リアル脱出ゲームを展開するSCRAPの謎解き書籍『放課後デスゲームからの脱出』をプレイが終了しました!
本作品は小謎大謎を含む複数章と、作品全体を使う大謎という構成の謎解き書籍です。
破天荒な女子高生と破天荒な設定から繰り広げられる予想もつかない展開の数々と、飽きさせない小謎大謎の展開によって普段読書しない私でも楽しみながら1日で完走することが出来ました。
「ねー、ヨーコちゃん、起きて~」
親友のヒカリの声で目を覚ますと、そこは見知らぬ体育館だった。
目の前にはゼッケンをつけた数百人の人々が集まり、ステージ上では仮面をつけた男が不穏な言葉を口にする。
「最後まで生き残った者には莫大な賞金が与えられます。」
ただし、脱落した者には…無慈悲な死が待っています!」
ここは…もしかしてデスゲーム会場!?
どうして自分たちがこんなところに?
「…でもまあ、細かいことはいっか!賞金欲しいしやるしかないっしょ!」
「ヨーコちゃん、もうちょっと考えようよ~!」
そんなお気楽な女子高生コンビの前に次々と立ちはだかる、
7種のデスゲームと何やら裏がありそうな参加者たち。
2人は一緒に生き残れるのか?
さて、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
実際のプレイデータと評価

本作品はSCRAP社から提供される「放課後デスゲームからの脱出」という謎解き書籍になります。
書籍中の巻末付録を切ってカード状のシートを使用しますが、書籍の破壊等は含みません。
ウェブは使用せず、書籍のみで完結しますよ!
そんな『放課後デスゲームからの脱出』をクリアしたので共有します!

メーカー | SCRAP |
作品名 | 放課後デスゲームからの脱出 |
ジャンル | 謎解き書籍 |
発売日 | 2025年5月 |
価格 | 1,800円(税抜き) |
推奨人数 | 1人~ |
目安時間 | ~5時間(各ゲーム所要時間:~30分) |
ひとこと | 7種の(謎解き)デスゲームを生き残れ! |
プレイデータ(人数、時間)
今回の謎解きはSCRAP謎解き経験者2人でプレイしました!
(私:謎解き初心者卒業レベル、相方:謎解き中級者レベル)
本作品は書籍の読みはじめから読み終わり(謎解きクリア)まで、約274分(4時間34分)でクリアしました!
謎解き自体の時間に加え、書籍を読む時間等も合算しているので、目安どおりかなと思います。
プレイ詳細
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:276分
第1ゲーム:21分
第2ゲーム:17分
第3ゲーム:64分
第4ゲーム:50分
第5ゲーム:42分
第6ゲーム:40分
第7ゲーム:40分 - 場所 :自宅(オフライン)
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
難易度 | :3 | 普通 |
時間制限 | :1 | 時間制限なし |
面白さ | :4 | 小謎大謎の展開が盛りだくさん! |
ボリューム | :4 | |
価格 | :4 | |
おすすめ度 | :4 |
本作品の謎解き難易度は「普通」ですね!
ストーリー性のある謎解きをプレイしたことが無い人には少し難しく感じるかもしれません。単純な小謎大謎だけでなくストーリー設定なども盛り込んだ大謎に仕上がっているのでかなり面白いですよ!これぞSCRAPという謎解き作品でしたね!
単純に謎解き問題集より、流れのある謎解きが好きなので謎解きキットやリアル脱出ゲームの方が燃えるんですが…この作品も同様で、かつこのクオリティ、この価格なら非常にコスパは良いと思います。トータルの時間を見ても十分に遊べてますからね。
書籍謎解き試したことないという方はコチラを一旦プレイしてみて欲しいです!

謎解きって基本オンライン購入だけど、本作品は近場の本屋で売ってたよ!
本作品は…
・謎解き難易度が高くなく万人受けする作品
・小謎大謎の展開、物語設定を活かした練られた大謎が楽しめる
・巻末付録のカードのみ切り出しで省スペースでプレイ可能!
プレイの感想
さて、プレイ感想に移ります!
基本的に謎解きはネタバレNGなので、大雑把な感覚を共有できればと思います!
物語の展開が斜め上!続きが気になるストーリー
本作品は表紙やあらすじから見て分かる通り、2人の女子高生がライトな感じでデスゲームに挑む、そんな話。
カイジとかライアーゲームとか、知らないけどイカゲームとか…あの手のジャンルを謎解きにしちゃいました!な感じではありますが、ポップな絵柄から想像できるようにそこまでシリアスではない(?)ので安心してください!
デスゲームなので有象無象の参加者はもちろん、顔見知りになった参加者のご退場の描写はありますが、彼らのその後は作者のみぞ知ることで我々には分かりません!?

「ぷちっ」ってなったとかの表現はあるけどまさかね?
主人公の「ヨーコ」が明るく破天荒な性格なので、なんだかんだ面白楽しく物語を読破していくことができますよ!
で、設定がデスゲームということもあり展開が読めない部分はあるんですが、それに加えて破天荒なヨーコと掴みどころの無いヒカリが織りなす友情の行方や、他登場人物の行方、そして行き着く結末が結構斜め上で、「続きが気になる…」からの謎解き…というループを繰り返すこと7度でいつのまにかクリアしてました。
最後の結末にも驚かされましたが、彼女達2人なら上手くやっていけるでしょう。
やっぱりSCRAP謎解きは面白い
謎解き要素について感想を述べます。
本作品の謎解き難易度は「簡単」です。
ときすすめられます基本的には小謎も大謎も比較的簡単でサクサクと解き進めることができました。いくつか詰まるポイントはあるものの、糸口が全くわからないというのはあまり無い印象です。
全7章で構成されていて、各々異なるジャンルのデスゲーム(謎解き)が体験できます。基本的には序盤は簡単で終盤になるにつれて難易度が難しくなっていく…そんな造りになっています。
各章で複数問の小謎と軽い大謎が存在し、最後には物語や各章の謎解きを利用した大謎が仕掛けられています。基本的にはこの最終問題にあたる大謎が一番難しいですが、一番満足度が高く面白いもので、今回も様々な伏線、設定を回収し正解に辿り着く良い謎となっていました。
SCRAPの謎解きは軽い小謎大謎のループと大掛かりな最後の大謎から成り立つパターンが多く、途中で飽きない常に期待感を持って挑めるのが素晴らしいですよね。そして最後の大謎はいつも想像を超えてくるので非常に楽しいです。
今回の大謎は違和感には気づけるけれど、後一歩が繋がらない…という印象でした。あからさまな伏線は使いたいけれど、その前段階が謎だったのでなかなか綺麗に一本筋で結びつけられない…ということで少し苦戦しました。

そんな時は挿絵に注目してみると良いかもね!綺麗な絵で見返すのも苦じゃ無いね!
デスタワーとデスケープルームが印象的

勿論、最後の大謎はいつも印象的ではありますが、途中の「5章:デスタワー」と「6章:デスケープルーム」が良かったですね。
まずデスタワーの最後は通常の解法で進めると変なキーワードにしかならず文字数もおかしいので、何か一工夫がいる、というのはすぐに気づきます。そこで小謎の設定が活きてくるんですよね。小謎大謎の展開が面白い良問でした。

昔ポケモンでこんな洞窟あったなと思い出してすぐに分かったよ!
次に6章のデスケープルーム。昔ながらの探索寄りの脱出ゲームをうまく書籍で再現しています。同一ページに情報が書かれていてネタバレを食らうのは少し欠点ではありますが、新鮮で面白い謎解きでしたね!
SCRAPお馴染みの最終大謎の選択式解答を選んで…無事に約5時間遊んでクリア!
まとめ
本作品のポイント
- 小謎・大謎が楽しめる謎解き書籍
- ライトな読み物で書籍が苦手でも問題なし
- 様々なジャンル、パターンが楽しめる謎解き