今回紹介するボードゲームはホビージャパンから登場した『花火』シリーズです!
『花火』シリーズは、限られた情報を頼りに協力して花火を完成させていく、カード配置型の協力ボードゲームです。プレイヤーたちは花火師となり、色ごとに1から5まで順番にカードを並べ、美しい花火の打ち上げ成功を目指します。ただし、自分の手札だけは見ることができず、仲間から送られる限られたヒントを頼りに推理しながら行動しなければなりません。すべての花火を完成できれば成功、失敗を重ねてしまうと打ち上げは失敗となる、シンプルながら独創的な作品です。
本作の特徴は、情報共有によって生まれる「コミュニケーション性」にあります。ヒントとして伝えられるのは「色」か「数字」のどちらかのみであり、しかも一度に伝えられる情報量も限られています。そのため、「今このヒントを出した意図は何か」「どのカードを優先してほしいのか」といった、プレイヤー同士の思考の読み合いが自然と発生します。場札の状況や捨て札を全員で確認しながら、限られた情報を整理して最適解を導き出していく過程に、本作ならではの面白さがあります。
本作はプレイ時間約30分の「軽量級ボードゲーム」に分類されるスタンドアローン型作品です。ルール自体は非常にシンプルでありながら、高難易度のボードゲームです。情報伝達の難しさによって高い戦略性が生まれており、初心者から熟練者まで幅広く楽しめます。また、プレイ人数によって求められる連携や思考も変化するため、繰り返し遊んでも異なる体験が味わえる、高いリプレイ性を備えた定番協力ゲームです。特殊効果や追加要素が導入された強化版の「花火:スターマイン」も登場しています。
「花火」はプレイヤー協力型ゲームです。プレイヤー同士で争うわけでなく、プレイヤー間で協力して、同じゴールに向かってプレイします。このゲームでは、プレイヤーは、花火大会で花火と導火線と発射薬を誤って混ぜてしまったうっかり物の花火職人になります。花火大会はすでに開始され、パニック寸前です。職人たちは協力し合って、大惨事を防ぐことになります。
花火 / HANABI | ANALOG GAME INDEX
今回はそんな「花火」シリーズの概要を紹介します。

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
Contents
「花火」シリーズってどんなゲーム?
『花火』シリーズは、プレイヤー同士で協力しながら、美しい花火の完成を目指す協力型カードゲームです。色ごとに1から5まで順番にカードを並べていくシンプルなルールですが、本作最大の特徴は「自分の手札だけが見えない」こと。仲間から与えられる限られたヒントを頼りに、自分のカードを推理しながら最適なタイミングで打ち上げていきます。限られた情報を全員で共有し、協力して夜空を彩る達成感が魅力の作品です。

| 作品名 | 花火 |
| プレイ人数 | 2~5人 |
| プレイ時間 | 約30分/1プレイ |
| ジャンル | 配置型/記憶型:協力ゲーム、カードピック、記憶 |
| プレイ方式 | スタンドアローン型 |
| 関連作品 | 2作品 |
| おすすめ度(個人的) |
「花火」シリーズの世界観
花火大会で花火と導火線と発射薬を誤って混ぜてしまったうっかり物の花火職人になります。花火大会はすでに開始され、パニック寸前です。職人たちは協力し合って、大惨事を防ぐことになります。
「花火」シリーズのゲーム性


『花火』は、1プレイごとに完結し、繰り返し遊べるスタンドアローン型の協力ボードゲームです。
プレイヤーたちは花火職人となり、花火大会を成功させるため、各色「1」から「5」までの数字カードを順番通りに打ち上げていきます。しかし本作最大の特徴は、「自分の手札を見ることができない」という点にあります。プレイヤーは他人の手札だけを確認でき、“トークン”を使って「色」または「数字」の情報を位置とともに伝達し合いながら、限られた情報を頼りに正しいカードを推理して配置していかなければなりません。
トークンは手札を捨てることで回復できますが、カード枚数には限りがあります。そのため、必要なカードを誤って廃棄してしまうと、花火大会の成功そのものが不可能になる場合もあります。どのカードを温存するのか、どのタイミングでヒントを出すのかといった、プレイヤー同士の意思疎通と判断力が重要になる作品です。
さらに、カード配置時のミスは2回まで許されるものの、3回目の失敗で即座にゲームオーバー。限られた情報の中で仲間の意図を読み取りながら、全員で最高の花火を完成させる協力感と緊張感が、本作ならではの魅力となっています。
花火の一覧の紹介とレビュー
花火は改訂版や続編が登場しており、現在2作品の関連作品が存在します(2026/5現在)。
| サブタイトル | タイプ | 発売日 | メーカー価格 | 販売状況 |
|---|---|---|---|---|
| 花火(第二版) | 基本セット | 2019/6 | 1,980円(税込) | Amazonリンク |
| 花火:スターマイン | 独立セット | 2020/9 | 3,960円(税込) | Amazonリンク |
【第1弾/基本】花火


第1作の『花火-Hanabi-(第二版)』は、「花火」シリーズの1作目です。
※第二版ではパッケージ、カードデザイン等がリニューアルされています。
本作は、プレイヤー同士で協力しながら花火大会の成功を目指す協力型カードゲームです。各色の花火カードを「1」から「5」まで順番に並べることができれば成功となりますが、本作最大の特徴は「自分の手札を見ることができない」こと。プレイヤーは他人の手札だけを確認でき、“ヒントトークン”を用いて「色」または「数字」の情報を伝え合いながら、自分のカードを推理して正しく打ち上げていきます。プレイ時間は約25分と遊びやすく、ルールもシンプルながら、限られた情報共有による高度なコミュニケーション性と推理性を楽しめる、定番の軽量級協力ゲームです。
ルールは非常にシンプルで、手番では「カードを出す」「ヒントを出す」「カードを捨てる」のいずれかを行うだけ。しかし、ヒントには回数制限があり、さらに必要なカードを捨ててしまうとゲームクリア自体が不可能になるため、手札管理と情報共有の精度が重要になります。「今のヒントは何を意味しているのか」「どのカードを優先して出すべきか」といった読み合いが自然に発生し、プレイヤー同士で意思疎通しながら最適解を探っていく過程が本作ならではの魅力。ミスは3回まで許されるものの、限られた猶予の中で全員の認識を揃えていく緊張感が、短時間ながら濃密な協力体験を生み出しています。
【第1弾/基本】花火:スターマイン
『花火:スターマイン』は、「花火」シリーズの2作目です。
前作『花火-Hanabi-』から基本的なゲーム進行は踏襲しつつ、ユーザビリティの向上と追加ルールの導入によって、戦略性とリプレイ性を拡張したデラックス版となっています。なお、前作のルールでもプレイ可能なため、完全な拡張版の位置づけです。
追加要素の導入によって、前作以上に情報整理や状況判断が求められる構成となっており、ゲーム全体の難易度はさらに上昇しています。プレイ時間も前作よりやや長く、約35分程度となっていますが、依然として短時間で遊びやすい軽量級ボードゲームに分類されます。また、前作同様に、単体で完結して繰り返し遊ぶことができるスタンドアローン型作品であり、『花火-Hanabi-』を未プレイでも問題なく楽しめる内容となっています。
前作からの変更点
- カードホルダー導入:手札保持の不要化
- デザインの変更:エラータイル、トークンの重厚化
- 追加要素:色の雪崩、黒色花火、ボーナスタイルの導入
【追加要素:色の雪崩】は、通常の赤・青・緑・黄・白の5色花火に加え、「虹色花火」が追加される要素です。単純に色数が増加するだけでなく、虹色花火は“すべての色として扱う”特殊仕様となっており、例えば「赤色」の情報を伝える際には虹色花火も対象に含まれます。そのため、色情報を受け取った際にも「本当に通常色なのか、それとも虹色なのか」を考慮する必要が生じ、情報推理の難度が大きく上昇しています。
【追加要素:黒色花火】は、通常5色に加えて「黒色花火」が追加される要素です。黒色花火は通常の花火とは異なり、「5」から「1」へ降順で並べなければならない特殊ルールを持っています。さらに、“色を持たない”扱いとなるため、色ヒントの対象になりません。その結果、他プレイヤーから黒色花火の存在を把握しづらくなっており、手札推理やカード管理の難化に繋がっています。
【追加要素:ボーナスタイル】は、従来作における「花火完成時にヒントトークンを1個獲得する」という固定効果を発展させた追加要素です。本作では花火完成時にボーナスタイルカードを引き、そこに記載された様々な特殊効果が発動します。ゲーム展開にランダム性と変化が加わることで、毎回異なるプレイ感が生まれ、繰り返し遊ぶ際の新鮮さも向上しています。