SCRAP主催のリアル脱出ゲーム『止まらない豪華列車からの脱出』をプレイしてきました。
本作品は、SCRAPが手掛ける東京新宿が拠点の謎テーマパーク“TOKYO MYSTERY CIRCUS”で公演中のリアル脱出ゲームになります。
初のMYSTERY CIRCUSでしたが、謎グッズ販売を行う1階フロアから5階まで謎だらけ。1階フロアで1時間近く滞在し、帰宅後にプレイする謎解きを選んだり、存分に楽しめましたね。
さて、本題の「止まらない豪華列車からの脱出」は、9rooms形式の脱出ゲーム(第二弾)で、9つの連続する部屋を移動しながら脱出を目指す公演です。
9種の謎解き部屋を探索しながら脱出するので、なんとなく得した気分にも(?)
後述しますが、本公演の脱出成功率にビビりながら臨みましたが、無事クリア。非常に臨場感のあるハラハラドキドキな体験をすることができましたよ!
ある天才パズル作家が設計した9両編成の豪華列車
“NINE TRAIN”
「奇妙な旅」をコンセプトに作られた列車で、各車両に謎が仕掛けられているらしい。
その完成を記念した内覧会に招待されたあなた。
9号車に乗り込むと、突如けたたましいアラートが鳴り響き、動く予定のなかった列車が突然走り出す。
このままでは50分後には終着駅のある街に突っ込んでしまう!
1号車にある「緊急停止レバー」を引けば、列車は止まる。
しかし、1号車に辿り着くにはそれぞれの車両に仕掛けられた謎を解き明かさなければならない!
50分以内に9つの車両を攻略し、列車を止めろ!
”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
実際のプレイデータと評価

9つの連続する謎解き部屋を攻略する9roomsシリーズの『止まらない豪華列車からの脱出』です。
現在(2025.12)はMystery circusでのみ公演しております。
本公演は、他の参加者と混ざることなく、自分たちのグループだけでプレイできるタイプの公演です。
リアル脱出ゲームでは、大規模な公演ほど知らない人と同じチームになることもあり、それが苦手という方も少なくないと思います。
そういった点で、この公演は“気心の知れたメンバーだけで集中して楽しめる”という安心感があり、落ち着いて挑みたい人や内輪でワイワイ楽しみたい人には特におすすめです。
| メーカー | SCRAP |
| 作品名 | 止まらない豪華列車からの脱出 |
| ジャンル | オフライン謎解き/ルーム型 |
| 開催期間 | 2020年3月19日~ |
| 価格 | 3,000円/人(前売り, 4人グループの場合) |
| 人数 | 1~4人 |
| 目安時間 | 60分~120分(制限時間50分) |
| ひとこと | 緊迫感のある連続脱出が楽しい! |
プレイデータ(人数、時間)
今回の謎解きはSCRAP謎解き経験者2人でプレイしました!
(私:謎解き初心者卒業レベル、相方:謎解き中級者レベル)
本謎解きの制限時間は約50分でしたが、6分残しの44分でクリアできましたよ!
プレイ詳細
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:44分(制限時間約50分)
1号車まで:37分
1号車脱出:7分 - 場所 :TOKYO MYSTERY CIRCUS
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
| 難易度 | :4 | やや難しい |
| 時間制限 | :4 | 50分制限 |
| 面白さ | :4 | 9種の連続部屋脱出 |
| ボリューム | :4 | 約20問 |
| 価格 | :3 | 約3,000円 |
| おすすめ度 | :4 |
本謎解きの難易度は「やや難しい」レベルでしたね!
個人的には、難易度「普通~やや難しい」レベル。一方、公式では本公演の脱出成功率はなんと約10%です。そのため、この点を考慮して「やや難しい」レベルとしました。大謎よりは小謎部分が難易度高めですね。
リアル脱出ゲームの公演としてはルーム型やホール型などがありますが、SCRAPの9roomsシリーズは9種の異なるプチルーム型をサクサク突破するイメージなので、結構面白く、ボリュームもあるように感じます。価格もSCRAP公演の標準程度で、個人的にややお得感を感じますね。
一般のルーム型やホール型などとはまた異なる感覚で楽しめる脱出ゲームになっているので、未プレイの方はお勧めです!
本作品は…
・SCRAP主催の中~上級者向け謎解き
・連続するルーム型を楽しめる9roomsシリーズ
・制限付きのハラハラドキドキな暴走列車脱出
プレイの感想
さて、プレイ感想に移ります!
基本的に謎解きはネタバレNGなので、大雑把な感覚を共有できればと思います!
初体験!9roomsシリーズ
本公演は大好評だった「Escape from the nine rooms」を踏襲した“9rooms”シリーズの第二弾になります。今回は暴走列車からの脱出をするコンセプトで、9つの車両を順に突破し脱出する展開となっています。

各車両が簡易的なルーム型謎解きとなっており、ある車両は客室、ある車両はバーなどコンセプトの異なるルーム型が9種体験できるようなもので、非常に楽しかったですね!また、一般的なホール型/ルーム型の公演では終盤に時間制限を意識しますが、今回の9roomsシリーズの公演では各部屋突破する度に、進行状況に合わせて時間制限を意識するので、より時間に対して危機感を持って臨む感覚があり、非常にハラハラドキドキします。この点も面白かったと感じるポイントですね!
対して、強いて気になる点を挙げるとすれば、“待ち時間”です。
9roomsは設備がひとつしかないため、1組ずつ完全に区切って50分間使うわけではなく、進行状況を確認しながら次々と参加者が進んでいく仕組みになっています。そのため、常時3組ほどが同時進行で謎解きを進める形になります。
ただし当然ながら、組ごとに解くスピードは異なります。先の部屋が詰まっていると、制限時間は減らないものの、次の部屋へ移動するまでの待ち時間が発生してしまいます。特に経験者の場合はテンポよく解けてしまうため、その待ち時間がやや気になるかもしれません。
仕組み上やむを得ない部分とはいえ、各部屋をテンポよく攻略していく臨場感が少し途切れてしまうのは、少し惜しいポイントでした。
脱出成功率10%!?高難易度リアル脱出公演?
次は謎解きの要素についての感想を共有します。
本公演の謎解き難易度は「やや難しい」です。
公式が公開する脱出成功率は約10%で、一般的な公演より難易度高めであることが分かります。
個人的にはそこまで…という気もしましたが、この点についても解説したいと思います。
まず、本公演では1車両目の部屋No.9から8車両目の部屋No.2までは小謎に該当し、最後の9車両目の部屋No.1が大謎となります。公演全体で制限時間は50分ありますが、最後の9車両目は、(時間が余る場合)強制的に制限時間が10分となるため、実質No.9~No.2が制限時間40分、No.1が制限時間10分でした。

各車両(No.9~No.2)で展開される小謎は多ジャンルですが、前半4車両は「やや簡単」、後半4車両は「やや難しい」レベルになっています。恐らく、脱出成功率を見るに、後半で一気に時間不足となり初心者さんは脱落しちゃうのかなと思います。後半4車両のうち、私たちも2車両で時間経過によるヒントがポップアップし、ノーヒントでは解けませんでした。ぶっちゃけ、そのうち1つに関してはヒント無しじゃ厳しくない?と思うレベルだったので、数回ヒント前提で行くために、なるべく前半で時間を節約することが鍵になりますね。
ルーム型の基本「仕掛け、違和感をくまなく探す」が大事だね!
そして最後の9車両目のNo.1では、ノーヒント・時間制限10分縛りになります。この時点で10分以上余裕がある方は強制的に時間制限が10分に(つまりクリアタイムにだけ反映される)、10分以下の方は残り時間でNo.1に臨むことになります。結構サクサク解けたつもりでNo.1のクリアタイムが7分だったので、残り時間10分切ってると結構厳しい戦いになります。
ただ、No.1の大謎は結構オーソドックスで分かりやすく、後半車両のやや難解な小謎に比べたら、難易度はそれほど高くないと感じました。ラストスパートとして何重にも仕掛けがあるので、余裕を感じてる暇は無いですが…笑
月間No.1タイムでクリア!
今回、東京遠征をして、初MYSTERY CIRCUSかつ初9rooms公演参加でした。
そんな「止まらない豪華列車からの脱出」が開催される5Fフロアで“脱出成功率10%”の表示を見たときには、緊張が走り、「失敗して帰ることになるのか…!?」なんて頭によぎるぐらいには結構衝撃的でした。だって、今年度の遊園地脱出でも成功率3割ですよ?来客する層が恐らく違うとはいえ、強敵コナン公演並みなんて嫌ですよね。

いざ、列車の中に誘われ、1車両目No.9を58秒で瞬殺。前半車両を10分程度でサクッと突破し、持ち時間も十分確保。なんだかんだで楽観ムードも漂いました。
解答があまりに早すぎて後半途中までは部屋を突破する度に前の組を待っていましたね。
しかし、後半車両に差し掛かると様子が一変。目の前のマークは見落とし無駄に時間を消費するわ、「そんなんわかるかい!」的な仕掛けに焦り、ポップアップするヒントにさらに焦り、文章理解もままならず、オロオロし始め、結局最終車両到着時には37分経過の残り13分でした。
最速クリアタイムなんて目指してなくて成功すればなんでもいいので、待ち受ける大謎に対して、残り3分を使用してNo.9~No.2の情報整理でも…と思っていたらスタッフから催促されて、最終の車両に挑むことに。
さすがに後続が次々と投入されているので、遅延行為扱いでした、すみません。。。
最終謎は大謎と言えば大謎なんですが、そこまで高度に小謎を利用した印象はありません。ただただ純粋にギミックが面白いですね。
何度も何度も仕掛けが施されてるので、本当にこれで終わりなのか!?と疑心暗鬼になりながら7分でクリア!

9roomsシリーズは個人的にルーム型を次々に突破するこのテンポ感が好きでした。第3弾公演の「迷いの森の館からの脱出」も雰囲気があって面白そうなのでいずれ参加したいですね!皆さんも9rooms公演をプレイしてみてくださいね。