

Lの謎解きは簡単でしたね。謎カード単体でも解けますし、冊子の情報と合わせるとより納得感が増しますね。

菱形の謎解きは個人的に本作一番の難関ポイント。速攻で閃いた人はEXIT脱出達人ですね、結構理不尽に近い謎解きだったと思います。ただ、フォード博士の助言にて“違和感”を大切にする旨が伝えられているんですよね。その視点でツタンカーメンの玄室を眺めると…確かに“違和感”。そしてアイテムに同じ菱形のマークがあるんですよね…。EXITシリーズは暗号の形だけは噓をつかないので、EXIT慣れが足りませんでした。そしてツタンカーメンの謎でも「不気味なものが数多く存在」と記載されていて、古代エジプト+αの創作感に気づけるかが本作を解き進めるうえでの鍵になりますね。

四角、十字の謎解き

四角の謎解きは、謎カードに書かれた指示そのものをどう解釈するかを推測して解くタイプの謎でしたね。EXITシリーズらしく、「今持っている情報だけで本当に解けるのか?」という疑念が常に頭の中をぐるぐる巡ります。まだ何か情報が足りないんじゃないか、それとももう解ける段階なのか……。正直「これはまだ早いかなぁ」と半信半疑でしたが、思い切って推測した“3つの数字”を暗号解読盤〈デコーダー〉に入力してみると、まさかの正解でした。

一方、十字の謎解きは情報さえ出揃えば非常にシンプル。文字の入れ替えを行うタイプの謎で、仕組み自体はかなり分かりやすいです。ただしこれもEXITらしく、序盤から「解けそうで解けない」状態が続きます。明らかに何か足りないのに、それが何なのか分からないもどかしさがありましたね。とはいえ、必要な情報が出てきた瞬間に「あ、これだけか」と拍子抜けするほどあっさり解けました。

Y、丸の謎解き

Yの謎解き丸の謎解きは、本作の中でも仕掛けの面白さトップ3に入る印象的な謎でしたね。

まずYの謎解き
ここは難易度高めで、私はこの謎だけで約13分かかりました。指示文にある「“間違い”とは何か」「ペンで“突き”とめるとはどういう意味か」という解釈がとにかく難しい。ネフェルティティの謎を見ると絵が3つ並んでいますが、いわゆる単純な“間違い探し”ではないとすぐに分かります。

ここで重要なのが、序盤から何度も提示されてきた“違和感”を大切にする姿勢ですね。古代エジプトという題材に、ほんのわずかな+αの創作要素が混ざっていることに気づければ、答えは実はかなり近くにあります。
また「突きとめる」という表現から、本来は破壊を伴うことを想定した謎だと思いますが、私は非破壊でクリアしました。とはいえ、実際に“突き”とめたら相当気持ちよさそうな仕掛けですよね(笑)。

続いて丸の謎解き
こちらも同じく難易度は高めで、私は22分ほど要しました。突破口になるのは、指示文に出てくる「青の宮殿」というワード。ここにピンと来るかどうかで、体感難易度が大きく変わります。謎解きを始めてから「青いもの」をほとんど見ていないことに気づけば、「じゃあどこにある?」という発想に自然と辿り着きます。

EXITシリーズらしく、この謎も作品全体を使った仕掛けになっており、気づくべきパターンではありましたね。こちらは本来破壊を伴う謎解きになりますが、非破壊でもプレイ可能です。なお、「青の宮殿」が判明した後は指示通り進めるだけなのですが、若干釈然としない部分も残ります。おそらく「指定された色の端と端が隠れるように配置する」という意図なのだと思います。何も考えずに配置すると全部埋まり解答が現れません。

月、六角形の謎解き

月の謎解きは、必要な情報さえ出揃えば即座に解けるタイプの謎でした。ただし体感としては中盤あたりから「もう解けそうなのに解けない…」という状態が続き、前述のYの謎解きや丸の謎解きと、どれから手を付けるべきかでかなり迷いました。その結果、解答順の判断に時間を取られ、Yと丸の謎解きに想定以上の時間を費やしてしまった側面もありましたね。

六角形の謎解きも同様で、情報が揃えば一気に解決できる謎です。ただし、1つずつ指定されたシンボルを丁寧に塗り潰していく作業はなかなか骨が折れます。作業量自体は多いものの、その分すべてを終えた後、綺麗に浮かび上がる数字を見たときの達成感は大きかったですね(笑)。

星、逆三角形の謎解き

星の謎解きは拍子抜けするほどシンプルで、ほぼ即答レベルの謎でした。

そして最後が逆三角形の謎解き
月・六角形・星と比較的簡単な謎解きが立て続けに続いたあとに持ってこられる、本作最大の山場であり、仕掛け面でも間違いなく本作ナンバーワンですね。

指示文の「“11”を安置しなければいけない」という一文は、未使用のページが残っている時点で比較的すぐに察しがつくと思います。ただ、本当に悩まされるのは「閉じられた墓蓋」という表現。ここで“閉じる”という動作に着目できるかどうかが分かれ道でしたね。閉じたり開けたりできるものは限られているわけで、そこに目を向けてよく観察すると、うっすらと浮かび上がる文字に気づけるはずです。あとは3種類の謎カードの指示に従って行動していけば、最終的に3つのシンボルが示されましたね。EXIT慣れしてきたせいか、ここは比較的あっさりクリアできました!

そして…「脱出成功!」です。

まとめ

世界で遊ばれている殿堂入り作品のEXIT脱出シリーズ。面白かったですね!

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二人協力ゲーム専門のレビューブログ
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