ジーピーの『デックスケープ:ベニスの怪盗』のプレイが終了しました。
デックスケープはカード型の謎解きボドゲで、山札の一番上のカードから順に謎解きを進め、裏返して解答を確認、間違えたら即ペナルティという流れで進行します。時には選択肢の登場あるいはアイテムの入手などの要素も存在し、全ての情報を駆使しながら謎を解くことが要求されます。通常の謎解きでは正解しなければ先に進めませんが、「デックスケープ」シリーズではペナルティを受ける形で強制的に先へ進みます。各作品は時間制限のあるシチュエーションで進行するため、時間制限とペナルティを常に天秤にかけ、“この解答で先に進むべきか否か”を考えながらプレイする焦燥感がありますね。
謎解き作品は時間制限が無い作品が多いけど、やっぱりリアル脱出ゲームのように制限時間付きの作品はヒリヒリするね!
本作『デニスの怪盗』では、デックスケープ共通の“制限時間付きで進行するスピード感のある謎解き”に加え、特殊技能を持ったプレイヤーを操作する点が大きな特徴です。各能力を活用しなければ解けない場面も用意されており、自然と役割分担が生まれる設計に。協力プレイの要素が強く、プレイヤーそれぞれに見せ場があるのが魅力的でしたね!
「デニスの怪盗」はデックスケープの第二弾。
デックスケープ ベニスの怪盗
いま、あなたは現役を退いた身ですが、かつてはプロの泥棒でした。しかし、怪しげな手紙によって過去の仲間たちと再会します。今回のミッションはベニスにある世界最古のカジノに忍び込み、10億ユーロのチップを盗み出すことです!
あなたと仲間たちはそれぞれ特殊なスキルと能力を有しており、ミッションプラン通りに事を進めれば、全てうまくいくでしょう。
ただし、この仕事は危険であり、予期せぬ出来事によって、ミッション全体が危険に晒されるかもしれません…。
カジノの厳重なセキュリティシステムをかいくぐり、勝利品を持って逃げ出せるでしょうか?
この記事では、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
「デックスケープシリーズ」の紹介記事に関してはコチラから!
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【ボドゲ紹介】「デックスケープ」シリーズ徹底解説
今回紹介するゲームはGP Gamesから登場している【デックスケープ】です! 「デックスケープ」は謎解きが記載されたカードの山札を順に攻略し、最終的に時間制限内に脱出できれば勝利、というボードゲームに ...
Contents
実際のプレイデータと評価
まずは、実際のプレイデータと評価を記載していきますね!

| 作品名 | デックスケープ:ベニスの怪盗 |
| プレイ人数 | 1~6人 |
| プレイ時間 | 60分/1プレイ |
| ジャンル | 謎解き型 |
| プレイ方式 | レガシー型(一度きり) |
| メーカー価格 | 1,600円(2026/3現在) |
| 関連作品 | 4作品 |
| BGG ranking | Rate 6.039:rank:2948位/30343 (2026.3) |
| 商品リンク | Amazonリンク |
謎解きジャンルでもあるため一度きりのプレイ
本作品を二人協力プレイで進め、プレイデータは以下の通り。
プレイデータ
- プレイ人数 : 2人
- プレイ時間 : 1時間(制限時間1時間)
- プレイ回数 : 1回
- プレイ期間 : 1日(3月22日)
本作は謎解きジャンルのボードゲーム作品であり、通常の謎解き作品とは異なって完全オフライン(ネット環境無し、キット単独で完結)でプレイが可能です。キットの折り曲げ、切り取り等は無いので、非破壊でプレイ可能です。
ボドゲ+謎解きの中間ジャンルで新鮮
実際にプレイしてみて、『デックスケープ:実験の時』の評価はコチラの通りになります!
プレイ評価
| 盛り上がり | :4 | |
| 難易度 | :2 | 謎解き難易度 |
| 知略 | :5 | 謎解きのため知略5 |
| 運要素 | :1 | |
| コスパ(ボリューム/時間) | :1 | |
| おすすめ度 | :3 |
本作は謎解き作品でありながら、完全オフラインのボードゲームとして成立させるために、独自システムを採用しています。解答はいつでも確認できる一方で、誤答にはペナルティが発生する仕組みになっており、判断のタイミングやリスク管理も含めて楽しめる設計。この点は、従来の謎解きキットとは異なる感覚でプレイできるポイントでした。
内容は運要素のない完全な知略型で、純粋に思考力で進めていくタイプのゲーム性。普段から戦略系のボードゲームを好む人であれば、謎解きジャンルにも自然とハマるきっかけになるかもしれません。
価格は約1,600円と、ボードゲームとして見ると1プレイ前提でやや割高に感じる可能性はあります。ただ、謎解き作品として考えるとむしろ控えめな価格帯で、さらに非破壊型のためリセールも可能。そうした点を踏まえると、大きなネックにはなりにくい印象です。
プレイの感想(ネタバレなし)
「デックスケープ」シリーズ共有の良い点、悪い点については、第一弾作品の「実験の時」の記事に記載していますので、コチラを参考にしてください。
GOOD!
- 制限時間付きの謎解き作品
- ペナルティを天秤に掛ける戦略性
- 謎解き約30問のハイボリューム
BAD…
- ボードゲームプレイヤーからすると1プレイ1,600円はコスパが悪い
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【評価/感想】デックスケープ:実験の時
ジーピーの『デックスケープ:実験の時』のプレイが終了しました。 ジーピーはボードゲームジャンルの作品を販売しているメーカーで、本作の「デックスケープ」シリーズはボードゲームジャンルとして紹介されること ...
ベニスの怪盗独自、各プレイヤーが役割を握る謎解き

ここからは本作品に特徴的な点を感想として述べます。
デックスケープシリーズでは、共通のカード型システムに加え、作品ごとに独自の仕掛けが用意されています。『ベニスの怪盗』で特に印象的だったのが、「各プレイヤーの特殊技能」を活かした全員参加型の謎解きです。
今回のミッションは、10億ユーロ相当のチップを盗み出すというもの。プレイヤーはチームとして挑み、それぞれが固有のスキルと知識を持ったキャラクターを担当します。これらの情報が謎解きに直結する設計になっており、重要なのは“情報共有の方法”。内容は口頭でしか伝えられず、カードなどを直接見せることはできないため、自然とコミュニケーションが発生し、全員の関与が求められます。
協力型のボードゲームや謎解きは数多く存在しますが、実際には一部のプレイヤーだけで進行できてしまうケースも少なくありません。その点、本作は各人の情報と役割が明確に組み込まれているため、「全員で進めている」という実感が強く、協力プレイの楽しさをしっかり引き出していました。
こうした仕組みによって、単なる謎解きにとどまらず、チームで攻略していく体験そのものが魅力へと昇華されている点が好印象でした!
高難易度ミッションには緻密な計画が重要!
また、本作『ベニスの怪盗』には、怪盗らしい「計画の暗記」を求めるユニークな要素が用意されています。
今回のミッションはSSS級の高難易度。突発的に潜入してその場の判断で切り抜けるような展開ではなく、事前に緻密な計画を立て、それを正確に実行することが前提となります。さらに、状況に応じた柔軟な対応も求められるため、計画性と対応力の両方が試される内容です。
本作では、特殊技能を活かした謎解きに加えて、この「計画の暗記」が大きな役割を担います。ただし、暗記に使える時間も制限時間の一部。ミッション開始後は計画書を再確認することはできず、いわば“焼き捨てた”状態で進行することになります。計画通りに動けなければ重いペナルティが課されるため、プレイの序盤にどれだけ時間を掛けてもいいのか判断がつかない状態で、複数の実行項目を暗記する必要があり、正確に実行する必要があります。
この仕組みによって、単なる謎解きにとどまらず、ボドゲ感のある頭脳戦的な要素が生まれており、謎解き×ボードゲームとしての面白さを強く感じられる要素になっていました。
プレイの感想(ネタバレあり)
ここからは、コンテンツにもう少し足を突っ込んだ感想を記載していきます!
謎解き要素

本作の謎解き要素について触れていきます。
謎解き難易度は「やや簡単」寄り。時間制限があり、プレイ後に評価が付くシステムのため、各問題はタイムアタック的に取り組む構成になっています。そのため、個々の謎解きは比較的簡単な仕様となっており、全体としては謎解き初心者でも楽しめるバランスです。一方、謎解き経験者でも、クリアタイムによる高評価を狙い、可能な限り最短での攻略が求められるので、万人が楽しめるゲームシステムですね。
謎の内容は、一枚紙で完結するシンプルな小謎が中心ながら、ジャンルは幅広く展開されています。ひらめきを問うもの、IQテスト的な思考問題、洞察力が求められるものなど、多彩なアプローチが用意されています。さらに、入手したアイテムや情報を組み合わせるタイプに加え、本作の特徴である「プレイヤーごとの特殊技能」を活用する謎も存在し、前作『実験の時』と比べてもバリエーションの広がりを感じられました。

また、途中で山札を分割し、複数のルートからどの順番で解くかを選択する場面も登場します。手持ちの情報から「今どの謎に取り組むべきか」を判断する必要があり、状況判断力が問われる設計です。加えて、序盤で暗記した計画に沿って進行する必要もあるため、ボードゲームらしく戦略的な要素も強まっているのが面白かったですね!
実際のプレイ
前作「実験の時」が、謎解き/ボドゲ好きに刺さる作品だったので、続けて第二弾作品の「ベニスの怪盗」をプレイ。
「デックスケープ」のシステムを単に使いまわして、謎の内容だけ変更する…でも一定の面白さはあると思いますが、システムを上手に活用しながらも各作品で独自の要素を加えて昇華させているのが非常に好印象ですね。
さて、本作「ベニスの怪盗」をプレイ開始すると、まさかのミッション攻略計画の暗記から始まります。制限時間60分に向けての針は既に動き始めている中で、約10個の手順を1つずつ暗記するのは非常に焦燥感を感じる中では、想像以上に難しい。完璧な暗記をしようにも、謎解きの時間も十分に用意しなければならない…この天秤の掛け方は素晴らしいですね。とは言え、もうタイムアタックは始まっているので、焦る気持ちが先行して計画の暗記も十分でないまま、潜入ミッション開始しちゃいました(笑)。
前作同様であれば謎解き誤答を踏みぬくと、5分の激重ペナルティを受け、最後の評価に大きく影響を及ぼすので、急ぎながらも慎重にという相反する気持ちを心掛け、謎解きを進めました。正直、時間制限が良い役割を果たしていて単純な謎解きでも焦燥感を抱えるとなかなかに難しいものでしたね。とは言え、数々の謎解き作品をプレイしてきたので、冷静さを失わなければサクサクと解き進められました。
ただし、ミッション計画の要素が絡む部分は迷いました。というのも、やはり序盤に暗記が完全な状態でないままスタートしたので、攻略に必要な要素が完全にうろ覚え。恐ろしいペナルティを受けることを考えると、曖昧な情報を頑張って思い出そうと「うーん」と立ち止まる機会も多くありましたね。
最終的にクリアタイムは54分でペナルティは3つ(23番、27番、53番)で終了。ただし、ミッション計画を確実に進めることができたため、ペナルティが2つ帳消しになり、ペナルティ補正後のクリアタイムは59分で、無事に1時間以内のクリアで最高ランク獲得しました!ただし、戦利品を盗んでの最高ランクという、まだ上位のクリア法があったので、次作品ではここを目指せるように頑張ります!
誤答した謎解き
ペナルティ(誤答)を受けたのは、23番・27番・53番の3問。この中でも、23番と53番は本作でもトップクラスに印象に残る難所でした。

まず23番は、プレイヤー間の協力要素を最大限に活かすひらめきが求められる問題。各自のキャラクターカードを細かく観察し、“すべての情報を使う”ことが前提になっています。自分は警備員のカードから連想される人物名をそのまま合言葉としてしまい、見事にペナルティ……。ただ、解答に至る発想はやや飛躍があり、個人的には少し納得感に欠ける印象もありました。

続いて53番。こちらは一転して「やられた!」と感じる、いかにも謎解きらしい一問でした。光学装置による認証という設定のもと、“支配人と同じ目の色”をどう再現するかを考える内容。単純に考えると不可能に思える条件に対し、視点を変えることで突破口が見えてきます。制限時間が迫る中で視野が狭くなり、発想が固定されていたこともあり、気づいたときの納得感はしっかりありました。非常に印象の良い問題です。

そして27番は少し毛色が異なり、いわゆる“罠”に近い仕掛け。警備員のカードがアイテムとして手元に残り続け、「不審な動きはするなよ」と警告してきます。通常はカードの裏面を確認する流れがあるため、つい裏を見たくなるのですが――その行為自体が“不審な動き”と判定され、ペナルティに直結。完全に引っかかりました(笑)。こうした一風変わった仕掛けも含めて、本作らしい遊び心を感じられるポイントでした。
まとめ
ボードゲーム+謎解きジャンルのユニークな作品。時間制限付きの謎解きでハラハラドキドキを皆で楽しむことができましたよ!