謎解きキット

【評価/感想】Re Nostalgia(SCRAP定期便)

SCRAPの『Re Nostalgia』のプレイが終了しました!
コチラはMystery for you(2025年11月号)に収録の作品になります。

11月号の締めくくりを飾るのは、やはり物語性を重視した謎解き作品でした。タイトルの「Nostalgia」は“郷愁”を意味する言葉です。パッケージ外観には、どこか物寂しさを感じさせる学校や、色褪せた教室内のイラストが描かれており、作品に触れる前からまさにノスタルジックな空気感が伝わってきました。また、タイトルに付された「Re」の文字から、「もしかして解き直し系の謎解きなのでは?」と想像を膨らませてしまう点も含め、導入段階からプレイヤーの興味をしっかりと掴んでくれましたね!

肝心の謎解きは「初心者向け」の難易度でした。
本作では、謎解きの過程で特殊な小道具や独自ルールを用いる構成となっていましたね。また、物語面も見逃せないポイントとなっていました。序盤は比較的穏やかな導入ですが、終盤にかけては予想を裏切るゾワゾワッとした展開も…。物語の流れそのものが謎解きと密接に結びついており、二重に工夫された大謎も見られましたね。

三月も、そろそろ終わりを迎えようとしていた。
ぼくはふと足を止め、一年前の出来事を思い出していた。

あのとき、確かに起きたはずの出来事。
忘れたつもりでいた記憶が、季節の変わり目とともに、静かに浮かび上がってくる。

※本記事のストーリー紹介は、製品付属テキストの内容に基づき、筆者の表現で再構成しています。

さて、”実際のプレイデータ“評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん

ぼどわん(当サイトの運営者)

  • 一般企業勤めの20代後半
  • 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
  • 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
  • 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!

実際のプレイデータと評価

本作品はSCRAP社から提供される「mystery for you」の11月号に収録される謎解きになります。

本作はウェブを使用して、謎解きの解答と物語の閲覧を行います。
また、謎解きのプレイでは切断/折り曲げ等はなく非破壊でプレイできます。

そんな『Re Nostalgia』をクリアしたので共有します!

メーカー SCRAP
作品名 Re Nostalgia
ジャンル オフライン謎解き、キット
発売日 2025年11月
価格 1,200円
推奨人数 1人~
目安時間 約1時間
ひとこと 追憶の約束が時を経て蘇る物語

プレイデータ(人数、時間)

今回の謎解きはSCRAP謎解き経験者2人でプレイしました!
(私:謎解き初心者卒業レベル、相方:謎解き中級者レベル)

本作品の目安時間は記載なしでしたが、73分でクリアしました!
非破壊でプレイする分、謎解き内の作業でやや時間を要しましたね!

プレイ詳細

  • プレイ人数:2人
  • プレイ時間:112分(1時間13分)
    「深瀬」宛ての封筒:26分
    「校舎」マーク封筒:20分
    「門」マーク封筒:9分
    「箱」マーク封筒:18分
  • 場所:自宅(オフライン)

本作品の個人的評価

本作品の評価は以下の通りになります!

謎解きの評価

難易度:2やや簡単
時間制限:1時間制限なし
面白さ:4物語の掛け合わせが良い
ボリューム:2謎解き約15問
価格:4
おすすめ度:4
追憶の約束が時を経て蘇る物語謎解き

本作品の謎解き難易度は「やや簡単」です。
序盤こそオーソドックスな小謎が中心ですが、それ以降はキットや物語設定を活用した謎解きがメインとなり、単純な謎解きにとどまらない構成が楽しめました。作品独自の設定がしっかりと作り込まれており、使用されるギミックも多彩で、プレイ中は常に新鮮さを感じられましたね。

謎解きの総ボリューム自体は決して多くはなく、やや少なめです。しかし本作は物語重視の設計となっているため、ストーリー体験がその物足りなさを十分に補っており、全体としては非常にまとまりのある謎解き作品に仕上がっていました。

【おすすめ度4】とした理由は、全体を通して完成度が高く、不満点がほとんど見当たらなかった点にあります。単純な問題数を並べるのではなく、作中の設定を活かした謎解きが多く、物語を追う楽しさと謎解きを解く楽しさの両立ができていました。一方で、終盤の大謎に関しては展開がやや読みやすく、先が察せてしまう部分があったため、満点ではなく4と評価しています。

本作品は…
・初心者向け謎解き
・多様なギミックがある謎解き
・ゾワゾワッとする物語と併せて楽しめる謎解き

プレイの感想

さて、プレイ感想に移ります!
基本的に謎解きはネタバレNGなので、大雑把な感覚を共有できればと思います!

追憶の約束が1通の手紙から始まる

本作「Re Nostalgia」は、“手紙”を軸に物語と謎解きが展開される作品です。便箋1枚分ほどの手紙に綴られた内容を読み解きつつ、ウェブ上ではナレーター的な演出によって物語が進行していくため、謎解き作品としては物語のボリュームが比較的しっかり用意されています。

序盤は物語を追いながら、登場人物に寄り添うような形で謎解きを進めていく構成になっており、穏やかな雰囲気で物語が進行します。しかし終盤に差しかかるにつれ、次第に物語の雲行きが怪しくなり、読んでいて思わずゾワッとするような真実が浮かび上がってきます。タイトルにもある「Nostalgia(郷愁)」という言葉の意味合い自体は、序盤から何となく察することができますが、「Re Nostalgia」という作品名が持つ本当の意味は最終盤で明かされる構成になっており、そこに向けた物語の積み上げが印象的でしたね。

最終的には、後悔のない形で目的を果たす結末を迎えられ、読後感も良好でした!
物語性を重視した謎解き作品として、きれいにまとまった一作でしたね。

ぼどわん

終盤の物語の展開は心が揺れ動いたね…

独自設定を活用した謎解きの連続

次に、謎解き要素について感想を述べます。

本作品の謎解き難易度は「やや簡単」です。

序盤にはオーソドックスな小謎が数問用意されていますが、それ以降は基本的に謎解きキット内のコンテンツを活用した謎解きへと移行していきます。いわゆる定番の問題形式は少なく、作品独自の仕掛けを使った癖のある謎解きが中心となっている点が特徴的でした。ただし、全体として難易度は高くなく、むしろ難しく感じたのは意外にも序盤の小謎部分でしたね。

特に印象に残ったのは2点あります。
1つ目は序盤に登場する、数字のみから法則を推測するタイプの小謎です。数字以外の手がかりが一切ないため、発想の方向性を掴めないと一気に泥沼にハマりやすく、「簡単な小謎」としてはやや手強い印象を受けました。
2つ目は「校舎」マークの封筒に含まれる謎解きで、小道具を使用するタイプのギミックです。解答に直結するヒント自体は目の前に存在しているものの、それを正しく“認識”するまでに時間がかかり、気づいた瞬間に「ああ、そういうことか」と腑に落ちるタイプの謎でした。過去にも見かけたことのある系統ではありますが、うまくカモフラージュされており、初見ではなかなか気づけなかった点が印象的です。

終盤では大謎が展開されますが、解くべき方向性や意図が比較的はっきり示されているため、糸口自体は掴みやすく、難易度は控えめに感じました。一方で構成には工夫があり、いかにも正解らしく見えるダミー解答へと自然に誘導される作りになっている点が印象的でしたね。真の解答に辿り着くためには、これまでに読み進めてきた物語の設定を覚えているかが鍵になりますね。こうした「物語の理解そのものが解答に直結する」タイプの謎解きは、ストーリー重視の作品ならではの魅力で、個人的にも好みの要素でした。

物語は驚きの結末に…

本作をプレイし始め、導入部分を読んだ段階では、まさか最後にあのような結末が待ち受けているとは想像もできませんでした。物語の舞台は小学生の卒業式とその一年後で、登場人物の年齢が非常に若いため、温かい目で見守るような感覚で謎解きを進めましたね!

謎解き自体は比較的スムーズに解き進められました。序盤の数字に関する小謎では少し苦戦しましたが、中盤以降は操作や手順に意味があることが明示されており、「こういうことだろうな」と糸口を掴みやすく、淡々と進められる構成になっていました。

本作の魅力は何よりも物語の展開にあります。「門」マークの封筒から最後の「箱」マークの謎に移行した瞬間、驚きの展開が明らかになります。中のアイテムを見た瞬間に物語の結末が見え、背筋がゾワッとする瞬間でした。文章内にはさりげなくミスリードを誘う表現もあり、細かく読み進めることで結末をある程度察することもできる構成でした。この巧妙な仕掛けが、最後の大謎に自然に繋がっていましたね

結末は、悲しいともいえるし、追憶の約束を果たせたという意味で温かいともいえる、心が揺さぶられる物語でした。プレイ時間は73分でのクリアでしたよ!

まとめ

本作品のポイント

  • 初心者向け謎解き
  • 多様なギミックがある謎解き
  • ゾワゾワッとする物語と併せて楽しめる謎解き
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二人協力ゲーム専門のレビューブログ
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