謎解きキット

【評価/感想】SEARCH ACCOUNT(SCRAP)

リアル脱出ゲームを展開するSCRAPの謎解き作品『SEARCH ACCOUNT』のプレイが終了しました!

【ネタバレOK作品】ということで、最後にネタバレを交えて感想を共有します!

本作では、早大生の「美鳥ワカバ」を主人公として、“SNS”を舞台にした大きな事件へと巻き込まれていきます。如何にも現代らしい物語が展開され、2020年代ならではの時事ネタをコミカルに織り交ぜながらも、ネット上に蔓延る闇と次々に対面していくことになります。謎解き作品ではありますが、ジャンルとしては推理系に近く、SNSを活用して情報を集めながら事件の真相を暴いていく作品です。

本作はオンライン謎解き作品となっており、ウェブ上に用意された独自のゲームシステムを使って進めていきます。ゲーム内ではスマホ画面を模したTwitter的なアプリを操作し、個人の投稿を閲覧したり、DMでやり取りしたり、収集した写真を確認したりしながら情報を集めていきます。さらに、登場人物との交流を通じて交友関係や協力関係を広げることで、新たな情報源を増やしていくことも重要。そうして少しずつ事件に関する情報を集め、点在する情報を繋ぎ合わせながら真相へと迫っていく流れになっています。

全5EPISODEに分かれており、事件の結末も全5種+αに分岐するマルチエンディング方式。物語と推理のバランスも良く、オンライン作品としては比較的ボリュームのある内容でした。謎解き難易度は「簡単」レベルですが、単純に目の前の問題を解いていくだけではなく、「次はどこから情報を集めればいいのか?」と試行錯誤する場面が多い印象です。とはいえ、SNSを普段から使っている方なら馴染みのある操作も多く、その辺りは比較的スムーズに進められるかもしれません。

数々のオンライン謎解き作品が登場している中でも、“SNS”そのものをコンセプトにした謎解きというのは非常にユニークでしたね。現代のSNS文化や2020年代ならではの時事ネタも上手く取り入れられていて、「あ~、こういうのあるよね(笑)」と思いながら楽しめる場面も多かったです。難易度も低めなので、物語を楽しみながら推理系の謎解きをプレイしたい初心者の方にはかなりお勧めできる作品かなと思います。

ちなみに本作は夏休みや正月などの大型連休にセール対象になることも多く、今回私はサマーセールの70%OFFを利用して購入しました。かなりお得に購入できたので、こういうタイミングで気になっていたオンライン謎解きを遊んでみるのもアリですね!

いつものようにSNSを開くと、謎の殺人鬼が現れたという話題であふれていた。
気味が悪いと思いながら、スマホの画面をスライドしていく。あなたははっとしてその指を止めた。
それは殺人鬼があなたのアカウントに向けて書いた殺害予告だった。

【公式】リアル脱出ゲーム『SEARCH ACCOUNT』

さて、”実際のプレイデータ“評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん

ぼどわん(当サイトの運営者)

  • 一般企業勤めの20代後半
  • 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
  • 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
  • 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!

実際のプレイデータと評価

本作品はSCRAPの『SEARCH ACCOUNT』という謎解き作品になります。

本作品はオンライン謎解き作品であり、全てウェブ上のシステムを通じてプレイします。
パッケージ版、今すぐプレイ版が存在しますが、手元のキットを活用してプレイすることはありません。

そんな『SEARCH ACCOUNT』をクリアしたので、共有します!

メーカー SCRAP
作品名 SEARCH ACCOUNT
ジャンル オンライン謎解き、キット
発売日 2023年10月
メーカー価格 2,800円(2026/10現在)
推奨人数 1~3人
目安時間 約4-5時間(公式)
商品リンク Amazonリンク

プレイデータ(人数、時間)

今回の謎解きは謎解き経験者1人でプレイしました!
(私:謎解き中級者レベル)

本作の公式目安時間は4~5時間ですが、コンプリートまでに189分でクリアしましたよ!

プレイ詳細

  • プレイ人数:1人
  • プレイ時間:189分(3時間9分)
    EPISODE1:27分
    EPISODE2:27分
    EPISODE3:26分
    EPISODE4:23分
    EPISODE5:20分
    生放送後~:47分
    EXTRA EPISODE:19分
  • 場所   :自宅(オフライン)

本作品の個人的評価

本作品の評価は以下の通りになります!

謎解きの評価

難易度:1簡単
時間制限:1制限無し
面白さ:3
ボリューム:5推理関係多
価格:3普通
おすすめ度:3

本作の謎解き難易度は「簡単」レベルです。基本的には“SNSを活用した情報収集”が本作の肝となるため、純粋な謎解き力そのものはそれほど要求されません。物語と並行して大小さまざまな推理パートが登場しますが、単純に提示された情報から答えを導くというより、SNSという情報の海から必要な情報を自分で見つけ出し、点と点を繋げていくことが重要です。ここが本作の魅力にも直結している部分ですね。

問題数自体は、各EPISODEで5問ほどの大小さまざまな推理を行う形で、正確な数ではありませんが、トータルでは30問ほどの推理をこなすことになります。さらに本作ではマルチエンディング方式が採用されているため、1つのルートをクリアして終わりではなく、全ての結末を確認しようとすると結構なボリュームに感じるかなと思います。

【おすすめ度:3】とした理由は、大きく2点あります。

良い点は、これまでの謎解きにはあまり無かった、現代のSNS時代に沿ったユニークなコンセプトで作品を作り上げていること。SNS上に散らばった情報を自分で探し、登場人物との関係を広げながら事件の真相に迫っていく構成は、単純に謎を解くのとは違った没入感がありました。

一方で惜しい点は、謎解き作品として純粋な「謎解き」を期待すると、やや肩透かし感があるところです。実際、いわゆる謎解きらしい問題は恐らく数問程度で、コンテンツの大部分を占めるのはSNSを使った情報収集と推理。ここは本作ならではの魅力でもありますが、「謎解きをたくさん解きたい!」という方には少し物足りなく感じるかもしれません。

また、SNSをひたすら検索して情報を拾い集めていく構成なので、物語にどっぷり没入できるかどうかでも好みが分かれそうですね。コンセプトにハマればかなり面白い一方で、純粋な謎解き作品として見ると評価が変わってくる、そんな作品だと思います。

本作品は…
・初心者向け謎解き
・推理系謎解き作品
・SNSに蔓延る闇を暴く物語

プレイの感想(ネタバレ抜き)

まずは本作品の非ネタバレ部分の感想を述べます。
そのあとで、全エンディングルート攻略を含めたネタバレ有の感想に触れていきます。

SNS(Twitter)を舞台にした物語

本作では現代らしくSNS、もはやTwitterを舞台にした物語が展開されます。そのため、物語としてはかなり闇の深い内容でありながらも、「ネット上ならこういうこともありそうだな」と妙にすんなり受け入れられてしまう、独特のリアリティと没入感がありました。

連続殺人を含む恐ろしい事件が展開される中で、怪しい人物が次々と登場。プレイヤー自身も「こいつが怪しいのでは?」と思った矢先に別の情報が出てきて、また考え直すことになります。物語に振り回されながら右往左往する感覚があり、主人公になりきって事件を追いかけているような感覚を味わえましたね。

また、本作では非常に癖の強い登場人物が揃っているのも印象的でした。ある種、作品登場時点ですでに著名だった人物をモチーフにしたようなキャラクター設計になっており、知っている人なら「この人がモデルかな?」と想像できるのも面白いところ。2023年に登場した作品ということもあり、まだまだ「あっ、この人かな」と馴染み深く感じられるキャラクターも多いですね。

SNS上の匿名・実名の人物たちがそれぞれの思惑を抱えながら関わり合い、協力したり対立したりしながら事件が進んでいく。本作は単純に「SNSを使った謎解き」というだけではなく、SNSという現代的な舞台だからこそ成立する物語そのものが面白い作品だったと思います。

特に、ネット上に溢れる情報の中から真実を追いかけていくという構図が、物語の内容とシステムの両方に上手く噛み合っていました。実際にプレイしてみると、ただ物語を読んでいるだけではなく、自分自身がこの世界の中で事件を追っているような感覚になれるのが良かったですね。

謎解きよりは推理重視の作品

上述しましたが、本作は分類するなら“推理系”の謎解き作品です。

謎解きキットにあるようないわゆる謎解き、とは少し乖離があり、SNSを駆使して情報を集め、人物の推理・特定を行うのが本作のメインとなります。謎解きも一部出てきますが、おまけ的な立ち位置です。

推理も含めて謎解き難易度は総じて「簡単」です。もしかすると一部詰まる部分があるかもしれませんが、基本的には様々な視点で情報収集するために試行錯誤するのがメインで、閃きはさほど必要なく何パターンか試していればいずれ行きつけるような設計になっています。物語を読んでいてもたまに「今何をすべきか」が分からなくなる時があるので、そこは用意されている整理機能を使って明確にしましょう。

物語はマルチエンディング方式を搭載しており、エンディングが分岐する箇所からやり直すことができるような仕様になっており、その時点に辿り着けば伝達されるため、最初は選択肢の選び方は意識する必要はありません。また、エンディングの分岐も基本的には大謎的な展開となっており、用意する答えで分岐する仕掛けになっているので、様々なエンディングを見るために中盤からやり直さなければならないことはなく、サクッとエンディングを回収することも可能です。

謎解きを期待するとやや肩透かしを受ける印象ではありますが、それでもシステム面の遊びやすさと物語の没入感は高く、それだけで楽しみながらプレイすることができましたね。

プレイ感想(ネタバレ有)

ここではネタバレを交えながら感想について触れていきます。
また最後の項目で、今回の全6種のエンディングについてのルート攻略についても解説します。

SEARCH ACCOUNTのストーリーまとめ

プレイしないと登場人物等の相関も掴みにくい部分はありますが、簡単に今回の作品の流れをまとめると以下のようになります。

物語は、早稲田大学の女子大生「花村カエデ」が、都市伝説上の人物「イラナイコ」に殺害された事件から始まります。

イラナイコが運営するSNSには、今後殺害する人物の名前が記されており、そこには主人公「美鳥ワカバ」の名前も。ワカバは、サークル活動を通じて知り合った京大生の「ケン」とともに、イラナイコの正体を探り、事件を食い止めようとします。しかし、調査を進める中で次々と新たな殺害予告が発生。ワカバたちはSNSに散らばる情報を追いながら、次の犠牲者を特定しようと奔走します。ところが、懸命に救出を試みるも間に合わず、「紙賀サラ」らが次々とイラナイコの犠牲となってしまいます。

さらに調査を進めると、事件には「愛野ミノリ」や芸能関係者、宗教団体「笑顔のヒカリ」など、さまざまな人物や組織が関わっていることが判明。ワカバたちはSNS上の情報を頼りに事件の裏側を探り、やがて「岩田ビリー」がイラナイコではないかと疑い始めます。

しかし、ここから事件は思わぬ方向へと転がっていきます。

ワカバ自身も事件に巻き込まれ、ネット上で「岩田ビリーの彼女」に仕立て上げられるなど、誹謗中傷の標的となってしまいます。そんな中、ついに「美鳥ワカバ」が死亡したことが明らかになり、これまで主人公として行動していた「ワカバ」の正体そのものに疑問が生じます。

そして明らかになるのは、これまでワカバとして事件を追っていた存在が、実は岩田ビリーの裏人格だったという衝撃の事実。さらに調査を進めた結果、岩田ビリーはイラナイコではないことが判明します。これまで犯人だと思っていた人物すらも、イラナイコによって仕組まれた偽りの情報だったのです。

事件の真犯人は、なんと「オダマキ」。

かつて俳優養成所の講師をしていたオダマキは、そこで岩田ビリーに恋心を抱きます。しかし、その想いは叶わず、ビリーに近づく女性たちを排除するため、イラナイコを名乗って殺人を繰り返していたのでした。

クリアまでの謎解き

本作は全5章(EPISODE1~EPISODE5)で構成されています。

SEARCH ACCOUNTエピソード

  • EPISODE1:都市伝説殺人の真実
  • EPISODE2:次のターゲットはだ~れだ
  • EPISODE3:凶悪殺人鬼の仕組まれたゲーム
  • EPISODE4:教団ヒカリの笑顔の秘密
  • EPISODE5:凶悪殺人鬼イラナイコの正体
  • EXTRA EPISODE:小山べるの闇パーティーの真相

基本的に本作のゲームシステムではSNSアカウントや投稿のサーチ、ハッシュタグ検索を行い必要な情報や画像の取得を行い、今求められている事実を暴く、という流れの繰り返しで進行しました。始まりから都市伝説に絡めた殺人事件が発生し、主人公の「美鳥ワカバ」もターゲットであるという相当恐ろしい状況から物語がスタートするので、とんでもない作品だなと思いながらプレイしていました。

ゲームシステムはTwitterでネットストーカーのようにひたすらに検索しまくるので、現代っ子には非常に没入感があるのではないでしょうか(?)。冷静に考えると終盤まで同じ作業の繰り返しのはずが、ネットサーフィン的な作業はもう慣れっこなのであまり苦も無く、事件を第三者的な感覚で眺めながら検索するというありふれた日常的な操作であり、作品への没入感は非常に高かったですね。

謎解きらしき謎が最初の登場したのはEPISODE3で、殺人現場に毎回残されていたフレーズと動物の絵のプレートを活用した謎解きでした。ただ、Twitter情報で相当大きなヒントが言われているので、なんとなく察することができると思います。

物語の中では怪しげなオカルト集団に入会したり、それなりに大きな宗教団体である笑顔のヒカリに入団したり、ネット上では知れた情報屋に喧嘩を売ってみたりと相当ネジが飛んでることをしながらも事件を食い止めるべく(自分がターゲットにされているので否応もなく)奔走します。ただ、好意を向けて協力してくれてるであろう京大生のサークル関係で知り合った「ケン」くんはナチュラルにネジが飛んでるので、毎回選択肢では自然と冷たくあしらってしまいましたね。

EPISODE4では宗教団体総裁の息子のもぐるくんのアカウントを乗っ取るなど、もはや犯罪行為をしてでも犯罪を食い止めようとする、目には目を(?)戦法で突き進んでいるのが非常に印象的でしたが、ここで割と事件に熱心に解決へ導こうとしていたきっかけでもある「岩田ビリー」が犯人候補へと浮上したのが驚きの展開でした。

EPISODE5では、これまでもSNSの炎上なんかはリアル世界でも同様の感じが再現されていて、「うわぁ」と思っていたのですが、情報屋「ばっちー」の報復により、主人公の「ワカバ」が凶悪犯イラナイコの恋人であると差し向けられ、ネット上で大炎上、誹謗中傷の嵐に巻き込まれることになるので、ここは当事者ではないのに没入感があって冷や汗が出る展開でした。ネットの嫌な所が集約されていて、まざまざと闇を見せつけられている感じになりましたね。このEPISODE5が最終章であり、冒頭から最後まで急展開で先が読めなくて、物語に非常に惹き込まれました。また、最後は大謎的ないわゆる謎解きっぽさもあり、情報を並べて犯人を詰めていくのは非常に面白かったです。

この犯人特定を行う生放送周辺で強制セーブがあり、ここからマルチエンディングの分岐がされています。ここからやり直すことで各エピソードの収集ができるようになっており、全エピソード回収までにクリアタイムは189分掛かりましたね!

SEARCH ACCOUNTの全エンディング攻略(選択肢解説)

さて、本作では以下5種のエンディング+αが存在します。
各エンディングの突入条件をここでは解説します。

SEARCH ACCOUNTエンディング

  • ENDING1:自らを戒める人格(BAD END)
  • ENDING2:消極的で臆病な人格(BAD END)
  • ENDING3:論理的で慎重な人格(BAD END)
  • ENDING4:真実を突き止め悪を裁く人格(HAPPY END)
  • ENDING5:サイコパスな愛と生きる人格(BAD END)
  • EXTRA ENDING:小山ベル逮捕(追加コンテンツ)

全てのエンディングは「緊急生放送前」から分岐するようになっており、エンディング回収には緊急生放送前から選択肢あるいは情報の提供の方法を変更することで回収することができます。

まず、ENDING1から解説します。

ENDING1:自らを戒める人格(BAD END)

■本エンディング突入条件
①番組アカウントDMに「私、岩田ビリーがイラナイコです」とメッセージを送る

このエンディングは裏人格に選択をゆだねた岩田ビリーが自首することで事件が終焉に向かうエンドになります。真犯人は別にいるので、岩田ビリーが仕組まれた罠にはまってしまう結末となるBADENDです。

ENDING2:消極的で臆病な人格(BAD END)

■本エンディング突入条件
①番組アカウントDMに「違います」とメッセージを送る
②番組アカウントDMに「ないです」とメッセージを送る

このエンディングは真犯人ではないと岩田ビリーが否定するものの、それを立証する根拠を示すことができないために世論が動かず、岩田ビリーが犯人と断定されてしまいます。表人格の岩田ビリーは裏人格の意志を汲み取り失踪し、脱走を続けますが、指名手配されてしまい永遠に逃げる人生となってしまうBADENDです。

ENDING3:論理的で慎重な人格(BAD END)

■本エンディング突入条件
①番組アカウントDMに「違います」とメッセージを送る
②番組アカウントDMに「今からお送りします」とメッセージを送る
③「ばっちー」に「投稿場所特定ちゃん」の使用をさせてもらう
④「岩田ビリー」の「20230901」の投稿場所が中野駅である証拠写真をもらう
⑤番組アカウントDMに投稿場所画像を送付する

このエンディングは岩田ビリーが少なくとも犯人ではないという証拠を提出し、難を逃れるENDです。ただし、真犯人は捕まっておらず、殺人事件は続いていきます。

ENDING4:真実を突き止め悪を裁く人格(HAPPY END)

■本エンディング突入条件
①番組アカウントDMに「違います」とメッセージを送る
②番組アカウントDMに「今からお送りします」とメッセージを送る
③「ばっちー」に「投稿場所特定ちゃん」の使用をさせてもらう
④「岩田ビリー」の「20230901」の投稿場所が中野駅である証拠写真をもらう
⑤「はげおじ」に証拠写真を送付し、「もぐるくん」に関する盗撮大喜利を行う許可をもらう
⑥ロッカー前で「もぐるくん」と「オダマキ」が映っている証拠写真2をもらう
⑦番組アカウントDMに証拠写真2を送付する

このエンディングは岩田ビリーが犯人ではないと同時に、真犯人が「オダマキ」であることを示す唯一のHAPPYENDになります。世間を震撼させた凶悪殺人鬼の正体が「オダマキ」であることを生放送で示し、オダマキは観念して自身の犯行の動機を自白します。全ての顛末が語られた後で、平和になった世間で本作品の各登場人物の心境や状況がTwitterでつぶやかれます。

ENDING5:サイコパスな愛と生きる人格(BAD END)

■本エンディング突入条件
①ぶんぶんの投稿から「ハート形の雲が映ったプリンスタワー」の写真を入手する
②オダマキの個人アカウントに上記写真を送付する

このエンディングは真犯人がオダマキと理解しながらも、今までの罪を容認し、オダマキに告白するBADENDになります。ハート形の雲が映ったプリンスタワーの景色は愛していますの意味があるとされていて、それを理解しながらオダマキに送るという意味合いです。これにより岩田ビリーは真犯人のオダマキの協力を得て、犯人候補から外れるように仕組まれ、世間としては真犯人不明のまま事件は闇に葬られることになります。一方岩田ビリーの裏人格がこの決断をしたことを容認できない表人格は裏人格に存在を明け渡し、消えてしまうBAD ENDになります。

EXTRA ENDING:小山ベル逮捕(追加コンテンツ)

■本エンディング突入条件
①ENDING4の「アカウントログアウト前」まで行う
②「ばっちー」DMに「ごめんなさい」と送る
③SNSで「闇パーティー」と検索する
④謎を解き、「悪霊退散」と検索する
⑤「シャーマンナイト」というパーティー名を入手し、「ばっちー」から連絡を受ける
⑥「はげおじ」の投稿の「もぐる盗撮大喜利」のスレッドを開き、トーテムポールの写真を入手する
⑦「ばっちー」に上記写真を送付する

このエンディングは、HAPPYENDのEXTRAルートとなっており、パッケージ版で収録されている「ばっちー」からの謝罪と依頼の手紙を受けて、「ごめんなさい」と返答をすることで、追加依頼を受けることになるルートです。

追加依頼は「なぜばっちーと殺された病みハナが世界に一対しかないぬいぐるみを互いに持っていたのか」の謎が明かされるルートになります。病みハナと幼馴染でもある「岩田ビリー」は当然この依頼を受け、病みハナの友人が囚われている「小山べる」の闇パーティーの真相を暴くために奮闘します。

切なくも心温まる背景を知り、本作の伏線はこのEXTRAをもって全て回収することができます。

いかがでしたでしょうか。セール対象になることも多い本作は、低価格ながら大ボリュームの謎解きを楽しめるコストパフォーマンスの高さが魅力です。もちろん通常価格でも比較的安価にプレイでき、完成度の高い謎解きを気軽に楽しむことができます。また、謎解きだけでなく、SNSを題材にした物語も大きな魅力の一つ。現代では当たり前となったSNSを巧みに物語へ落とし込み、便利さの裏に潜む怖さや危うさにも触れる内容は、プレイ後にいろいろと考えさせられるものでした。

手軽に始められる価格でありながら、ボリューム・謎解き・ストーリーのいずれも楽しめる、満足度の高い作品です。

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ぼどわん

二人協力ゲーム専門のレビューブログ
年齢:20代後半
職業:普通の会社員×2
好物:ジャンル問わず協力型
互いに負けず嫌いで対戦ゲームNG…!?
そんな二人の実体験ゲームレビュー&紹介


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