謎解きキット

【評価/感想】SCRAP PIECE(SCRAP定期便)

SCRAPの『SCRAP PIECE』のプレイが終了しました!
コチラはMystery for you(2025年12月号)に収録の作品になります。

12月号は珍しく、2作目も物語要素のない「純粋な謎解き勝負」に振り切った作品でした。1作目の「ALL-O-CATION」と同様に大謎が非常に印象的である一方、最終謎に至るまでの各小謎のクオリティも高く、解いていて純粋に面白さを感じられる内容です。
「物語無し」「大謎が印象的」という点では1作目と共通していますが、方向性はやや異なります。1作目が「ALL-O-CATION」という作品名に込められた一貫したコンセプトのもとで構成されていたのに対し、本作はピースを駆使した、より多様で柔軟な謎解きが展開されていました。個人的には、こちらのアプローチの方が好みでした。

謎解き全体の難易度は「やや高め」です。
作品名から想像できる通り、本作は本格的な“パズル謎”が中心となっています。個人的にはパズル謎があまり得意ではないため、その分、体感難易度には多少の補正がかかっているかもしれません。序盤から中盤にかけては形式としてはパズル謎でありつつも、内容自体は比較的シンプルな謎解きがメインです。一方で後半に入ると、パズル性と謎解きが強く結びついた本格的な構成へと移行します。最終盤ではパズル要素こそ控えめになるものの、怒涛の6連続大謎が用意されており、どれも完成度が高く、最後まで非常に満足感のある展開を楽しむことができました。

物語無し

※本記事のストーリー紹介は、製品付属テキストの内容に基づき、筆者の表現で再構成しています。

さて、”実際のプレイデータ“評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん

ぼどわん(当サイトの運営者)

  • 一般企業勤めの20代後半
  • 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
  • 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
  • 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!

実際のプレイデータと評価

本作品はSCRAP社から提供される「mystery for you」の12月号に収録される謎解きになります。

本作はウェブを使用して、謎解きの解答を行います。
また、ピースの抜き取りおよびキットの切断を行います。非破壊でのプレイは困難のため、素直に指示通りのプレイをお勧めします。

そんな『SCRAP PIECE』をクリアしたので共有します!

メーカー SCRAP
作品名 SCRAP PIECE
ジャンル オフライン謎解き、キット
発売日 2025年12月
価格 1,200円
推奨人数 1人~
目安時間 約2時間
ひとこと 本格的なパズル謎と6連発の大謎

プレイデータ(人数、時間)

今回の謎解きはSCRAP謎解き経験者2人でプレイしました!
(私:謎解き中級者レベル、相方:謎解き中級者レベル)

本作品の目安時間は記載なしでしたが、115分でクリアしました!
3rd STAGEの本格的なパズル謎のパートで時間をかなり要しましたね!

プレイ詳細

  • プレイ人数:2人
  • プレイ時間:112分(1時間52分)
    1st STAGE:29分
    2nd STAGE:21分
    3rd STAGE:41分
    Final STAGE:24分
  • 場所:自宅(オフライン)

本作品の個人的評価

本作品の評価は以下の通りになります!

謎解きの評価

難易度:4やや難しい
時間制限:1時間制限なし
面白さ:46連大謎が魅力的
ボリューム:3謎解き約20問
価格:4
おすすめ度:4
本格的なパズル×謎解きで最後の6連大謎がGOOD!

本作品の謎解き難易度は「やや難しい」です。
序盤から中盤にかけては簡易的なパズル要素を含みつつも、主軸はオーソドックスな謎解きが中心となっており、比較的スムーズに進行できます。しかし後半の出だしからは一気に本格的な“パズル謎”へとシフトし、思考の切り替えと粘り強さが求められる構成へと変化します。終盤に待ち受ける大謎では難易度自体は後半と同程度ながら、純粋なパズル謎からはやや脱却し、複数の視点を行き来しながら全体像を捉えるような、多角的な思考力が求められ、完成度の高い内容でした。

謎解きのボリュームは標準的ですが、本格的な“パズル謎”パートではIQテスト的な要素が強く、1問あたりにじっくり向き合う時間が必要になります。そのため、問題数以上に密度の濃さを感じられる作品で、解き終えた後の満足感も高めです。

【おすすめ度4】とした理由は、“パズル謎”を主軸に据えながらも、小謎一つひとつの質が非常に高く、全体を通して安定した面白さがある点にあります。特にラストに用意された怒涛の6連続大謎は圧巻で、段階的に積み上がっていく解き心地と、最後に明かされるユニークな仕掛けは、本作ならではの強い印象を残してくれました。

本作品は…
・中級者向け謎解き
・本格的な“パズル謎”
・怒涛の6連続大謎が面白い!

プレイの感想

さて、プレイ感想に移ります!
基本的に謎解きはネタバレNGなので、大雑把な感覚を共有できればと思います!

Mystery for youの2作目がまさかの物語無し

本作は「Mystery for you」シリーズの2作目でありながら、物語要素をあえて排した“物語無し”というレアな構成の作品でした。12月号全体としても、ストーリー性より純粋な謎解きの面白さを重視したラインナップとなっており、収録作品はいずれも難易度がやや高めに感じられましたね!

1作目の「ALL-O-CATION」では、正方形ピースを使用していることから“パズル謎”を想起させつつ、実際にはパズル要素がほぼ存在しない、圧巻の解き直し系謎解きと裏切られる形でした。一方で2作目は、そもそも作品名に「PIECE」と冠している以上、否応なしに“パズル謎”を期待(というより覚悟)させられ…その予想通り、今回は正真正銘のパズル謎作品でした。

個人的にはパズル謎はやや苦手なジャンルなんですよね。というのも、IQテスト的な思考力を問われる場面が多く、明確なひらめきというよりも、何度も試行錯誤を繰り返すことが解への近道になるケースが多いため、気付けば深い沼にハマってしまうことがあるからです。ただ、パズル謎を好むプレイヤーが一定数存在するのも事実であるからこそ、パズル謎ジャンルは多く存在するんだろうなぁ、としみじみ。

ぼどわん

単純にパズルと謎解きの掛け合わせやすさもあるよね!

とはいえ、本作のパズル謎は素直に「面白い」と言える内容でした。小謎の段階から作り込みの質が高く、単なる作業感に終始することはありません。当然、苦戦する場面は多々ありましたが、それでも解いていて楽しさが勝り、最後まで前向きに挑戦し続けられる作品でした。

質の高いパズル謎に完成度の高い大謎

次に、本作品の謎解き要素について触れていきます。
本作の謎解き難易度は「やや難しい」です。

冒頭でも述べた通り、本作は“パズル謎”を主軸とした作品です。作品名が示す通り、ピースを駆使した多種多様なパズル謎が収録されており、発想力と思考力の両方が試されます。序盤は形式としてはパズル謎でありながらも、実際の解き味はオーソドックスな謎解きが中心で、比較的取り組みやすい構成です。しかしSTAGEを重ねるごとにパズル要素は徐々に存在感を増し、気付けば「謎を解く」というよりも「構造を読み解く」感覚へとシフトしていきます。謎解き要素が薄れるわけではなく、謎解きとパズルが自然に融合し、本格的な“パズル謎”として完成していく印象でした。

FINAL STAGEでは、個人的に非常に好感の持てた怒涛の6連続大謎に突入します。各仕掛けはそれぞれ独立した内容であり、使用する要素や視点が異なり、単調さを感じさせない非常にユニークな構成です。そして正真正銘のラスト謎では、プレイ中ずっと感じていた違和感を、忘れかけた頃に回収するかのように、まさかそこまで使うのか…という要素まで盛り込み、綺麗にまとめ上げてきます。解き終えた瞬間の驚きは大きく、本作の完成度の高さを強く印象付ける大謎でした。

苦手ジャンルで苦戦を強いられるパズル謎

作品名が「PIECE」と名付けられている以上、最初から“パズル謎”であることは覚悟していました。一方で、1作目の「ALL-O-CATION」がやや難しい難易度だったため、案外難易度は低めかな~なんて淡い期待を抱きつつも、やはり一定の難易度がある方が面白いのも事実。ドキドキしながら封を開け、1st STAGEへ挑戦しました。

1st STAGEはパズル要素が薄く、淡々と解き進められる謎解きだったので、思わずホッと一安心。2nd STAGEに移っても、よくあるコンセプトの中にパズル成分が巧みに組み込まれた独創的な謎解きで、楽しみながら解けましたね。

問題は3rd STAGEです。ここから一気にパズル要素が増し、様々な種類の謎が次々と襲いかかってきます。特にSTAGE最後のパズルは純粋なパズルで、正攻法が分からず、心の中で「誰か教えて~!」と叫びながらも、結局40分ほど格闘してようやく突破しました。苦戦した分、突破できた達成感もひとしおでした!

そしてFINAL STAGE。指示自体は存在しますが、抽象的なヒントしか与えられないので、これまでの経験を思い返し、使用済みキットを何度も見返しながらじっくり考える必要があります。中にはキットを破壊する箇所もあるため、「本当にこれで合ってるの…?」と不安になりつつ切り刻む瞬間も(笑)。切り刻んだ後の謎解きはやはり難しく、悩みながら進める中で、最後は相方のひらめきに助けられました。そこからは解答で指示が浮かび上がるタイプになっており、最終謎では余すところなく素材を駆使した美しい大謎が完成。解き終えた瞬間の感動は、思わず声が出るほどでしたね。

見たことない独創的な大謎に感動しながら、115分でクリアです!

まとめ

本作品のポイント

  • 中級者向け謎解き
  • 本格的な“パズル系”謎解き
  • 怒涛の6連続大謎が面白い!
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二人協力ゲーム専門のレビューブログ
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