SCRAP出版から販売されている『5分間リアル脱出ゲーム:R』の書籍を全て解き終えました!
本作品はSCRAP出版から刊行されている「5分間リアル脱出ゲーム」シリーズ第2弾『5分間リアル脱出ゲーム:R(リターンズ)』です。シリーズ累計発行部数は30万部(2026年5月時点)を突破しており、現在は全13種類の書籍が展開されている人気シリーズとなっています。
本シリーズ最大の魅力は、1冊の中に10章の短編型ストーリーと、それら全体を使って挑む“最終問題”が収録されている点です。各章では物語に沿って小謎から大謎へと発展していく構成になっており、短時間ながらも濃密な謎解き体験を味わえます。また、書籍という媒体ながら、最後には冊子全体を活用したスケール感のある大謎が待ち受けている点も非常に魅力的でした。
タイトル通り“5分”で解くのはなかなか難しいですが、1章あたり10〜20分ほどでじっくり楽しめる内容になってるよ!
第2弾『R(リターンズ)』の難易度は、第1弾『無印』と同程度で比較的易しめ。謎解き初心者でも十分楽しめるバランスに仕上がっています。各章ごとに異なる物語やギミック、多彩な小謎・大謎が用意されており、謎解きの面白さを幅広く体験できる点も高評価でした。シリーズ入門としてはもちろん、「謎解きの教科書」のような一冊としてもおすすめできる作品です。
5分で解ける
5分間リアル脱出ゲームR SCRAP出版
スペースもいらない ツールも使わない
少しの時間と 少しのひらめき
リアルを超えた物語と現実の秘境へ飛び込め
いつでもどこでも手軽にリアル脱出ゲームの興奮が味わえる「5分間リアル脱出ゲーム」の続編が登場!今回も、謎やパズルを通して物語体験ができる「~からの脱出」と題した短いゲームを10本収録しています。シンプルな脱出劇から、ファンタジー、推理、青春モノまで、各シチューションごとにさまざまな趣向が凝らされています。もちろん、すべてのゲームを解くと挑める「最終問題」もご用意。少しずつ、じっくり進めて、あのリアル脱出ゲームの熱狂を日常でも体感してください!
”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
実際のプレイデータと評価
『5分間リアル脱出ゲーム』は、リアル脱出ゲームを手掛けるSCRAPが出版している謎解き書籍シリーズです。タイトルだけ見ると体験型イベント作品のようにも感じますが、本シリーズは自宅で楽しめる“謎解き書籍”となっています。
本作はそのシリーズ第2弾『5分間リアル脱出ゲーム:R(リターンズ)』。前作『無印』に続き、短編ストーリー形式で多彩な謎解きを楽しめる一冊です。
本作では、切り取りや折り曲げ等の破壊は伴わないので再利用可能です。
| メーカー | SCRAP |
| 作品名 | 5分間リアル脱出ゲーム:R |
| ジャンル | 謎解き書籍 |
| 発売日 | 2019年2月 |
| メーカー価格 | 1,600円(2026/5現在) |
| 推奨人数 | 1人~ |
| 目安時間 | 約3時間 |
| 商品リンク | Amazonリンク |
プレイデータ(人数、時間)
今回はソロプレイで挑戦しました!
(私の謎解きレベルは中級者程度です)
書籍全体のクリア時間は約2.5時間。タイトルこそ“5分間”ですが、実際に5分で解き切れた章はひとつもありませんでした(笑)。とはいえ、その分しっかり考え応えがあり、各章をじっくり楽しめる内容になっていましたね。
プレイ詳細
- プレイ人数:1人
- プレイ時間:155分(2時間35分)
①ある謎解き本からの脱出 :10分
②不思議な子供部屋からの脱出:20分
③秘宝眠る島からの脱出 :10分
④バースデーレターからの脱出:26分
⑤ある白昼夢からの脱出 :9分
⑥奇妙な盗難事件からの脱出 :8分
⑦検索エンジンからの脱出 :16分
⑧ミュージシャンからの脱出 :13分
⑨雨上がりの世界からの脱出 :7分
⑩終わらない初恋からの脱出 :19分
⑪最終問題 :16分 - 場所 :自宅
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
| 難易度 | :2 | やや易しい |
| 時間制限 | :1 | 時間制限なし |
| 面白さ | :3 | |
| ボリューム | :4 | 比較的多い |
| 価格 | :4 | 1,600円(税抜) |
| おすすめ度 | :4 |
謎解き難易度は「やや簡単」レベルで、第1弾となる初期作『無印』と比べても大きな変化はなく、引き続き初心者でも取り組みやすいバランスに仕上がっていました。全10章構成のため章ごとの差はあるものの、各章の締めとなる大謎や、書籍全体を使った最終問題についても比較的素直な難易度に収まっていた印象です。
書籍作品のため時間制限はありませんが、各章が短編ながら物語性を持っており、「小謎を解き進めて最後に大謎へ辿り着く」という展開を何度も味わえるのが本シリーズの大きな魅力。数ある謎解き書籍の中でも、特に完成度の高いシリーズだと感じました。
【おすすめ度:4】とした理由は、複数章にわたって展開される“謎解き付き短編物語集”のような体験が非常に魅力的だからです。シリーズ共通の特徴ではありますが、書籍媒体でありながら謎解き作品としての完成度が高く、価格帯に対してボリューム感も十分。初心者はもちろん、幅広い層の謎解きファンにおすすめしやすい一冊でした。
プレイの感想
さて、プレイ感想に移ります!
基本的に謎解きはネタバレNGなので、大雑把な感覚を共有できればと思います!

ストーリー性ある短編謎解きが10種収録!
『5分間リアル脱出ゲーム』シリーズは、単なる“問題集型”の謎解き本ではなく、小謎から大謎へと発展していく構成を、全10篇の短編ストーリーとともに楽しめる作品です。
謎解きを長く遊んでいると、どうしても小謎を解き続けるだけでは単調になりがちですが、本シリーズは各章ごとに物語性がしっかり用意されており、小謎やストーリーの流れを活かした“大謎への展開”が大きな魅力になっています。
本作『5分間リアル脱出ゲーム:R(リターンズ)』でも、“5分間リアル脱出”というタイトル通り、短編物語に沿って進行するバラエティ豊かな謎解きが全10種収録されています。各章ごとに雰囲気や仕掛けが異なるため飽きにくく、最後までワクワクしながら遊べる、非常に完成度の高い謎解き書籍でした。
印象的な謎解きは第2章、第4章
本記事では全10章すべてには触れませんが、その中でも特に印象的だった章と、書籍全体を使った最終問題について紹介していきます。
中でも強く印象に残ったのは、「第2章:不思議な子供部屋からの脱出」と「第4章:あるバースデーレターからの脱出」の物語です。
第2章:不思議な子供部屋からの脱出

あなたは日本中の廃墟を巡ることを趣味としている。今日のターゲットは一軒の洋館だ。荒れ果てた庭、ボロボロの建物。しかし、数十年前にはここは誰かの家だったのだ。あなたが最初に足を踏み入れた部屋はどうやら子供部屋のようだった。壁の張り紙を眺めていると、バタンと音を立てて扉が閉まる。開かない!焦るあなたに可愛らしいウサギのぬいぐるみが語りかけた。「ねえ!謎を解いて、私を助けて!」
まず印象的だったのは第2章「不思議な子供部屋からの脱出」です。
この章が特に印象に残った理由は、「大謎の仕掛けが秀逸」だったことです。
第2章は小謎の数が約10問と、他章と比べてもボリューム多め。難易度自体は比較的易しめですが、一筋縄ではいかないユニークな謎が揃っていました。中でも印象的だったのが「ピンボール」を題材にした謎で、思考力を試される内容となっており、シンプルながらかなり頭を使わされました。
そして小謎を解き終えると、大謎パートへ移行します。この大謎では抽象的な指示文が提示されるのですが、最初は「どういう意味だ……?」と少し戸惑いました。ですが、指示が示している内容に気付ければ一気に突破口が見える作りになっています。この大謎は小謎で使った要素を上手く活用した展開が非常に面白かったですね。
第4章:あるバースデーレターからの脱出

あなたの名前は立花萌莉。大学4年生だ。今日は大学生活で最後のあなたの誕生日。サークルやゼミの友人からも祝ってもらい、幸せな1日を過ごしたあなた。しかし、まだ祝ってもらってない相手がいる。あなたの恋人である、同級生の川原田勇斗だ。彼との待ち合わせ場所へ向かうべく、あなたは歩みを進めていた。校門の近くで彼の姿を見つけ、思わず駆け出す。「勇斗!」
次に印象に残っているのが、第4章「あるバースデーレターからの脱出」です。
この章で特に魅力的だったのは、“物語と密接に結びついた謎解き”の構成でした。
タイトルから受ける印象とは異なり、本編では予想外の展開が次々と待ち受けています。川原田勇斗と恋人・立花萌莉を巡るストーリーの中で仕掛けられた謎は、単なる問題としてではなく、「物語を体験するための演出」として機能していたのが印象的でした。
小謎パート自体は比較的オーソドックスな内容でしたが、その後に待つ大謎の完成度が非常に高い。特に、指示文の意味を素直に読むだけではなく、“現実ではどういう状況なのか”まで想像しながら解釈することで、見えてくる景色が変化していく構成が見事でした。
単一のひらめきだけで終わるのではなく、物語的な文脈と複数の仕掛けが重なり合って真相へ辿り着く流れが非常に秀逸で、本シリーズらしい「ストーリー体験型の謎解き」の魅力を強く感じた章でしたね。
巻末の最終問題は…!?
「5分間リアル脱出ゲーム」シリーズでは、各章をクリアした後に“書籍全体”を活用して挑む最終問題が用意されています。
本作『R(リターンズ)』の最終問題は、難易度としては「やや易しめ」という印象でした。
まずは各章で得られるラストキーワードを用いて謎を進めていく構成になっており、そこから抽象的な指示文が提示されます。この指示文では、“何を対象にしているのか”という主語部分は比較的理解しやすい一方で、「何をすればいいのか」という動作の意図を掴むのが少し難しかったですね。
実際、私は途中で「これ、書籍を破壊するタイプのギミックでは……?」と疑ってしまいました(笑)。ですが、一度冷静になって考え直したことで真意に気付くことができました。
その後も追加の指示文が与えられ、最後に指定された箇所を発見できればクリアとなります。全体的な構成や発想の方向性は、第1弾『無印』の最終問題とかなり近い印象で、難易度面でも大きな差は感じませんでした。
最終回答はWeb入力形式となっており、私のクリアタイムは16分でした!

比較的手に取りやすい価格帯でありながら、最終問題以外は書籍のみで完結して楽しめる点も、本シリーズの魅力だと感じました。さらに、各章ごとに“物語+大謎”の構成が用意されているため、単なる問題集では味わえない、連続した謎解き体験をしっかり楽しめる作品に仕上がっています。
シリーズとして複数作品が刊行されており、それぞれ異なるテーマや仕掛けが用意されているため、これから謎解き書籍を始めたい初心者はもちろん、さまざまな形式の謎に触れたい中〜上級者にも幅広くおすすめできるシリーズでした。
