Group SNEから販売されている『EXIT脱出:秘密の実験室』のプレイが終了しました。
本作品は“EXIT脱出”シリーズの第3弾で、公式難易度は「中級」の謎解き型ボードゲームとなります。密室の様子が描かれた冊子、小道具、謎カード、暗号解読盤“デコーダー”を使用して密室からの脱出を行う本格的な脱出ゲームです。第1弾、第2弾、第3弾が揃って2017年ドイツ年間ボードゲーム大賞エキスパート部門を受賞しており、そのラストピース作品です。
第3弾以降も大人気EXIT脱出シリーズは発売されていて、日本語版は全16種(2026.1現在)存在するよ!
第3弾の「秘密の実験室」は、第1弾と同じく公式難易度は「中級」に分類されていますが、その中でも難しめの部類に入り、第1弾より明確に難化している印象を受けました。第1弾・第2弾のような派手で特殊なギミックは存在しないものの、小道具の種類が増え、各謎解きそのものが純粋に難しくなっている点が本作の大きな特徴です。
また、本作のコンセプトは“実験室”。科学系の器具や試薬、法則といった要素が数多く登場し、それらが謎解きにしっかりと絡んでくるのが非常に面白いですね。理屈や法則に触れながら解き進める感覚が強く、シリーズの中でも知的な手応えをより感じられる一作でした。
「簡単にお金が得られます」と新聞に書かれた言葉に惹かれ、治験バイトに参加することにしたあなた。当日、あなたは研究者らしき人に「ここで待つように」と近代的な実験室へ案内されます。しかしおかしい、部屋には他に人がいないのです。そして突然、試験管から煙が立ち上り、あなたは気を失います…。
頭痛とともに目を覚ますと、実験室のドアはロックされています。そしてあたりを見回すと、テーブルの上には先程までなかったノートと奇妙なディスクが!
この記事では、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
「EXIT脱出」シリーズの紹介記事、遊び方に関してはコチラから!
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ここでは、ボードゲーム『EXIT脱出シリーズ』の遊び方を動画、画像付きで紹介します。 Contents1 ゲーム概要2 プレイ解説動画3 プレイ解説画像3.1 ①盤面の用意3.2 ②物語の確認3.3 ...
Contents
実際のプレイデータと評価


まずは、実際のプレイデータと評価を記載していきますね!
| 作品名 | EXIT脱出:秘密の実験室 |
| プレイ人数 | 1~6人 |
| プレイ時間 | 45−90分/1プレイ |
| ジャンル | 謎解き型 |
| プレイ方式 | 一度きりの体験 |
| 価格 | 3,080円(2026/01) |
| 関連作品 | 16作品 |
| おすすめ度(個人的) | |
| BGG ranking | Rate 6.671:rank:943位/29836 (2026.1) |
| ひとこと | 本格的な謎解きボードゲーム、謎解き力が測られる |
謎解きジャンルなので1回のみプレイ
本作品を二人協力プレイで進め、プレイデータは以下の通り。
プレイデータ
- プレイ人数 : 2人
- プレイ時間 : 61分
謎1:5分
謎2:6分
謎3:8分
謎4:10分
謎5:13分
謎6:5分
謎7:6分
謎8:2分
謎9:4分
謎10:2分 - プレイ回数 : 1回
- プレイ期間 : 1日(1月2日)
本作品はボードゲームのため、謎解きにウェブ利用等は必要とせず、本作品単体で完結します。
今作ではキットの破壊を伴い、非破壊でのプレイは困難です。
ただし、実質パーツの切り取りにはなるので、解答に直結はしません。
EXIT脱出:秘密の実験室のプレイ評価

実際にプレイしてみて、『EXIT脱出:秘密の実験室』の評価はコチラの通りになります!
プレイ評価
| 盛り上がり | :4 | |
| 難易度 | :3 | 謎難易度(7/10) |
| 知略 | :5 | 謎解きなので当然知略5 |
| 運要素 | :1 | |
| コスパ(ボリューム/時間) | :1 | (謎解き作品では通常クラス) |
| おすすめ度 | :3 |
EXIT脱出シリーズの本作「秘密の実験室」は、第1弾の「荒れはてた小屋」、第2弾の「ファラオの玄室」とは異なり、シリーズの流れを踏襲するというよりも、純粋に“謎解き”としての完成度を高めた作品という印象を受けました。これまでのギミック重視路線とは一線を画し、別ベクトルで楽しめる脱出ゲームに仕上がっていますね。
謎解き作品としての難易度は「普通」。公式ではEXITシリーズの「中級」に分類されていますが、その中では難易度はやや高めの部類だと思います。EXITシリーズ全体を10段階で評価するなら、本作の難易度は【7/10】程度。情報整理力や論理的思考をしっかり求められる、歯ごたえのある一作でした。
価格面のパフォーマンスについては、ボードゲームとして見るか、謎解き作品として見るかで評価が分かれます。ボードゲームとして捉えるとややコスパは低めですが、謎解き作品として見ると意外にも標準的な価格設定です。本レビューでは一応「ボードゲーム」として評価していますが、殿堂入り級と呼べる完成度の謎解き作品であることは間違いなく、ぜひ一度はプレイしてほしい一作ですね。
プレイの感想(ネタバレなし)

さて、本ゲームのプレイ感想に移ります。
EXIT脱出シリーズ第3弾となる“秘密の実験室”は、第1弾に続く「中級」作品でありながら、難易度やギミックにしっかりと変化をつけてきた意欲作でした。第1弾をプレイして「もう少し歯ごたえが欲しい」と感じた方や、シリーズを段階的に難しくしていきたい方にとって、本作はちょうど良い立ち位置の作品だと言えるでしょう。
個人的には、日本製の謎解き作品を数多くプレイしてきましたが、EXITシリーズの第3弾までの中では、本作が最も日本製に似た“純粋な謎解き作品”に近い感覚を受けました。さらに、第1弾、第2弾では小道具は各1種のみでしたが、本作では3種の小道具が同梱されており、それぞれが謎解きにしっかり絡んできます。この点が、単なる暗号解読に留まらず、“実験室”というコンセプトを強く感じさせる要因になっていましたね。

公式難易度は「中級」ですが、個人的な体感難易度は「普通」レベルでした。ただし、上述の通り第1弾よりは確実に難化しており、より“閃き力”を要求される謎解きが増えた印象です。特に序盤は情報が整理しづらく、どこから手を付けるべきか迷う場面も多く、シリーズ経験者でも少し戸惑う難しさがありましたね。一方で、後半に進むにつれて謎の構造が見えてくるため、難易度はやや落ち着いた印象を受けました。そのため、序盤をどれだけスムーズに突破できたかが、最終的なクリアタイムやスキル評価に大きく影響してくる構成だと思います。
EXITシリーズ特有の特徴として、本作でも常に2~3種類の暗号に対する情報やアイテムを同時に所持している状態になります。その結果、「今どの暗号にアプローチすべきか」で迷う場面が多く発生しましたね。解けそうで解けない暗号に時間を取られる一方、実は別の暗号の方が先に解ける状態だった、というEXITらしい展開も健在でした。
プレイ中、特に時間を要したのは4つ目の謎である「丸の謎解き」。納得感もあり、“してやられた”感もある国旗が関わる謎解き。ここだけ“実験室”のコンセプトっぽくないのはご愛嬌。非破壊に拘ったのも助長していますが、解くときに可能なら視覚的に情報が得られるよう整理すべきだったなと反省してます…。クリアタイムは61分、ヒント不使用で評価は☆9。惜しくも満点には届かない結果となりました。
若干のネタバレ要素に触れる前に、まずは本シリーズの良かった点、悪かった点についてまとめます。シリーズの良い点、悪い点は共通しているので、第一弾紹介の下記記事を参考にしてください。
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■ 良かった点
・脱出ゲーム作品としての本格さ
・ボードゲームと謎解きの融合
■ 悪かった点
・ボードゲームプレイヤーからすると1プレイ3,080円はコスパが悪い
プレイの感想(ネタバレあり)
ここからは、コンテンツにもう少し足を突っ込んだ感想を記載していきます!
謎解き要素
本作のEXITシリーズ内での個人的難易度は【:7/10】です。公式難易度は「中級」ですね。
脱出までの解答順
突破すべき暗号は全10種
【十字→六角形→菱形→丸→Y→月→星→L→逆三角→四角】
恐らく、星とLは順不同で突破できます。
十字、六角形の謎解き
十字の謎解きは少し難しめです。そもそも「雪を溶かす」という表現があまりにも抽象的で、初見では何を指しているのかまったく分からないんですよね。とりあえず指示通りに線を繋いでみても、すぐに答えが浮かび上がるわけではなく、「これで本当に合ってるのか?」という不安を抱えたまま作業を進めることになります。ただ、この謎の肝は“線を引いて区分けした”という行為。謎解きに意味のない行為はありません。
注意点が1つあり、ヒントを使用する場合にはヒント2がほぼ答えになるので、要注意です!
六角形の謎解きは、毛色がガラッと変わって謎解きっぽく印象的でした。まずシャーレに記載された文字に共通点があることに気づき、それらが「どこに書かれているか」を密室内から探すところからスタートします。すると、意味ありげに描かれた絵が近くに配置されていること、そしてそれらがすべて密室内に存在していることに気づくんですよね。発想としては非常に謎解きらしさを感じる問題でしたね。
余談ですがただ冷静に考えると、シャーレの上で開放系のまま危険そうなものを培養して放置している状況、普通に怖すぎますね(笑)。
菱形、丸の謎解き
菱形の謎解きはちょっと迷いました。指示1〜3を「同時に満たす条件」だと解釈してしまい、一気に泥沼にハマりました。全部を一度に成立させようとしてあれこれ試すんですが、不可能というか意味がないというか…。実際には、指示を1つずつ順番に実行していくだけで、自然と見えてくるものがありました。
ヒントが結構雑で、「ただの作業指示」でしかないですが、着目すべきは1つ1つの指示を行った際の浮かび上がる形が解答になります。“7”の書き方が海外式なので、パッと見は意味不明なのですが、実験室に書かれた数字の“7”はよく見ると海外式の記載でしたね。
丸の謎解きは作中ではトップクラスに難易度高めでした。冊子の指示通りに埋めていくところまでは問題ないんですが、そこから先が完全に手探り状態。「ここからどうするんだ…?」と途方に暮れましたね。最初は色と数字の関係性を真面目に考えていましたが、いくら考えても噛み合わず、完全に見当違いでした。ただ、色を塗ってみると一気に視界が開けます。あの瞬間の「やられた感」はかなり強烈でした。まさか最終的に“国旗”が出来上がっているとは…。
Y、月の謎解き
Yの謎解きは本作で一番時間を要した謎解きでした。すべきことはすぐに理解できましたが、得た結果と解答を結びつけるのに時間が掛かりました。色、形、位置が全て一致するのはα、γだけでβが一致しない理由に悩んでましたね。まさか位置は関係ないとは…綺麗に考えすぎでした。また、暗号解読盤<デコーダー>への入力もα→β→γ順かと勘違いしていましたが、そういえば番号記載されてましたね…。結構グダグダでYの謎解きにはやられました。
月の謎解きは簡単でしたね。文字入れて変換して3文字抽出して変換表を見るだけ。Rnの元素記号は「ラドン」では?と思いながら解きましたが、後で調べたらトロンはRnの同位体なんですね。すみません…
星、Lの謎解き
星の謎解きは指示通りであっさりクリア!
Lの謎解きも過去問の再利用であっさりクリア。α、β、γには苦しんだので一瞬で閃きました。
逆三角、四角の謎解き
逆三角形の謎解きは珍しく1つずつコードが現れる形式の謎解きでしたね。2つ目は冊子の中で使ってないページを使えばすぐですね。3番目のコードは既に情報が与えられてますが、見よう見ようとすると逆に見えなくなる仕掛け。こういう目の錯覚(?)的な謎解きを放り込んでくるのは面白かったです。1つ目のコードはもうモロでしたね。逆に謎すぎて迷いました。
四角の謎解きは本当に指示通りやるだけ。やったことには必ず意味がありますよね。通過した部分を読み解くだけでした。でも案外綺麗な円を描くの難しくて少しブレたので本当にあってる?と疑心暗鬼でした。
そして…「脱出成功!」です。結末が恐ろしいですね。20ユーロ…。

まとめ
世界に認められた殿堂入り級の脱出ゲーム作品。面白かったです!







