ボードゲーム レビュー

【評価/感想】花火-Hanabi-

すごろくやから2019年6月に発売された『花火』のプレイが終了しました!

『花火-Hanabi-』は花火大会を無事に成功させるために順に花火を打ち上げるカード配置型の協力型ボードゲームです。

1プレイ約25分の軽量級ボードゲームであり、各プレイごとに完結するスタンドアローン型作品。ルールは非常にシンプルで準備も簡単ながら、「自分の手札だけを見ることができない」という独創的なシステムによって、高い推理性とコミュニケーション性を実現しています。プレイヤー同士の意思疎通や判断によって展開が大きく変化するため、繰り返し遊んでも新鮮な体験を楽しめる作品です。

ゲームでは、各色「1」から「5」までの花火カードを順番に並べていくことで、花火大会の成功を目指します。しかし、プレイヤーは自分の手札を見ることができず、他プレイヤーから与えられる「色」または「数字」の限られたヒントだけを頼りに、自身のカードを推理しなければなりません。ヒント回数には制限があり、不要なカードを捨てればクリア不能になる可能性もあるため、情報共有とカード管理の両方が重要となっています。

初心者でも直感的に楽しめる作品でありながら、プレイヤー同士の読み合いや情報整理には高い思考力が求められます。シンプルなルールの中に、推理・協力・緊張感が絶妙なバランスで詰め込まれており、「協力ゲーム」の定番として長く愛されている完成度の高いボードゲームでした。

この記事では、”実際のプレイデータ“評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん

ぼどわん(当サイトの運営者)

  • 一般企業勤めの20代後半
  • 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
  • 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
  • 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!

「花火」の紹介記事遊び方に関してはコチラから!

ボードゲーム 紹介

【ボドゲ紹介】「花火」シリーズ徹底解説

今回紹介するボードゲームはホビージャパンから登場した『花火』シリーズです! 『花火』シリーズは、限られた情報を頼りに協力して花火を完成させていく、カード配置型の協力ボードゲームです。プレイヤーたちは花 ...

実際のプレイデータと評価

まずは、実際のプレイデータと評価を記載していきますね!

『花火-Hanabi-』は短時間でプレイ可能な「軽量級ボードゲーム」に分類されます。小さいテーブルサイズでも十分プレイ可能な省スペースのボードゲームであり、ルールはシンプル、準備は簡便で、様々なシチュエーションでプレイが可能です。

世界最大級のボードゲームレビューサイト「BoardGameGeek(BGG)」では、本作はBGGランキングで596位/約3万作品と、軽量級ボードゲームのながら非常に高い評価を受けている人気作品です。

作品名 花火
プレイ人数 2~5人
プレイ時間 約30分/1プレイ
ジャンル 配置/記憶型:協力ゲーム、カード配置、推理
プレイ方式 スタンドアロン型
メーカー価格 1,980円(2026/5現在)
関連作品 2作品
BGG ranking Rate 6.921:rank:596位/30570 (2026.5)
商品リンク Amazonリンク

計7回プレイで最高得点到達できず…!

本作は、各プレイごとに完結するスタンドアローン型のボードゲームであり、毎回同じ初期状態からゲームがスタートします。しかし、山札から引くカードやプレイヤー間の情報共有によって展開は大きく変化するため、その場その場で臨機応変な判断が求められる作品となっています。

ゲーム終了時には、打ち上げに成功した花火カードの枚数によってスコアが決定します。各色「1」から「5」まで、計5色×5段階の花火をすべて完成できれば満点の25点を獲得可能。

現時点で本作を計7回プレイしました!

プレイデータ

  • プレイ人数 : 2人
  • プレイ時間 : 2時間49分(1プレイ24分程度)
  • プレイ回数 : 7回
  • プレイ期間 : 約1週間(4月11日~4月19日)

結果として、現時点ではゲームクリアとなる25点満点の達成には至っておらず、最高記録は24点という結果に留まっています……!あと一歩届かない絶妙な難易度設定となっており、「次こそは完璧な花火を打ち上げたい」ですね!

物語重視のボードゲームが好きな人必見!

実際にプレイしてみて、『花火-Hanabi-』の評価はコチラの通りになります!

プレイ評価

盛り上がり:2
難易度:4完全クリアは「5」
知略:2
運要素:4
コスパ(ボリューム/時間):3
おすすめ度:2

『花火-Hanabi-』は自分の手札を見ることができないという独特なシステムの中、他プレイヤーと協力しながら各色の花火を数字順に打ち上げていく協力型ボードゲームです。

ゲーム中は、「色」あるいは「数字」の限られた情報共有によってコミュニケーションを行いますが、一般的なパーティーゲームのように常に賑やかというよりは、互いの意図を慎重に読み合いながら進行していくタイプの作品です。カードの引き順によって展開が大きく変化することも多く、一手ごとに緊張感と一喜一憂を味わえるゲーム性が印象的でした。

本作の難易度は比較的高めであり、完全成功となる25点満点を目指す場合、その難度はさらに大きく上昇します。限られたヒント回数の中で、「色」と「数字」のどちらを伝えるべきか、どのカードを温存・廃棄するべきかなど、プレイヤー同士の推理力や盤面把握力が問われます。一方で、カードの引き順による運要素も強く、どれだけ丁寧に情報共有していても、思うように展開が噛み合わない場面も少なくありません。

また、コンポーネントはカード中心で非常にコンパクト。価格も比較的手頃で、省スペースかつ短時間で繰り返し遊べるため、トランプ感覚で持ち運びやすい点も魅力です。1プレイごとのテンポも良く、「あと1回挑戦したい」と思わせる中毒性も備えており、軽量級ボードゲームとしてのコストパフォーマンスは及第点でした。

【おすすめ度:2】の理由は、個人的な好みも含まれますが、運要素の比重が比較的大きく、知略だけでは覆しづらい展開が多いことです。もちろん、その不確実性こそが本作の魅力でもありますが、純粋な戦略性や計画性を重視するプレイヤーにとっては、やや好みが分かれる作品かもしれません。

プレイの感想(ネタバレなし)

さて、本ゲームのプレイ感想に移ります。

本作品の個人的に感じた良い点悪い点を挙げていきます。

GOOD!

  • 高難易度ゆえの達成感の大きさ

BAD…

  • 運要素の比重がかなり大きい
  • 初対面同士で遊ぶゲームとしてはやや相性を選ぶ

〇:高難易度ゆえの達成感の大きさ

良い点としてまず挙げたいのは、「高難易度ゆえの達成感の大きさ」です。

筆者自身、現時点では完全クリアとなる25点満点を達成できておらず、最高記録は24点止まり。大人2人で計7回プレイしてなお完全成功に届いていないことからも、本作の難易度の高さがうかがえます。もちろん単純にプレイング不足という側面もあるとは思いますが、それだけでなくカードの引き順による運要素も大きく絡むため、「コツを掴めば安定して勝てる」というタイプのゲームとも少し異なる印象を受けました。

軽量級ボードゲームは、その手軽さと引き換えに難易度が控えめに調整されている作品も少なくありません。しかし本作は、短時間・省スペースで遊べるコンパクトなゲーム性でありながら、非常に歯ごたえのある難易度を実現しています。実際、BoardGameGeekでも長年高い評価を受け続けており、高難易度の協力型軽量ゲームの代表作として扱われている点にも納得感がありました。

「何度失敗しても、あと一歩を乗り越えたい」そんな試行錯誤そのものを楽しめるプレイヤーには、特におすすめしたい作品です。最初から上級者向け難易度に挑戦しているかのような緊張感と達成感を、コンパクトなカードゲームの中で味わえる一作でした。

×:運要素の比重がかなり大きい

次に欠点として挙げたいのは、「運要素の比重がかなり大きい」点です。

もちろん、本作はそもそも“不完全な情報”とカードの引き運を楽しむことをコンセプトにしたゲームであり、この点は作品性そのものでもあります。ただ、個人的な感覚としては、完全クリアを目指す上で運要素の影響はかなり強い印象を受けました。

限られたヒント回数の中で最適な情報共有を行う、不要カードを見極めて廃棄する、盤面状況から他プレイヤーの意図を読む――といった知略要素は確かに存在します。実際、プレイを重ねることで定石や効率的な情報伝達も徐々に見えてきます。しかし、それらを丁寧に積み重ねたとしても、最後にはカードの巡り合わせ次第で状況が大きく左右される場面が少なくありませんでした。

そのため、本作は「実力で安定攻略していく戦略ゲーム」というよりも、“知略を尽くした先で運を引き寄せるゲーム”に近い印象があります。毎回異なる展開が生まれるリプレイ性には繋がっている一方で、計画性や再現性を重視するプレイヤーにとっては、やや理不尽さを感じる部分もあるかもしれません。

それでも最後に完全成功を掴み取るために必要なのは、やはり「運」――そんなゲーム性でした。

×:初対面同士で遊ぶゲームとしてはやや相性を選ぶ

欠点の2つ目として挙げたいのは、「初対面同士で遊ぶゲームとしてはやや相性を選ぶ」点です。

本作は、互いに手札情報のヒントを出し合いながら進行する協力型ボードゲームです。ただし、実際に伝えられる情報は「色」あるいは「数字」のどちらかのみであり、コミュニケーション量そのものは決して多くありません。むしろゲーム中は、「このヒントにはどんな意図があるのか」「今この行動を取った理由は何か」といった、相手の思考や判断を読み取る比重が非常に大きい作品です。

そのため、一般的なパーティーゲームのように会話で盛り上がるというよりは、各プレイヤーのアクションをじっくり見守りながら、一手ごとに緊張感を共有していくタイプのゲーム性となっています。もちろん、それが本作ならではの魅力でもあるのですが、「コミュニケーションを通じて親睦を深める」という目的で遊ぶボードゲームとしては、やや不向きな印象を受けました。

また、完全クリアを目指す段階になると、単純な知略要素だけではなく、「相手がどういう基準でヒントを出すか」「どのような優先順位でカードを扱うか」といった、プレイヤーごとの思考傾向を把握する必要性も感じました。繰り返し遊ぶ中で互いのクセや判断基準を理解し、それを前提にプレイ精度を高めていく側面があり、ある意味では“阿吽の呼吸”が求められるゲームでもあります。

もちろん、それ自体は協力ゲームとして非常に面白い要素ではあります。しかし、互いの性格や思考傾向もわからず、遠慮も生まれやすい初対面同士の環境で、そこまで踏み込んだ連携を求めるのはややハードルが高いようにも感じました。

プレイの感想(ネタバレあり)

ここからは、ボドゲのコンテンツにより触れた内容を共有していきます!
プレイング上の攻略ポイントや小技も含め解説していきたいと思います。

花火カードの種類

本作で使用する花火カードは、5色×数字1〜5で構成されています。ただし、各数字ごとに収録枚数が異なっており、全体では計50枚のカード構成となっています。この収録枚数の違いが、本作のゲーム性と難易度を大きく左右しています。

例えば「1」のカードは収録枚数が多く、基本的には特定でき次第すぐに盤面へ出したいカードです。一度盤面に配置されれば、その後は同色の「1」に大きな価値はなくなるため、不要分はトークン回復のために廃棄しやすくなります。

一方で、「5」のカードは各色1枚しか存在しません。当然ながら、廃棄してしまった瞬間にその色の花火は完成不能となり、25点満点の完全クリアも不可能になります。しかし厄介なのは、「5」は「1~4」までの花火が盤面上で打ち上げられて初めて出せるカードであること。つまり序盤〜中盤では、使えないにもかかわらず大切に保持し続けなければならないカードなのです。

この時点で、本作の絶妙な難易度調整と運要素が見えてきます。たとえば序盤に複数の「5」を抱えてしまうと、手札圧迫によって行動の自由度が大きく低下します。しかし、だからといって雑に扱えば完全クリアは即座に消滅。慎重に抱え続ける必要がある――このジレンマこそ、本作の難しさだと感じました。

実際、筆者の最高得点は24点。あと1点で完全クリアというところまで到達しましたが、結局最後に足りなかったのは「5」のカードでした。

ヒントトークンを使い切った状況で、進行のためにはどうしてもカードを1枚捨てなければならない。情報不足の中で“おそらく不要だろう”と賭けに出たその1枚が、まさかの「5」――結果として、その瞬間に25点満点の夢は潰えました。

正直に言えば、24点と25点の間には、数字以上の大きな壁があります。体感としては「あと1点」というより、“あと1〜2段階くらい別の難易度”と言ったほうが近いかもしれません。

結局最後まで完全クリアには届かなかったので、「こうすれば勝てる!」という攻略情報は共有できず、ほぼ感想記事になってしまいました。ただ逆に、「コツ掴んだよ」「安定して25点取れるよ」という方がいたら、ぜひ教えてほしいレベルです(笑)。

全体的な所感

『花火-Hanabi-』は、手軽に遊べる軽量級ボードゲームでありながら、高い暗記力と情報整理能力、そして運要素への対応力を求められる高難易度作品でした。

限られた情報の中で互いの意図を読み合い、慎重にカードを扱っていく緊張感は非常に独特で、単なるパーティーゲームとは一線を画すプレイ感となっています。一方で、どれだけ丁寧に立ち回っても最後はカード運に左右される場面もあり、「何度も失敗しながら、それでもわずかな成功の可能性を掴みにいく」――そんな試行錯誤を楽しめるプレイヤーに特に刺さる作品だと感じました。

また、カード中心で省スペース、準備も簡単と非常に遊びやすく、子どもから大人まで気軽にプレイできる点も魅力です。短時間で何度も挑戦できるテンポ感も感じられた一作でした。

ぜひ皆さんも、私が最後まで到達できなかった“25点満点の完全クリア”を目指して挑戦してみてはいかがでしょうか。

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二人協力ゲーム専門のレビューブログ
年齢:20代後半
職業:普通の会社員×2
好物:ジャンル問わず協力型
互いに負けず嫌いで対戦ゲームNG…!?
そんな二人の実体験ゲームレビュー&紹介


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