SCRAPが主催する遊園地貸し切りで行うリアル脱出ゲーム『夜の魔法学校からの脱出』をプレイしてきました。
SCRAPでは毎年、日本各地の遊園地を貸し切った壮大なリアル脱出ゲームが開催されています。遊園地脱出は、時間制限なしで遊園地と謎解きを楽しめる「昼の部」と、制限時間内のクリアを目指す本格的なリアル脱出ゲームを楽しめる「夜の部」の二部構成。遊園地を舞台に、昼と夜で異なる楽しみ方ができるのが特徴です。
この記事では、そんな遊園地脱出の「夜の部」を中心に、実際にプレイした感想を紹介していきます。
本作は「会場型」の公演です。広大な遊園地内に設けられたチェックポイントを巡り、現地で得られる情報と手元の冊子を照らし合わせながら謎を解き進めていきます。会場内を移動しながら謎解きを攻略するため、周遊型に近い形式の公演ですね。
参加人数に制限はなく、形式上は「個人戦」ですが、協力しながらプレイしても問題ありません。ただし、各チェックポイントでは一人ひとりが解答を確認してもらう必要があるため、チームで参加する場合は全員が答えを共有しながら進めることが大切です。制限時間は70分で、所要時間は約130分。遊園地を舞台にした大規模な公演だけあって、謎解きだけでなく、会場内を巡る体験も楽しめます。
本作の難易度は「普通」。2024年の『海賊遊園地脱出』や2025年の『スパイ遊園地脱出』と比べると、やや易しくなった印象でした。同日に参加した約1,300人のうち、タイムアップ時点で約半数が会場に戻っており、最終的なクリア人数は約400人。全体の3割近くが脱出に成功していたことになります。
そして、今回の結果は……脱出成功!
本作も、最終謎のトリックに気づけるかどうかがクリアを左右する大きなポイントです。ただ、今回は情報をきれいに整理しきれていなくても、ある程度力技で答えにたどり着けてしまう印象がありました。そのため、解答に至るまでの思考ルートが複数存在しているように感じられたのは、少し気になるところ。個人的に一番詰まったのは、なんと超序盤の小謎。そこを抜けてからは、多少悩む場面こそあったものの、比較的スムーズに解き進めることができました。
昼の部と夜の部の二部構成になった2024年から参加し始め、これで遊園地脱出は3年連続の脱出成功! 毎年楽しみにしているイベントなので、今後もぜひ参加し続けたいですね。
閉園後の遊園地。
【公式】全国夜の遊園地シリーズ『夜の魔法学校からの脱出』(魔法遊園地脱出)
ひっそりと霧に紛れるように魔法の校舎が姿を現す。
「ようこそ、ルミナス魔法学校へ!」
魔法の杖、古びた魔導書、不思議な生物、動く絵画。
今宵は新入生であるあなた達を迎える歓迎パーティー。
皆に、これから始まる魔法の学校の生活に心を躍らせていた。
…しかし、その高揚は瞬く間に打ち砕かれてしまう。
封印されていた邪悪な魔法使いが復活してしまったのだ。
激しい戦いの末、教師達が命と引き換えに稼げた時間は…僅か70分。
封印のカギは学校で1000年秘匿されている謎めいた魔法。
解き明かせるのは、残されたあなた達だけ。
未熟でも、杖を片手に立ち向かえ。
なので、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
『魔法遊園地脱出』の昼の部についての記事はコチラ!
実際のプレイデータと評価

SCRAPが主催する2026年の遊園地脱出『夜の魔法学校からの脱出』です。
今年度のコンセプトは魔法。魔法を駆使して強力な敵を倒す術を見つけ、無事に魔法学校から脱出できるのか。
本公演は「会場型」で、例年の遊園地脱出と同様の形式。「謎だらけの南極大陸からの脱出」等のような会場内の周遊型を伴いますが、舞台は遊園地とスケールが異なります。参加人数は制限が無く、制限時間は70分(所要時間は約130分)です。
夜公演では、配布される冊子と筆記用具に加え、今回はスマートフォンも使用します。持ち物として自分で用意するものはスマートフォンだけですが、公演中に充電が切れてしまうと困るため、バッテリー残量には十分注意しておきましょう。
| メーカー | SCRAP |
| 作品名 | 夜の魔法学校からの脱出 |
| ジャンル | オフライン謎解き/遊園地脱出 |
| 開催期間 | 開催場所によって異なる |
| メーカー価格 | 夜公演:4,200円(2026/10現在) |
| 人数 | 指定なし |
| 目安時間 | 約130分(制限時間70分) |
| 商品リンク | ー |
公演場所については、
【東京】よみうりランド:4/10~6/14
【北海道】北海道グリーンランド:6/27~7/4
【広島】みろくの里:7/11~7/12
【大阪】ひらかたパーク:9/11~10/18
【熊本】グリーンランド:10/31~11/8
【三重】ナガシマスパーランド:11/14~11/29
となっています。
プレイデータ(人数、時間)
今回の謎解きはSCRAP謎解き経験者2人でプレイしました!
(私:謎解き初心者卒業レベル、相方:謎解き中級者レベル)
本謎解きの制限時間は約70分でしたが、5分残しの65分でクリアできましたよ!
プレイ詳細
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:65分(制限時間約70分)
- 場所 :ひらかたパーク
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
| 難易度 | :3 | 普通 |
| 時間制限 | :3 | 70分制限 |
| 面白さ | :5 | 遊園地貸切謎解き |
| ボリューム | :3 | 約10問 |
| 価格 | :2 | 4,200円 |
| おすすめ度 | :5 | 遊園地脱出は是非 |
本公演の難易度は「普通」です。制限時間は70分で、問題数は約10問とやや控えめなボリューム。ただし、後半は大謎が連続する構成になっているため、実際にプレイしてみると物足りなさは感じませんでした。
例年の遊園地脱出と比較すると、全体的な難易度はやや易しめ。それでも、一般的なリアル脱出ゲームの公演と同程度の難しさはあります。一方で、今回の大謎には少し気になる点もありました。特に最終謎はミスリードに引っかかりやすく、謎が解けたと思っても、実はまだ終わっていない……という展開になりやすい構成です。遊園地脱出を何度も経験している人なら違和感に気づけるかもしれませんが、初参加の人にとっては見抜くのが難しい部分もありそうです。こうした仕掛けも、今回の成功率に多少影響していたのかもしれませんね。
本公演の【おすすめ度:5】とした理由は、大きく2つあります。
1つ目は、遊園地を貸し切ってリアル脱出ゲームを楽しめる豪華さです。普段のSCRAPの公演と同程度の参加費で、遊園地という特別な環境を舞台にした大規模な謎解きを体験できるのは、それだけでも大きな魅力です。
2つ目は、会場内のチェックポイントを巡りながら謎を解く、普段の公演とは異なる形式です。会場を移動しながら情報を集めていくため、いつもの公演とはひと味違った楽しさがあります。
さらに、昼の部では5時間ほど遊び尽くせるほどの謎解きボリュームが用意されているのも魅力。昼と夜の両方を楽しめば、1日を通して謎解きに没頭できます。参加費に対するボリュームも十分で、遊園地という特別な場所で大規模なリアル脱出ゲームを体験できる機会は貴重です。謎解き好きなら、一度は参加してほしいイベントですね!
本作品は…
・SCRAP主催の中級者向け謎解き
・遊園地貸切の壮大な脱出ゲーム
・最終謎の着想が鍵
プレイの感想
さて、プレイ感想に移ります!
基本的に謎解きはネタバレNGなので、大雑把な感覚を共有できればと思います!

『夜の魔法学校からの脱出』の概要

『夜の魔法学校からの脱出』は、SCRAPが全国各地の遊園地で年に一度開催する「全国夜の遊園地シリーズ」のリアル脱出ゲームです。
2024年からは「昼の部」と「夜の部」の二部構成となり、遊園地脱出をよりたっぷり楽しめるようになりました。昼の部は、遊園地の開園時間中、時間制限を気にせずハイボリュームの謎解きに挑戦できる形式。一方、夜の部は閉園後の遊園地を舞台に、制限時間内の脱出成功を目指す本格的な会場型公演です。
今回の夜の部では、魔法をテーマにした世界が遊園地いっぱいに広がります。広大な園内を巡りながら謎を解き、普段は入ることのできない夜の遊園地で脱出を目指す体験は、一般的なリアル脱出ゲームとはひと味違います。さらに、会場内には公演の世界観に合わせた大掛かりなセットや演出が用意されており、謎解きだけでなく、その場にいるだけでも特別感を味わえるのが魅力です。
そして、遊園地脱出のもうひとつの魅力が、イベント全体のボリュームとコストパフォーマンス。例えば、昼の部と夜の部、遊園地の入園券がセットになった前売りチケットは6,700円です。一見すると高く感じるかもしれませんが、遊園地で過ごす時間に加え、趣向の異なる2つの謎解き作品を楽しめると考えれば、かなり充実した内容といえるでしょう。
もちろん、遊園地脱出の魅力はボリュームや価格だけではありません。土日などの開催日には多くの謎解きファンが集まり、同じ時間に一斉にスタートして、それぞれが脱出成功を目指します。広大な園内のあちこちで、同じ謎に挑む参加者たちが頭を悩ませている光景も、このイベントならでは。見知らぬ参加者たちと同じ目標に向かって挑戦する一体感は、普段の公演ではなかなか味わえない体験です。
夜の遊園地という非日常的な空間、各地に設置された豪華なセット、そして大勢の参加者と一緒に挑む大規模な謎解き。遊園地脱出は、リアル脱出ゲーム好きなら一度は体験してほしい、特別感たっぷりのイベントです。
『夜の魔法学校からの脱出』の謎解き要素解説

次に、謎解き要素について触れていきます。
※内容や具体的な解法に関する言及は一切ありません。
本作の難易度は「普通」で、中級者向けの公演です。公式のクリア率は公開されていませんでしたが、同日開催の参加者約1,300人のうち、約400人が脱出に成功していました。単純計算で成功率は約30%となり、SCRAPの一般的な公演と比較しても標準的、あるいはやや易しめの難易度といえそうです。例年の遊園地脱出と比較しても、全体的にはやや易化した印象でした。ただし、終盤にはミスリードを誘う仕掛けもあるため、最後まで油断は禁物です。
制限時間は70分で、問題数は約10問。問題数だけを見るとやや控えめですが、これは例年の遊園地脱出と同程度です。後半は単純な小謎ではなく、大謎を中心とした構成になっているため、実際にプレイすると問題数ほどのボリューム不足は感じませんでした。全体としては標準的なボリュームといえるでしょう。
序盤から中盤にかけては、比較的シンプルな小謎が中心です。ただし、遊園地脱出では広い園内を移動する時間も必要になるため、序盤で詰まってしまうと、後半の謎解きに使える時間が少なくなってしまいます。また、会場内は人の往来も多く、場所によっては落ち着いて謎を解くのが難しいこともあります。序盤をなるべくスムーズに進め、必要に応じて明かりを確保できる場所で謎解きに取り組むことも、時間を有効に使ううえで大切です。
一方で、序盤の小謎そのものは、個人的には昨年度よりも難しくなった印象でした。問題によっては思いのほか詰まる場面もありましたが、多少強引に進められる余地もあり、こうした点が全体的な難易度を抑えていたように感じます。
後半は例年と同じく、大謎を中心とした構成です。今回は、指示に沿って手順を進めることで解答に近づける問題が多く、そこにもうひとつの視点を加えることで答えが見えてくる印象でした。複雑な状況を一から整理するというよりも、最初に提示されるアドバイスや冊子に記された情報を手掛かりに、試行錯誤しながら解答を探っていくタイプの謎解きです。行き詰まったときは、手元の情報を見直し、見落としている指示やヒントがないかを確認してみるとよいでしょう。
ただし、最終謎については、例年よりも何をすべきかが少し分かりにくい印象でした。遊園地脱出に初めて参加する人のなかには、十分に検討しないまま会場へ戻ってしまった人もいたかもしれません。
SCRAPの公演では、提示された指示やアドバイスに別の意図が隠されていることもあります。最終盤で行き詰まったときは、これまでに伝えられた内容を振り返り、単に指示をこなすだけでなく、その言葉が何を意味しているのかまで考えてみるのがおすすめです。
『夜の魔法学校からの脱出』のプレイ感
2024年に昼・夜の二部構成となった遊園地脱出から毎年参加し、特別な謎解き体験を楽しんできました。もちろん、今年も待ちわびた遊園地脱出に参加! 今回のコンセプトは「魔法」。『夜の魔法学校からの脱出』に挑戦してきました。
昼の部については、記事冒頭のリンク先で別途レビューしています。昼の部を十分に満喫したうえで、いよいよ夜の部に参加です。
今年も、開演時の劇から演出力の高さに圧倒されました。遊園地を貸し切ってリアル脱出ゲームに挑む高揚感も、遊園地脱出ならではの魅力ですが、キャストによる渾身の演技も見逃せません。今回は魔法がコンセプトということもあり、キャストのある行動に参加者から驚きの声が上がる場面もありました。何が起こるのかは、ぜひ実際に参加して確かめてみてください!
さて、今年もスクリーン上で「すべきこと」と「意識すること」が丁寧に説明され、いよいよゲームスタートです。
スタート直後は、参加者同士の混雑を避けようと早めに移動する人もいます。ただ、遊園地脱出はチェックポイントを巡る形式なので、必要な謎の解答が揃っていなければ先へ進めません。また、夜の遊園地では、どこでも十分な明かりを確保できるとは限りません。そのため、まずは明るい場所で謎を解ききってから移動しても問題ないように感じました。もちろん、歩きながらでもサッと解けるのが理想ですが、前方不注意にもつながるため、移動中に謎を解くのはおすすめしません。
最初の小謎はサクッと解き、無事に最初のチェックポイントを通過。この時点ではトップ集団に食らいつける位置にいましたが、今年の苦悩はここから始まりました。
次の謎で、思わず焦りを感じるほど詰まってしまいました。個人的には今回の公演で最も難しかったのがこの問題です。最終謎を含め、今年は必ずしも正攻法とはいえない考え方でも答えにたどり着ける場面があり、脱出成功そのものの難易度は比較的低めだった印象です。ここも何とか力技で突破できたものの、その頃にはすっかり参加者の集団に埋もれてしまいました。移動先では、謎を解くために十分な明かりを確保できる場所探しにも苦戦しましたね。
後半の謎解きでは、もちろん一瞬で解けるわけではありませんでしたが、思いのほかスムーズに発想を思いつき、順調に突破。いよいよ最終謎に挑みます。例年の遊園地脱出を経験していることもあり、今回は「これだけで終わるには簡単すぎる」という違和感がありました。おそらく、まだ何かすべきことが残っているはず……。そう考えていたものの、最終的には当初の予想とはまったく違う方向から答えにたどり着くことになりました。
というのも、最初に告げられた「アドバイス」をすっかり忘れていたのです。本来の目的とは少し違うものの、目の前の相手をどうにかしてあげたいという良心から行動したところ、結果的にそれが最終謎の解答につながっていました。まさかの力技で突破する展開となりましたが、何とか最後までたどり着くことができました!
そして今回の結果は……脱出成功!

序盤で大きく出遅れた今回の遊園地脱出でしたが、最終的にはステージの2列目で帰還することができました。ただ、例年よりも制限時間を待たずに戻ってくる参加者が多かった印象です。最終謎の存在に気づかず、早めに会場へ戻ってきた人もいたのかもしれません。そのためか、ステージの埋まり具合から想像していたよりも、最後に発表された成功者の割合は低く感じました。
脱出成功にホッとしながら最後の劇を楽しみ、成功者一覧に自分の名前が載っていることを確認して大喜び! こうして、今年の遊園地脱出も無事に幕を閉じました。最終的な成功者は、参加者約1,200人のうち約400人。成功率はおよそ3割でした。
最後は恒例の謎解きキットも購入し、帰宅後に今回の遊園地脱出を振り返りながら、余韻に浸って謎解きを楽しむことにします。
