リアル脱出ゲームを全国に展開するSCRAPの謎解きキット『謎物語』のプレイが終了しました!
【ネタバレOK作品】ということで、最後にネタバレを交えて感想を共有します!
本作品はSCRAPリアル脱出ゲームと人気テレビアニメ<物語>シリーズのコラボ作品です。主人公の“阿良々木暦”と共に、怪異と対決し謎を解き明かしていく脱出ゲームとなっています。作中では、①ストーリーパート、②アドベンチャーパート、③謎解きパートに分かれ、全5章の物語を解き明かし、謎に満ちた世界からの脱出を目指します!
2025年GWのセール対象で約50%OFFとなっていたので購入していましたが、約半年の時を経てプレイしました!
本作では専用のゲームシステムが構築されており、“戦場ヶ原ひたぎ”や“羽川翼”をはじめとするキャラクターたちとの掛け合いを楽しみながら小謎を解いていく形式になっています。その後、“ゲーム”をモチーフにした本格的な謎解きへと移行し、怪異との直接対決を迎えます。
謎解き難易度は全体的にやや高めで、ボリュームも相当なもの。クリアまでに要した時間は約5時間と、腰を据えてじっくり遊ぶタイプの大容量謎解き作品でした。さらに、登場人物はフルボイス仕様で、随所にアニメ本編のカットインムービーも挿入されており、演出面はかなり豪華。原作ファンであれば大歓喜間違いなしの内容ですね。原作未視聴でも謎解きのやりごたえがあり十分楽しめますが、やはり原作を知るプレイヤーの方が特に没入感を感じられ、オススメです!
怪異とは―世界そのものなのだから。
生き物と違って―世界と繋がっている。
怪異にまつわる5人の少女の事件を解決した阿良々木暦は、ある日、自宅で蜘蛛のような見た目の新たな怪異と出会ってしまう。
この怪異は何者なのか?
なぜ暦の自宅に現れたのか?
少女たちと協力し、さまざまな謎を追ううちに、ついに暦は怪異との直接対決に挑むことになる―!
推理、ヒラメキ、理屈、屁理屈。すべてを駆使して謎を解き、この<物語>の真相へたどり着け!
さて、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
実際のプレイデータと評価
本作品はSCRAPの『謎物語』という謎解きキットになります。

本作は、スマホ/タブレット/PCを利用して遊ぶ、完全オンライン型の謎解き作品です。手元でキットや物理コンポーネントを使用することはなく、専用のゲームシステムのみで完結する構成になっています。
推奨プレイ人数は1〜2人。基本的には全員が同じ画面を確認できる環境でないと情報共有が難しく、大人数でのプレイにはあまり向いていません。複数人で遊ぶ場合は画面共有を行うか、各自がキットを購入して並行プレイする形が無難でしょう。少人数で腰を据えて取り組む方が、本作の良さを最大限に引き出せる印象ですね。なお、オートセーブ機能が内蔵されており、各所で中断可能なため、じっくり大容量謎解きに挑めますよ!
そんな『謎物語』をクリアしたので、共有します!
| メーカー | SCRAP |
| 作品名 | 謎物語 |
| ジャンル | オンライン謎解き、キット |
| 発売日 | 2024年6月6日~2026年6月5日(終了) |
| 価格 | 2,800円 |
| 推奨人数 | 1-2人 |
| 目安時間 | 約300分(公式) |
| ひとこと | 大容量のSCRAP×<物語>シリーズコラボ謎 |
プレイデータ(人数、時間)
今回の謎解きはSCRAP謎解き経験者1人でプレイしました!
(私:謎解き初心者卒業レベル)
本作の目安時間は約300分でしたが、おおよそ目安通りの317分でクリアしましたよ!
恐ろしいほどのボリュームだったね…!
プレイ詳細
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:317分(計5時間17分)
第一章:28分(動画3分)
第二章:138分(動画3分)
第三章:52分(動画2分)
第四章:52分(動画8分)
第五章:40分(動画1分)
エピローグ:7分 - 場所 :自宅(オフライン)
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
| 難易度 | :4 | やや難しい |
| 時間制限 | :1 | 時間制限なし |
| 面白さ | :3 | |
| ボリューム | :4 | 謎解き約40問弱 |
| 価格 | :3 | 普通 |
| おすすめ度 | :3 | 化物語好きなら! |
本作の謎解き難易度は「やや難しい」ですね。
序盤の第1章から第3章までは小謎も比較的簡単で、サクサク進められましたが、第4章以降になると一気に難易度が上がります。特に各章のボス戦で登場するゲーム形式の謎解きは、一癖も二癖もあり、なかなか手強い仕上がりでしたね。全体として、中級者以上の謎解き経験者におすすめできる作品です。
本作の謎解きボリュームは約40問と比較的多めです。
価格は2,800円(税込)で、プレイ時間やボリュームを考慮すると、十分にコストパフォーマンスの良い作品と言えます。
個人的には、作中に登場する<化物語>のキャラクター説明や動画のカットインの解説がやや不十分に感じました。そのため、原作を既に視聴している方のほうがより没入して楽しめる作品だと思います。
本作品は…
・中級者向け謎解き
・<化物語>など物語シリーズとのコラボ謎解き
・専用のゲームシステム導入で癖のある謎解き
プレイの感想(ネタバレ抜き)
まずは本作品の非ネタバレ部分の感想を述べます。
<物語>シリーズとSCRAPのコラボ謎解き作品!
本作品は、大人気<物語>シリーズとのコラボ作品です。ゲームシステムは「①ストーリーパート」「②アドベンチャーパート」「③謎解きパート」と専用の仕組みが用意されており、非常に手の込んだ謎解き体験を楽しめます。
コラボならではのキャラクター同士の掛け合いや、<物語>シリーズ特有の言葉遊び、さらに随所に挿入されるアニメのカットイン映像など、シリーズの世界観が存分に表現されており、原作ファンにとっては非常に魅力的な作品です。
一方で、原作未履修の方にはやや取っ付きにくい部分もあります。キャラクターの説明は最低限に留まっており、阿良々木暦たちとの会話の意図が分かりづらい場面もあります。また、カットイン映像は短く唐突に挿入されるため、「何が起きているのか分からない」と感じる方もいるかもしれません。そのため、原作を知っているとより楽しめますが、未視聴の方にはコラボの魅力が伝わりにくい点は注意です。
原作ファンには刺さる“手の込んだ”演出の数々
原作未履修者には魅力が伝わりづらい
難易度高めの小謎に、特殊な“ゲーム謎”
次に本作品のプレイについてです。
本作品の謎解き難易度は「やや難しい」です。
本作の基本構成は、各章ごとに約7問の小謎と、章の締めとして用意されたボス戦の“ゲーム謎”で構成されています。小謎については、第1章〜第3章までは比較的易しめで、ウォーミングアップとして気持ちよく解き進められる難易度です。しかし第4章に入ったあたりから一気に歯応えが増し、閃き力や柔軟な発想が求められる場面が増えてきました。
各章最後に待ち受けるボス戦の“ゲーム謎”は、本作の大きな特徴のひとつです。通常のルール通りにプレイすると怪異に必ず敗北するよう設計されており、ルールの“抜け道”や前提を疑うことで勝利条件を見出す、ひとクセある謎解きが楽しめます。このゲーム謎も、第4章以降の小謎と同様にやや難しめの内容となっており、本作全体の後半難易度を大きく引き上げていましたね。
本作では、各章ごとに小謎を積み重ねて解く形式が中心で、章内で小謎を統合するような大謎は基本的に用意されていません。しかし作品の終盤では、その流れを覆すかのように2種類の大謎が待ち受けています。いずれも最終謎にふさわしい内容で、これまでのプレイを通して得た情報や物語への理解が問われる謎解きでしたね。単なる知識の再利用ではなく、「この作品で何を体験してきたのか」を振り返らせる構成になっており、本作が伝えたかったメッセージとも強く結びついていました。
全体として、大謎等の多重の仕掛けを用意した謎解き等は控えめでしたが、小謎の質/難易度が高く、作品としては中級者向けの内容でしたね。結果としては目安時間とほぼ同等の317分でクリアです!
本作では謎解きを全て進めずともクリアできるけど、当然フル解答したよ!

プレイの感想(ネタバレあり)
ここから本作品のネタバレも交えて、物語とゲームシステムについて触れます。
ネタバレを見たくない方はブラウザバックしてくださいね!
謎物語のストーリー要約
まずは、本作品の物語の流れを簡潔にまとめました。
ある夏休み、阿良々木暦は現実を忘れるように、ただひたすらゲームに没頭していた。可愛い妹の火憐と月火の声さえ、画面の向こうへと追いやってしまうほどに。
――その選択が、世界を歪めたとも知らずに。
やがて暦は、家に漂う異変に気付く。いるはずの妹たちは消え、目の前には不気味な怪異が立ちはだかっていた。怪異の放つ黒い靄に飲み込まれ、暦は大切な記憶の一部を失ってしまう。失われたものを取り戻すため、暦は忍野メメを訪ねる。忍野は語る。この怪異が放つ「悪意」に抗うには、「感謝」を集めるしかない、と。暦は五人の少女たちの困りごとに向き合い、感謝を積み重ねながら、集合体である怪異と一体ずつ対峙していく。
戦いの先で、忍野忍の違和感が一つの真実を浮かび上がらせる。
この世界は、阿良々木暦自身の願い――「ゲームをずっとしていたい」という逃避が生み出した、歪んだ理想郷だった。だが暦は、この世界での出会いと経験を通して知る。人と関わることで得られる刺激、痛み、成長、そして感謝こそが、現実を生きる価値なのだと。その想いを胸に、暦は最後の怪異との戦いへと向かう。
すべてを打ち破った先に待っていたのは、特別ではない。
けれど確かに尊い、阿良々木暦の日常だった。
物語面については、序盤で主人公の名前を選択する場面がありますが、ストーリー自体は一貫して“阿良々木暦”を軸に展開されていきます。そのため、本作では阿良々木暦というキャラクターを操作しながら物語を進めていく形式の作品だと序盤で感づきますね。
物語の進行は、ミステリー要素が強く先の展開を推理していくタイプではなく、<物語>シリーズ特有の世界観の中で、とある怪異と対峙していく流れを丁寧に描く構成になっています。会話劇を中心に物語が進み、キャラクター同士のやり取りや独特のテンポ感を楽しみながら章を重ねていく印象でした。
全体として、派手な展開やどんでん返しを前面に出す物語ではなく、シリーズの空気感を維持しつつ、謎解きと並行して物語を追体験していく設計になっており、作品全体の雰囲気づくりにしっかりと寄与していました。
クリアまでの謎解き
次に、謎解きについてネタバレを含めた感想を述べていきます。
本作品は「こよみエスケープ 其の壱」から「其の伍」までの全5章構成となっており、各章ごとに“集合体である怪異”の一部へと挑んでいく形式の謎解き作品です。ただし、怪異に直接挑めるわけではなく、まずは打倒に必要な“感謝”を集めるところから物語と謎解きが始まります。
“感謝”を得るために行うのが、「戦場ヶ原ひたぎ」「羽川翼」「八九寺真宵」「神原駿河」「千石撫子」の5人が抱える困りごとの解決です。これらはそれぞれ小謎として用意されており、謎を解くことで“感謝”を獲得できます。“感謝”を集めることでマップ上の探索可能範囲が徐々に広がり、怪異を倒すために必要な追加情報やヒントへアクセスできるようになります。このフェーズでも新たな謎解きが用意されており、正答することで情報を入手できます。
十分な情報を揃えたうえで、各章の最後には怪異との直接対決となる“ゲーム謎”が待ち受けています。この“ゲーム謎”は、基本的に正攻法で行くと怪異に敗北するように設計されています。集めたヒント/情報を駆使して裏ルートでのゲーム勝利を目指す必要があります。
全体としては、「小謎で感謝を集める → 探索範囲を広げて情報を得る → ゲーム謎で怪異と対決する」という明確なサイクルを各章で繰り返す構成となります。


こよみエスケープ 其の壱
其の壱では、小謎は全体的に難易度が低く、チュートリアル的な位置づけの内容となっていました。そのため、ここでは詳細な言及は割愛します。
其の壱のボス戦では、“伏せられたカードを組み合わせて動物名を作り、しりとりを行う”というゲーム謎が用意されています。ルール自体はシンプルで、先にしりとりを続けられなくなった側が敗北となりますが、通常のプレイでは怪異に勝てないよう設計されているのがポイントです。
事前に探索や小謎を通して得た情報を活用することで、伏せられているカードの表面が透けて見えるようになり、ここで初めて勝利への糸口が見えてきます。ただし、単にカードの内容が分かるだけでは不十分で、このボス戦の核心は“カードを組み合わせる”という発想にありました。
通常は2枚で作る動物名を、あえて3枚使用して無理やり成立させることで、しりとりの流れそのものを変化させる──このルールの抜け道に気づけるかどうかが勝敗を分ける構造になっています。力押しではなく、ルールを読み解いた上で発想を転換させる必要があり、序盤の章ながら本作の“ゲーム謎”の方向性を強く印象づけるボス戦でしたね。
【通常】
「カラス(怪異側)」→「スズムシ(プレイヤー)」→「シマウマ」→「マンボウ」→「ウズラ」→「ラッコ」→「コアラ」…でプレイヤー側が詰み。
【勝利方法】:「カラス」に対して「スズ」「カン」「コク」の3枚のカードを組み合わせ「スカンク」を形成する。
「カラス(怪異側)」→「スカンク」…で怪異側が詰み。
こよみエスケープ 其の弐
其の弐でも“感謝集め”の小謎の難易度は低いため、詳細な言及は割愛します。
一方で、ボス戦に挑む前段階となる情報探索(メインクエスト)は、なかなかユニークな内容でした。
1つ目は、数字レバーの昇降によって出現する星座の変化から法則を見出す謎解きです。序盤の小謎が非常に易しかった分、ここで急に思考量が増え、「あれ?」と思考が止まりましたね。急にマイナーな星座が出現する所がミソですね。
2つ目は、本棚に並ぶ本のタイトルを予測して解答するタイプの謎です。基本ルールとして、タイトルが五十音順(あいうえお順)に並んでいることにはすぐ気づけるため、導入自体は分かりやすかったですね。2冊分については、前後関係から素直に間に入るタイトルを考えれば解答できますが、残り2冊はその法則だけでは足りず、作品世界や文脈を踏まえた推測も必要になり、神原さんが助力してくれますよ!


続いて、「其の弐」のボス戦についてです。
この章のボス戦では、配布されたカードを組み合わせ、指定された図形を描ければ勝利となります。一見するとシンプルなルールですが、カードを素直に組み合わせていくだけでは、どうやっても解答が存在しないように見える点が、この謎の特徴でした。
ただ、個人的な体感としては、其の壱のボス戦と比べると難易度は控えめで、比較的あっさり解けた印象です。パッと見ても明らかに指定の図形は描けないので、発想の転換が必要なのは明確でしたね。そのため「カード全体で図形を完成させる必要はなく、どこかに存在する“四角”の中に指定の図形が描けていればよい」という考え方にすぐ行き着きました。
正解に辿り着くまでの手数が少ない分、ひらめき重視のボス戦といった印象で、前章よりも軽快なテンポで突破できる章でしたね。
こよみエスケープ 其の参
其の参で、ボス戦以外に特に印象に残ったのが「八九寺の依頼」と「メインクエスト」でしたね。
まず「八九寺の依頼」ですが、これは素直に考えると手詰まりになりやすく、しっかりとした発想の転換が求められる謎解きでした。個人的には、其の参の小謎の中では断トツで難しい謎解きでしたね。情報自体は揃っているものの、どこに目を向けるべきかに気づくまでに時間を要しました。
一方でメインクエストの謎解きは、法則さえ見出せれば解答自体はシンプルな構造になっていました。ただ、この章限りで終わる謎ではなく、後々の展開にも関わってくる要素だったため、結果的にかなり印象に残る謎でしたね。SCRAPの謎解き作品らしい“大謎”ですね。


さて、続いて「其の参」のボス戦です。
ここでは、16枚の絵が描かれたカードを用い、対になる逆語(例:「くま ⇔ まく」など)を見つけるというボス戦が展開されました。カードの中には偶数組が存在しますが、最後には逆語を形成できない組が含まれており、順当に進めるだけでは敗北が確定する仕組みになっています。そのため、単純に逆語を揃えるだけでなく、絵のトリックを突いて、逆語の組み合わせを“潰す”必要がありましたね。
カードの中には八百屋が描かれたものが2枚あり、怪異は「やおや ⇔ やおや」といったふざけた逆語を仕掛けてきます。このため、単純にカードを揃えるだけでは解けず、まずは“やおや”の組み合わせを潰して逆語の対を消滅させる必要がありました。
ポイントは八百屋の絵をよく観察することです。よく見ると、なすだけが描かれている箇所があり、ここを枠内に収めるように左下1/4だけを置くことで「なす ⇔ すな」という逆語が成立。これが本ボス戦における勝利条件となります。絵の一部を使う発想や、意表を突くトリックが非常に印象的でした。


こよみエスケープ 其の肆
其の肆まで来ると、小謎自体の難易度も高まってきます。
中でも印象的なのが「羽川の依頼(左側)」と「神原の依頼(右側)」です。
羽川の依頼は、全体的に難易度が高く苦戦しました。マス目は26個あることからアルファベットを配置することは直感的に理解できますが、問題はその具体的な当てはめ方です。絵と矢印から“CAT”や“BAT”が中央付近のマスに入ることは分かるものの、残りのマスへの配置は全く見当がつかず、悩まされました。アルファベット順に隣接させるという法則性は理解できるものの、全体像を把握するには試行錯誤が必要でした。結果的に、私は適当に当てはめる形でクリアしましたが、後で正解を見ると、なんと図形全体が一筆書きのように美しくアルファベットで埋められていることに驚かされました。
神原の依頼は、難易度自体はそれほど高くなく、直感的にパズルを埋めていっても正解に辿り着けます。ただし、どの部分が法則に繋がっているのかが一見わかりにくく、プレイ中は「これで合っているのかな?」と少し迷う場面もありました。解答を確認すると、「なるほど、そういうことか…」と納得感があり、謎解きとしての面白さをしっかり感じられました。


「其の肆」のボス戦では、この“ゲーム謎”に大苦戦し、約20~30分ほど時間を要しました。このゲーム謎はマインスイーパーをモチーフとしており、黒マスが地雷、灰色マスが安全マスで、周囲の数字が地雷の個数を示しています。初期設定では灰色マスが3枚、黒色マスが22枚となっており、安全なマスが初手で確定せず、地雷を踏んで即敗北となる仕様でした。
まず灰色マスを4枚に増やすことで安全なマスを確定できることは理解でき、ここまでは比較的スムーズでした。しかし、怪異が行う初期設定に介入する方法が分からず、しばらく時間を費やしました。ルール上では「怪異は三角ボタンで初期設定を変更する」と記載されていますが、ボタンを連打しても反応せず、途方に暮れていました。試行錯誤の末、▲マークはドラッグ操作で移動できることに偶然気づき、これを灰色マスの位置にドラッグ&ドロップすることで初期設定を灰色マス4枚へ修正可能であることが判明しました。さらに、▲マークを初期設定時に投下したので、上ボタンが使えなくなる仕様もあり、操作順序に注意しつつ灰色マスを開ける必要があった、というボタンがまさかの消耗品的な扱いである所がSCRAPらしくて面白かったですね。


こよみエスケープ 其の伍
「其の伍」では、ついに怪異の親玉との直接対決が待ち受けています。
対戦形式となる“ゲーム謎”は「数字札軍戦争」と名付けられており、配布される手札を順に出し合い数字の大きい方がポイントを得る、手札を出すタイミングが間に合わないと即敗北となるルールでした。
問題は怪異の手札は8枚全てが「9」で統一されているのに対し、自身の手札には「9」が1枚しかないことです。このままでは勝つことは不可能です。自身の手札には「0, 0, 0, 2, 2, 5, 7, 9」があり、日付(2025/7/9)に関連していることは理解できます。さらに、其の参でも登場した日付を自由に変更できる掲示板を利用すれば手札を操作できることもすぐに理解できました。
しかし、9月と指定すると手札に「0」と「9」が配布されるため、怪異の全「9」に勝つことはできません。このルールの罠に気づくまで、約30分ほど悩むことになりました。
本作の勝利条件は、掲示板で年を5桁に指定し、自身の手札を9枚に揃えることで、怪異側が手札を出せず敗北する状況を作る、というものでした。事前に「9999年09月29日」を試していましたが、まさか年を5桁にする必要があるとは盲点でした。普段は4桁年しか意識していないため、完全に刷り込みに引っかかってしまいましたね。最終的に、9枚目のカードを出したタイミングで怪異の手札が尽き、同時に出せない状態となり、無事勝利となりました。


最終謎
怪異は“阿良々木暦”が現世での願いを組んで、ゲーム空間を生み出したものだったので、基本的には“悪意”はありませんでした。ここまでの経験を通じて阿良々木暦は“現世”での記憶を取り戻し価値を再認識したので、“戻りたい”と願うようになりました。暦によって生み出された怪異もその願いを聞き入れたいのですが、其の伍で5桁年を入力した影響でゲームにバグが発生し、現世に戻るための最終謎が見えない状況になってしまいました。
今までの中で、ボス戦を行うときは探索範囲を広げ、情報/ヒントを収集していたのが鍵となります。同様に謎解きの情報を入手するため、最後にプレイヤーから阿良々木暦に“感謝”のメッセージを送ることで、探索範囲が無事に広がり、最後の謎も閲覧できるように…という流れでしたね。


ちなみに、阿良々木君はこの物語の中ではずっとプレイヤーに操られる形で主人公を演じていたわけで、謎解き自体も阿良々木暦が解いた訳でなく、プレイヤーが解いていました。最後の最後、現世に戻る謎解きもプレイヤーが…と思いきや阿良々木くんが瞬殺で解きふせて、無事に脱出クリアです!
画面サイズに対応してくれると嬉しい…!
本作はスマホ推奨とは記載されていましたが、タブレットプレイ時でも同様にさほど画面サイズが大きくないんですよね。そこは難点かなと思いましたね!まぁちょいちょいある仕様ですが…!
本作品のポイント
- 中級者向け謎解き
- <化物語>などの物語シリーズとのコラボ謎解き
- 専用のゲームシステム導入で癖のある謎解き




