すごろくやから2019年6月に発売された『バンディド』のプレイが終了しました!
『バンディド』は、牢獄から脱出した囚人「バンディド」の退路を防ぐ、カード配置型の協力ボードゲームです。
1プレイ約15分の軽量級ボードゲームであり、各プレイごとに完結するスタンドアローン型作品。毎回のカードの引きによって展開が大きく変化するためリプレイ性が高く、ルールはシンプル、準備も簡便と、非常に気軽に楽しめるゲームとなっています。
ゲーム開始時、牢獄からは複数の逃走経路が伸びており、プレイヤーは手札の道カードを配置しながら坑道を展開していきます。各プレイヤーの持ち札や意図を汲み取りながら、ループ構造や行き止まりを形成し、囚人「バンディド」の逃げ道をすべて封鎖できれば勝利です。
子どもから大人まで幅広い層が楽しめる作品でありながら、運要素と戦略性、そして絶妙な難易度調整が見事に噛み合っており、シンプルながら奥深い完成度の高い協力ボードゲームでした。
この記事では、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
「バンディド」の紹介記事、遊び方に関してはコチラから!
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【ボドゲ紹介】「バンディド」徹底解説
今回紹介するゲームはすごろくやが取り扱う『バンディド』です! 『バンディド』は、協力型のカード配置ボードゲームです。プレイヤーたちは脱獄を企てる囚人「バンディド」を逃がさないため、まるで迷路のような坑 ...
Contents
実際のプレイデータと評価
まずは、実際のプレイデータと評価を記載していきますね!
『バンディド』は短時間でプレイ可能な「軽量級ボードゲーム」に分類されます。カードを盤面上に広く配置するのでややスペースは必要とするものの、トランプレベルのカード枚数とサイズでありどこでも遊べるほか、ルールはシンプルで準備は簡便なボードゲームです。
世界最大級のボードゲームレビューサイト「BoardGameGeek(BGG)」では、本作はBGGランキングで約2500位/約3万作品中と、軽量級ボードゲームの中では高評価を受けている人気作品です。

| 作品名 | バンディド |
| プレイ人数 | 1~4人 |
| プレイ時間 | 約15分/1プレイ |
| ジャンル | パズル型:協力ゲーム、カードピック、カード配置 |
| プレイ方式 | スタンドアロン型 |
| メーカー価格 | 1,980円(2026/4現在) |
| 関連作品 | 1作品 |
| BGG ranking | Rate 6.128:rank:2516位/30568 (2026.5) |
| 商品リンク | Amazonリンク |
難易度2種、複数回クリアで計9回プレイ
本作品はスタンドアロン型であり、毎プレイ同じ初期設定になりますがカードピック運で毎回異なる展開が生まれます。また、難易度は“やさしい”と“通常”の2種類のモードがあり、複数回クリアを目指して計9回プレイしました。
プレイデータ
- プレイ人数 : 2人
- プレイ時間 : 2時間24分(1プレイ16分程度)
- プレイ回数 : 9回
- プレイ期間 : 約1ヶ月(3月12日~4月8日)
結果として、やさしい難易度で5回中3回成功、通常難易度で4回中2回成功でした!
物語重視のボードゲームが好きな人必見!
実際にプレイしてみて、『バンディド』の評価はコチラの通りになります!
プレイ評価
| 盛り上がり | :4 | |
| 難易度 | :2 | |
| 知略 | :3 | |
| 運要素 | :3 | |
| コスパ(ボリューム/時間) | :3 | |
| おすすめ度 | :4 |
「バンディド」は牢屋カード1枚と道カード69枚を使用する協力ボードゲームです。
スタンドアローン型らしいシンプルな構成ながら、道カードの種類が豊富なため、基本的に同じ展開にはなりません。毎回異なる盤面が形成されることで、各プレイヤーの持ち札や意図を推測しながら、状況に応じて柔軟に対応する必要があります。また、カードの引きによって一気に状況が好転・悪化することも多く、一喜一憂しながら盛り上がれるゲーム性が魅力です。
難易度は2種類存在し、“やさしい”モードは比較的遊びやすい一方、“通常”モードでは囚人が逃走できるルートが1本増えるだけで、難易度が想像以上に上昇します。単純なルール変更ながら体感難易度への影響が大きく、ゲームバランスの巧みさを感じさせます。
カードの引きという運要素は確実に存在するものの、カードの種類や退路を塞ぐコツを把握していくことで、盤面を有利にコントロールできる場面も増えていきます。そのため、単なる運ゲーではなく、知略や盤面把握も非常に重要です。この“運要素と戦略性のバランス”が本作最大の魅力と言えるでしょう。
また、比較的安価で入手しやすく、中量級・重量級ボードゲームとは異なり、トランプサイズで持ち運びもしやすいため、自宅はもちろん旅行先や空き時間など、幅広いシチュエーションで遊びやすい点も優秀です。1プレイは短時間ながら、何度も繰り返し遊びたくなる高いリプレイ性を考慮すると、コストパフォーマンスも良好でした。
【おすすめ度:4】の理由としては、軽量級ボードゲームでありながら、ルールと準備の簡便さ、運要素と戦略性の絶妙なバランス、そして幅広い年齢層・シチュエーションで遊べる汎用性を高く評価しました。シンプルながら奥深く、協力ゲームの楽しさを気軽に味わえる良作です。
プレイの感想(ネタバレなし)
さて、本ゲームのプレイ感想に移ります。
本作品の個人的に感じた良い点と悪い点を挙げていきます。
GOOD!
- ルール/準備が簡便
- 運要素/戦略のバランスが良好
BAD…
- 特になし
〇:ルール/準備が簡便

まず良い点の1つ目として挙げられるのは、「ルールと準備が非常に簡便」であることです。
一般的にボードゲームは、中量級以上になるとルール理解や準備に時間がかかり、初回プレイの敷居が高くなりがちです。軽量級作品であっても、細かなルールや多数の小道具を使用するゲームは少なくなく、落ち着いた環境でなければ遊びにくいケースもあります。また、ルールが複雑になれば対象年齢も限定されやすく、逆にシンプルすぎればゲーム性が浅くなることもあり、このバランス調整は非常に難しい部分です。
その点、バンディドは、ルールが圧倒的にシンプル。準備もカードをシャッフルして配るだけで完了するため、すぐに遊び始めることができます。次の項で述べますが、ゲームの奥深さも損なわず簡便さと両立しているのは素晴らしい点であると言えます。
プレイ中は盤面へカードを広げていくため、ある程度のスペースは必要になりますが、それでも全体として非常に取り回しが良く、遊ぶシチュエーションを選びにくい作品です。自宅はもちろん、旅行先やちょっとした集まりなどでも気軽に遊べるため、友人、家族、恋人など幅広い相手と楽しみやすい点は、本作の大きな魅力だと感じました。
〇:運要素/戦略のバランスが良好

次に挙げたい魅力は、「運要素と戦略性のバランス」の秀逸さです。
上述した通り、バンディド はルール・準備ともに非常に簡便な部類のボードゲームですが、その一方で、ゲームとしての奥深さをしっかり維持している点が本作の優れたポイントです。
本作はカードピック型のゲームであるため、当然ながら運要素が存在します。しかし、そのランダム性によって毎回異なる盤面が形成されることで、プレイヤーたちは都度状況を分析し、各自の手札や意図を推測しながら最適な一手を考える必要があります。また、たった1枚のカードによって盤面状況が大きく変化することも多く、次にどのような展開になるのかをハラハラしながら見守る楽しさがあります。
一見すると運要素が強いゲームにも思えますが、実際には戦略性も非常に重要です。例えば、本作の目的は囚人の退路を封鎖することにあるため、分岐した坑道をどのように収束させるかが重要になります。自身の手札だけでなく、他プレイヤーがこれまでどのような配置をしてきたかを踏まえ、「誰がどのカードを持っていそうか」を推測しながら坑道を構築していく必要があり、シンプルながらもしっかりとした思考性が備わっています。
さらに、本作には2種類の難易度が存在し、特に通常ルールでは大人でも簡単には攻略できない展開が頻発します。こうした、簡便なルール設計でありながら、運要素と戦略性の絶妙なバランス、そして幅広い年齢層がしっかり歯ごたえを感じられる難易度調整が施されている点は、本作の非常に魅力的な部分だと感じました。
プレイの感想(ネタバレあり)
ここからは、ボドゲのコンテンツにより触れた内容を共有していきます!
プレイング上の攻略ポイントや小技も含め解説していきたいと思います。
難易度

本作の難易度は“やさしい”、“通常”の2種類が存在します。
やさしいモードでは、牢獄から伸びる道が上下に2箇所ずつ、さらに右側に1箇所の計5ルート。一方、通常モードでは左側にも道が追加され、計6ルートとなります。しかし、この「たった1箇所」の違いが想像以上に大きく、ゲーム全体の難易度を一気に押し上げています。
やさしいモードでは、ある程度コツを掴めば比較的安定してクリアできる印象です。特に左側に道が存在しないため、坑道をなるべく右側へ誘導することで広がりを抑制しやすく、盤面を収束させやすい構造になっています。
一方で通常モードでは、左側にも逃走経路が追加されることで、坑道が全方向へ広がりやすくなります。カードの引きによっては分岐が次々と増殖し、収拾がつかなくなる展開も珍しくありません。単純にやさしいモードに追加して「あと1ルート塞げば良い」という話ではなく、盤面コントロールそのものの難易度が大幅に上昇している点が印象的でした。
また、本作はカードピックによる運要素の影響も大きく、「これはクリアできそうだ」と思った直後に状況が急変することもあれば、逆にキーカードを引いたことで一気に盤面を立て直せることもあります。そのため、各プレイヤーが一喜一憂しながら盛り上がれるゲーム性になっており、特定の誰かだけが活躍するのではなく、1枚のカードで一気にヒーローになれる瞬間があるのも非常に面白かったですね。
道カードの種類

本作は、上述した囚人カードに加え、全69枚の道カードによって構成される協力型ボードゲームです。
バンディドに登場する道カードは、大きく分けると以下の4種類に分類されます。
・分岐するカード(36枚)
・一本道のカード(12枚)
・分岐+行き止まりカード(12枚)
・一本道+行き止まりカード(9枚)
ゲームの基本目的は、囚人カードから伸びる5箇所(通常モードでは6箇所)の道をすべて封鎖すること。最も分かりやすい方法は、「一本道+行き止まりカード」を用いて坑道を直接潰していくことです。そのため、理想的には分岐を抑えつつ一本道カードで収束させていくのが王道の戦略となります。
しかし、実際には一本道+行き止まりカードの枚数はそれほど多くなく、デッキ内には分岐カードが非常に多く含まれています。適当に配置してしまうと坑道は際限なく枝分かれし、逃走ルートがどんどん増えてしまいます。
そこで重要になるのが、“ループ形成”です。一本道カードなどを利用して離れた道同士を接続し、閉じたループ構造を作ることで、複数の逃走経路をまとめて封鎖することができます。特に通常難易度では、このループ形成を意識しなければクリアはかなり厳しい印象でした。また、「分岐+行き止まりカード」も配置次第ではループ形成に利用でき、上手く決まれば一気に盤面を整理できます。
ループを形成するためには、カード形状に合わせて坑道を同じ方向へ誘導していく必要があります。そのため、「多少分岐してでも後々収束しやすい形を作る」という中長期的な視点が求められました。
結果として、本作では常に盤面上の分岐数を把握しながら、“被害を最小限に抑える配置”や、“分岐数を増やさないカードの使い方”を考え続ける必要があります。このシンプルなルールの中にある絶妙なバランス感覚が非常にクセになる作品でした。
全体的な所感
バンディドは、軽量級ボードゲームの中でも、特にルール・準備が簡便な部類に入る作品でした。それでいて、簡単すぎず難しすぎない絶妙な難易度が形成されており、非常に完成度の高いゲームバランスに仕上がっています。
運要素は毎プレイに異なる展開をもたらすだけでなく、1プレイの中でも「次はどうなるのか」という一喜一憂できる盛り上がりに大きく貢献しています。一方で、単なる運任せではなく、各プレイヤーの持ち札や意図を汲み取りながら、状況に応じて柔軟に盤面をコントロールしていく戦術性もしっかり存在しており、それが勝敗へ大きく影響していました。
子どもから大人まで幅広い年齢層が気軽に楽しめる作品でありながら、繰り返し遊びたくなる奥深さも備えており、軽量級協力ボードゲームとして非常に完成度の高い一作だったと思います。