リアル脱出ゲームを展開するSCRAPの『謎だらけの南極大陸からの脱出』をプレイしました!
本作はSCRAPの「謎だらけ」シリーズ第5作にあたる作品です。「謎だらけ」シリーズは、孤島や火星、ピラミッド、水族館といった誰もがワクワクする舞台が、「謎だらけ」の冒険の場へと変貌するリアル脱出ゲームのシリーズで、本シリーズはホール型公演として、大きな会場の中で複数のチームが同時に脱出を目指して進行します。
本作「南極大陸からの脱出」は難易度が高く、上級者向けの公演でした。謎解き経験者であっても完全クリアは容易ではなく、瞬発力・洞察力・発想力・記憶力といった総合的な謎解き能力が求められます。中でも発想力の比重が大きく、発想が噛み合わないと糸口すら掴めないまま時間切れになる、シビアな構成が印象的でした。
結果は脱出失敗。SCRAPの店舗公演はいくつか体験してきましたが、失敗は今回が初めてで、非常に悔しさの残る結果となりました。ただし、あと一歩という感覚ではなく、発想の面で完全に及ばなかったと納得できる内容だったため、悔しさはありつつもどこかすっきりとした敗北でもありました。高難度公演も脱出成功できるよう、これからも謎解きに触れていきます!
南極大陸。
【公式】リアル脱出ゲーム『謎だらけの南極大陸からの脱出』(南極脱出)
この地には、未だ解き明かされぬ謎と神秘が眠っている。
あなたは南極観光ツアーの参加者。
怪しげなガイドに連れられて、謎めいた氷の洞窟に足を踏み入れてしまう。
そこで待ち受けていたのは、3000万年眠っていた謎だらけの試練だった!
永久凍土に封じられた試練の番人たちも目を覚ます。
氷の妖精、人語を操るペンギン、そして巨大な氷のゴーレム…!
はたしてあなたは、全ての謎を解き明かし、この謎だらけの南極大陸から脱出することができるだろうか。
”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
実際のプレイデータと評価
SCRAP店舗の公演『謎だらけの南極大陸からの脱出』です。
本イベントは、SCRAPの店舗内会場で開催される謎解き公演です。「ホール型」の形式となっており、さまざまなオブジェクトや部屋が用意された広い空間の中で、数十チームが同時に参加し、それぞれ会場内を探索しながら脱出を目指して進行します。
推奨人数は2~3人ですが、公演内では2人1組でチェックポイントを通過する仕組みになっているからであり、それ以上の人数でも参加は可能です。ただし、謎解きの密度や動きやすさを考えると、2人でのプレイが特におすすめです。なお、公演の制限時間は60分で、説明などを含めた全体の所要時間は約2時間となっています。
| メーカー | SCRAP |
| 作品名 | 謎だらけの南極大陸からの脱出 |
| ジャンル | 屋内謎解き:ホール型 |
| 開催期間 | 2025年12月25日~ |
| メーカー価格 | 約3,900円(2026/3現在) |
| 推奨人数 | 2~3人 |
| 目安時間 | 約120分(制限時間60分) |
| 商品リンク | ー |
プレイデータ(人数、時間)
今回の謎解きは謎解き経験者2人でプレイしました!
(私:謎解き中級者レベル、相方:謎解き中級者レベル)
プレイ詳細
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:60分
- 場所 :リアル脱出ゲームSCRAP名古屋店
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
| 難易度 | :5 | 難しい |
| 時間制限 | :3 | 制限時間60分 |
| 面白さ | :3 | 謎解きの総合力が試される |
| ボリューム | :4 | 多め |
| 価格 | :2 | |
| おすすめ度 | :3 |
本公演の謎解き難易度は「難しい」です。制限時間は60分ですが、ボリュームや内容を踏まえると時間的な厳しさはあまり感じませんでした。最終フェーズに至るまでは、難易度も簡単〜やや難しい程度で進行しますが、最終問題では一転して発想力が求められ、ここで気づけるかどうかが大きな分かれ目になります。
本作はホール型公演らしく、さまざまなギミックや会場内イベントが用意されており、体験としての面白さも十分。謎解きについても、ひらめき・観察・発想といった総合力が問われる構成になっており、持てるスキルをフルに使う感覚が楽しさに直結していました。
【おすすめ度:3】とした理由は大きく2点です。良かった点は、総合力を試されるやりごたえのある公演で、謎解きスキルを試したい人には非常に適していること。一方で気になった点として、最終問題の解法にややこじつけ感があり、納得感に欠ける部分があったため、評価を一段下げる形となりました。
本作品は…
・上級者向け謎解き(ヒント未使用なら)
・ホール型公演
・謎解きの総合力が問われる公演
プレイの感想
さて、プレイ感想に移ります!
内容のネタバレはNGとされていたので、簡単な感想をお伝えできればと思います。

SCRAP「謎だらけ」シリーズの最新作


本公演は「謎だらけ」シリーズの最新作、『謎だらけの南極大陸からの脱出』です。
この「謎だらけ」シリーズは人気シリーズの一つで、これまでにも孤島・火星・ピラミッド・水族館など、ワクワクするシチュエーションを舞台にした“リアルスペースからの脱出”が展開されてきました。本作では、その舞台が南極大陸へと移ります。
シリーズの特徴は、ホール型公演であること。広い会場にさまざまな装置やオブジェが設置され、別スペースでイベントが進行する中、十数チームが同時に脱出を目指して行動します。プレイヤーは会場内を探索しながら情報収集を行い、瞬発力や洞察力が求められる謎解きに挑戦。さらに終盤には大がかりなギミックが待ち受けており、発想力も試されるなど、総合的な謎解きスキルが問われるシリーズとなっています。
そして本作「南極大陸からの脱出」では、生命の危機すら感じる極限状況からの脱出という、リアル脱出ゲームらしいスリリングなシチュエーションが展開されます。一方で、探検隊のリーダーであるフジオカ(キャスト)がコミカルに場を回し、巨大スクリーンに映し出される未知の存在とのやり取りも相まって、どこかシュールな空気感も漂います。笑いと緊張感が同居する独特の雰囲気の中、いざプレイが始まると参加者は一斉に会場内へ散り、それぞれが真剣に謎解きへ没頭していく——体験型公演として非常に完成度の高い一作でした。
発想の転換が必須の上級者向け謎解き
次に、謎解き要素について触れていきます。
※内容や具体的な解法に関する言及は一切なしでの感想です。
本公演の謎解き難易度は「難しい」です。今回の結果は「脱出失敗」でしたが、最終結果では参加者の約1割(10〜15%)程度が脱出成功に至る難易度でした。回によって多少の変動はあるものの、この成功率はSCRAP公演の中でも比較的高難度の部類と言えるでしょう。
制限時間は約60分で、全体として謎解きのボリュームは多め。ただし道中の難易度を踏まえると、時間的に極端に厳しい印象はありませんでした。実際、私自身は残り20分の時点で最終問題に到達しており、そこにしっかり時間を割ける構成になっています。それでも脱出成功率が約1割に留まっている点から、最終問題の難易度の高さが際立っていることが分かります。
構成としてはオーソドックスで、序盤から中盤にかけてはスピード感のある小謎が中心。中盤以降は徐々に難易度が上がり、情報を統合して考える大謎寄りの展開へ移行します。そして最終問題では発想の転換が求められる高難度の大謎が待ち受けていました。おそらく謎解きに慣れているプレイヤーであれば最終問題までは辿り着けるものの、そこから先で足止めされるケースが多い印象です。私自身も例に漏れず、最終問題に飲み込まれる形となり、凍死の危機に…。
SCRAP公演らしく、最終問題こそが最大の山場。もし行き詰まりを感じた場合は、配布されるヒントを活用しながら進めるのがおすすめだよ!
最速の脱出成功者には限定アイテムが配布される!
では最後に実際のプレイ感について触れていきます。
今回の旅行では愛知に用事があり、そのまま宿泊して2日目を“謎解きDay”に設定。そこで目を付けたのは、もちろんSCRAPです。事前に公演を調べ、今回は初プレイとなる「謎だらけ」シリーズに挑戦することにしました。
久しぶりのSCRAP店舗での現地公演、しかも多人数同時参加のホール型ということで、期待はかなり高め。公演は恒例のショーからスタートしますが、本作は南極という危機的状況でありながらもコミカルなトーンで進行し、会場は大いに盛り上がっていました。しかし、スタートが近づくにつれて徐々に緊張感が高まり、合図と同時に全員が一斉に動き出すあの瞬間はやはり格別ですね。
配布キットにはヒント冊子も含まれており、高難易度公演ながら初心者にも配慮された設計。ただしこちらは経験者として、当然ヒント未使用で挑戦です。
中盤まではスピード勝負の小謎が中心で、ほとんど詰まることなく順調に進行。キャストに進捗を見られて「はやっ!」と驚かれるほどのペースで解き進めることができました。一方で後半に入ると徐々に難易度が上がり、「うん?」と手が止まる場面も増えていきます。それでも単体の難易度としては極端に高いわけではないのですが、制限時間による焦りが思考を鈍らせる感覚は強くありました。
そして残り約20分の時点で最終問題に到達。十分な時間を残しての到達だったため、この時点では正直クリアを確信していました……が、完全に慢心でした。なんとなく解法の方向性は見えているものの、決定的な糸口が掴めず、時間だけが過ぎていきます。実は核心に近いアイデア自体は浮かんでいたものの、それを確信に変えて行動することができず…そのままタイムアップ。結果は無念の「脱出失敗」となりました。
詰まっていたポイントでは、まさに“発想の転換”が求められており、してやられたというのが率直な感想です。振り返ると、正攻法ではなくやや難しいルートに踏み込んでしまい、余計にこじらせていた可能性もありそうです。一方で解説を聞いた際には、「そこまで考えていたのに…!」という悔しさが残る内容でもありました。ただ、本当に最後のワンピースにあたる部分については、やや理不尽さを感じたのも事実です。このあたりはSCRAP公演特有の発想に慣れているかどうかで、評価が分かれるポイントかもしれません。
最後には脱出成功者の発表が行われ、成功者にはクリアシート、さらに最速脱出者には「探検隊の地図」が配布されていました。羨ましさを感じつつも、今回の結果は「脱出失敗」。それでも非常に濃密で満足度の高い体験でした。

本公演の特徴である、冒険的なシチュエーションや探索要素、そして小謎から大謎へと展開していく構成は、自宅でプレイできるキット作品の中ではこちらが近い体験になっています。気になった方は、ぜひプレイしてみてください。
