アークライトゲームスから2016年12月に発売された『マンションオブマッドネス(第2版)』のプレイが終了しました!
マンションオブマッドネスシリーズは協力型ボードゲームで、プレイヤー全員で事件の真相を暴くために、洋館や街に足を踏み入れ時には情報収集、探索、戦闘を行うクトゥルフ神話ベースのゲームになります。
本作はキャンペーン型であり、全4種シナリオが収録されています。またゲームの進行はアプリによって簡便化され、手元では指示通りにイベントの処理やマップの展開、コマの移動などを行います。徐々に未知の探索空間が広がっていく感覚が表現されており、ホラー要素のある探索アドベンチャーが楽しめます。
1プレイ約120-180分の重量級ボードゲームに分類されます。各事件は独立し、連続で遊ぶ必要はありません。また、アプリで各シナリオの進捗を管理できるため途中セーブ機能もあり、長いシナリオを分割しながら楽しめます。また、リピート性も高く、シナリオ中にはランダムイベントも多く発生し、毎プレイ異なる体験が得られます。キャラクター種も豊富であり攻略の道筋も変化するので、何度も楽しむことができます。
難易度としては非常に難しく、高難度シナリオでは何度もプレイして情報収集を進めて知見を獲得し、ルートの最適化を行って無駄のないアクションをすることでクリアに辿り着けるレベルです。一方、初級中級シナリオでは初プレイでもギリギリクリアを目指せるような余裕もあり、シナリオに応じて異なるプレイングを楽しむことができます。
クトゥルフ神話ベースにした本作は、“次に何が起きるか分からない”ドキドキ感が上手く表現されているボードゲームでした。マップの探索・NPCとの会話、そして突発的に生じるランダムイベント…自身の想像を超える、予想だにしない展開の連続が次々と待ち受け、ホラーアドベンチャーが体現されていました。また、NPCのセリフや手に入れた情報をもとに状況を推察していく場面もあり、単なる戦闘や探索に留まらず、謎解きのような楽しさも感じられました。総合的に難易度は高いものの、満足度の高い作品でした。
この記事では、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
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- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
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「マンションオブマッドネス」シリーズの紹介記事、遊び方に関してはコチラから!
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実際のプレイデータと評価
まずは、実際のプレイデータと評価を記載していきますね!
本作、『マンションオブマッドネス(第2版)』は2016年発売にも関わらず、未だにBBGランキングにて約3万作品の中で77位(2026/6現在)にランクインする伝説級のTRPGボードゲームです。

| 作品名 | マンションオブマッドネス(第2版) |
| プレイ人数 | 1~4人 |
| プレイ時間 | 120-180分/1プレイ |
| ジャンル | 捜索型:事件解決、戦闘、TRPG |
| プレイ方式 | キャンペーン型 |
| メーカー価格 | 14,850円(2026/6現在) |
| 関連作品 | 11作品 |
| BGG ranking | Rate 7.677:rank:77位/30764 (2026.6) |
| 商品リンク | Amazonリンク |
全16種の事件をコンプリート!
本作品には、拡張やDLCを含まない初期状態でも4つのシナリオが収録されています。今回は、そのうち最高難易度の「砕かれし絆」を除く3シナリオに、合計5回チャレンジしました。
プレイデータ
- プレイ人数 : 2人
- プレイ時間 : 10時間22分(1プレイ約2時間)
- プレイ回数 : 5回
- プレイ期間 : 約2ヶ月(6月1日~6月13日)
超絶重量級かつ高難易度のボードゲーム好きなら
実際にプレイしてみて、『マンションオブマッドネス(第2版)』の評価はコチラの通りになります!
プレイ評価
| 盛り上がり | :4 | |
| 難易度 | :5 | |
| 知略 | :4 | |
| 運要素 | :3 | |
| コスパ(ボリューム/時間) | :2 | |
| おすすめ度 | :3 |
『マンション・オブ・マッドネス』は、プレイヤー同士で協力して事件の真相を追う、協力型のTRPGボードゲームです。
物語や設定が異なる複数のシナリオに挑戦するキャンペーン型の作品で、シナリオごとの物語を楽しみながら、街や洋館を探索して事件の真相を追っていきます。探索の途中では恐ろしいモンスターとの戦闘が発生することもあり、限られた時間の中で必要な情報を集め、最終的に事件の真相解明や脱出を目指します。
本作は非常に高難易度のボードゲームです。各シナリオでは、盤面の状況や怪物の出現などによってプレイヤーが使えるアクションに実質的な制限がかかる一方、探索や情報収集、戦闘など、やるべきことは数多く存在します。そのため、無駄にできるアクションはそれほど多くありません。さらに、各種判定にはダイスによる運要素も絡んでくるため、計画通りに進めること自体が難しい作品です。
特に難易度の高いシナリオでは、初回プレイだけで攻略するのはかなり困難。初見では「どこを探索すれば物語が進むのか」「何を優先すべきなのか」が分からないため、何度かプレイしながらシナリオの流れを把握し、攻略の道筋を見つけていく必要があります。そういう意味では、少し「死にゲー」に近い攻略感覚もある作品だと感じました。
また、シナリオ中にはダイスロールによる成否判定や敵から受ける恐怖判定、神話フェイズなど、さまざまなランダム要素が存在します。これによって毎回同じように攻略できるわけではなく、想定以上にスムーズに進むこともあれば、突然窮地に陥ることもあります。同じシナリオをプレイしても物語そのものが大きく変化するわけではありませんが、ランダム要素によって毎回異なる展開になりやすく、リプレイ性につながっています。
【おすすめ度:3】とした理由は、大きく3点あります。
まず良い点は、重厚なストーリーと探索・戦闘のバランスが非常に良いこと。数多くのボードゲームを遊んできましたが、その中でもトップクラスに物語への没入感が強く、探索して情報を集めながら事件の真相に迫っていく体験は本作ならではの魅力です。
一方で気になるのが、まず価格の高さ。そしてもう一つが、先ほど触れた「死にゲー」的な攻略が万人受けしにくいことです。
特に難易度4~5程度のシナリオでは、何度かプレイして「どこを探索すれば物語が進むのか」「何を優先すべきなのか」を把握しておかないと、ターン数的に攻略がかなり厳しくなります。そのうえで、ダイスなどの運要素が味方してくれるかどうかも重要です。
そのため、最初の数回はシナリオ攻略のための「サンプリング」のようなプレイになってしまうことがあります。試行錯誤しながら攻略法を見つけていくことを楽しめる人には魅力的ですが、一度のプレイで物語を最後まで楽しみたい人にとっては、ややハードルの高い作品だと感じました。
プレイの感想(ネタバレなし)
さて、本ゲームのプレイ感想に移ります。
本作品の個人的に感じた良い点と悪い点を挙げていきます。
GOOD!
- クトゥルフ神話ベースの絶妙な戦闘/探索バランス
- 何が起きるかドキドキの物語
BAD…
- 死にゲー的な攻略が万人受けしない
- 1シナリオのプレイ時間が長い
〇:クトゥルフ神話ベースの絶妙な戦闘/探索バランス
まず推したいポイントは、クトゥルフ神話をベースとした絶妙な戦闘と探索のバランスです。
クトゥルフ神話では、宇宙には人類の知らない古い存在がいて、人間の文明や価値観など、その存在たちからすれば非常にちっぽけなものとして描かれます。主人公たちは事件の調査や偶然の出来事をきっかけに、少しずつその世界の片鱗を知っていくことになります。
そんな世界観だからこそ、本作は出現する異形の存在をバシバシ倒していくようなボードゲームではありません。
敵との戦闘にはいくらかのターンを消費しますし、ダメージや正気度への影響など、リスクも伴います。そのため、どうしても邪魔になる敵だけを最低限倒し、それ以外は本来の目的である事件の解明や、恐ろしい場所からの脱出にアクションを使うことになります。
「敵を倒すこと」よりも「目的を達成すること」が重要になる。
このクトゥルフ神話の背景を損なわない戦闘と探索のバランスが非常に秀逸で、今なお高く評価されている本作の大きな魅力だと感じました。
〇:何が起きるかドキドキの物語

次に挙げたい魅力は、「何が起こるのか分からないドキドキ感のある物語」です。
クトゥルフ神話では、事件の違和感を解明するために動き出した人々が、調査を進める中で巨大な怪異の片鱗に触れていきます。人間にはどうすることもできないような存在に少しずつ近づいていく、そんな物語性が本作にはうまく落とし込まれています。
常にアプリから不安を煽るようなBGMが流れ、ゲーム開始時点で見えているマップはほんのわずか。その中で「隣の部屋には何が潜んでいるのか」「このイベントを発生させたら何が起こるのか」と考えながら、町や洋館を探索していきます。
毎アクションで「次は何が起こるんだろう」と考えさせられる一方で、使えるアクションの数は限られています。
探索するのか、アイテムを探すのか、敵を攻撃するのか、それとも先へ進むのか。
限られたアクションをどこに使うべきか真剣に考えながら、一手一手に緊張感を持ってプレイできる。
この「何が起こるか分からないドキドキ感」と「限られた行動をどう使うか」というゲーム性が組み合わさっていることで、単なる物語付きの探索ゲームではなく、最後まで緊張感を保ちながら遊べる作品になっています。
×:死にゲー的な攻略が万人受けしない

次に気になる点について記載していきます。
まず1つ目は、「死にゲー的な攻略が万人受けしない」という点です。
マンション・オブ・マッドネスのシナリオは、難易度4以上になると極めて難しくなります。難易度3以下のシナリオに関しては、初見でもクリアを狙える絶妙なレベルに調整されており、初見ならではのいくつかのミスも多少は許容される印象です。
一方で難易度4以上になると、シナリオの内容を把握し、イベントが進むマップ上の場所をある程度覚えて行動を最適化したうえで臨まないと、クリアがかなり厳しくなってきます。その感覚が分かってしまうと、初見や2回目の攻略はある程度クリアできないものと割り切り、ルート最適化のための網羅的な探索を行う必要が出てきます。いわゆる「死にゲー」にある、攻略のための捨てプレイが必要になる点は、万人受けしにくい部分だと思います。
もちろん、一度失敗して得た情報を次のプレイに活かし、少しずつ攻略を最適化していく遊び方が好きな人にとっては、むしろ魅力になる部分でしょう。ただ、絶妙にクリアの可能性を残し、毎プレイ「このままいけばクリアできるかも」とドキドキしながら遊ぶというよりは、恐ろしいものと敵対している以上、こちらも万全の体制を整えて攻略しなければ危機的状況から脱出できないというゲーム性になっています。
この「失敗して情報を得る→次のプレイで行動を最適化する」という感覚は、ある意味ではクトゥルフらしいゲーム性でもあります。しかし、初見ならではの予測できない恐怖や、一発勝負の緊張感を楽しみたい人にとっては、少し好みが分かれる部分だと感じました。
×:1シナリオのプレイ時間が長い

2つ目の欠点は、「1シナリオのプレイが長いこと」です。
本作はクトゥルフ神話をベースとしており、その面白さを支えているのが、文章や演出によって作られる怪しげな緊張感です。そのため、重厚な物語が用意されているだけでなく、マップすら徐々に明らかになっていく探索要素も非常に重厚になっています。手元のボードゲームのコンポーネントを操作する機会も多く、町や洋館を探索して調査し、その結果を処理するという流れも何度も繰り返されるため、自然とプレイ時間が長くなります。
この点はプレイに慣れることで多少短縮できる部分はあっても、根本的にどうしようもないところがあります。シナリオによっては目安時間が5時間以上と非常に重厚で、1シナリオを最後まで遊びきるだけでもかなりの時間が必要です。
また、本作はコンポーネントの量も多く、テーブル上にかなりのスペースを必要とします。そのため、途中で中断しようとしても、広げたコンポーネントを一度片付けて再開するというのがなかなか難しいところ。「今日はマンション・オブ・マッドネスを遊ぶぞ!」と時間を確保したうえでプレイする必要がある作品なので、気軽に1~2時間だけ遊ぶといったプレイスタイルには向いていません。
この重厚さこそが本作の魅力でもあるため、一概に悪い部分とは言えませんが、プレイ時間とテーブルの占有スペースを考えると、休日などにまとまった時間が取れるときでなければ遊びにくいというのは、本作の大きなハードルの1つだと感じました。
プレイの感想(ネタバレあり)
ここからは、本作のコンテンツをより詳細に紹介しながら感想を共有します。
キャラクター
本作には、8種の探索者が収録されています。
収録の探索者
- ミン・チー・ファン(秘書):ダイス振り直し
- リタ・ヤング(運動選手):追加の移動
- カーソン・シンクレア(執事):追加アクション
- ウイリアム・ヨリック(墓堀り):戦闘報酬追加
- アガサ・クレーン(超心理学者):恐怖判定報酬追加
- ファーザー・マテオ(神父):集中状態付与
- ウエンディ・アダムス(少女):状態異常耐性
- プレストン・フェアモント(大富豪):恐怖カード破棄
中でも、特に各種シナリオ攻略で使った探索者を紹介します。
ミン・チー・ファン

ミン・チー・ファンは能力値自体は平凡な探索者ですが、自分または3マス以内の探索者にダイスの振り直し効果を付与できる探索者です。
本作では、調査や戦闘、恐怖判定など、さまざまな場面でダイスを振って判定を行う必要があります。一度の失敗が数アクションのロスにつながることもあるため、基本的には少しでも有利な状態で判定を進められるに越したことはありません。また、能力判定では、シナリオ攻略上かなり厳しい成功率を通す必要がある場面もあるため、ダイスを追加で振り直せることで成功率を大きく引き上げることができます。
能力値自体は高くないため、基本的にはサポート役として立ち回る探索者です。しかし、判定に失敗すると大きなロスにつながる場面で能力を使うことで、不利な状況を打開できるケースも多くあります。戦闘でも、あと少しダメージが足りないといった場面で振り直しを使ってごり押しできるため、結果的に数アクションを節約できることもあります。
自身で大きな活躍をするタイプではありませんが、ゲーム中に発生するさまざまな判定を安定させてくれる、使いやすく効果の高い探索者の1人でした。
リタ・ヤング

次に紹介するのはリタ・ヤングです。
リタ・ヤングは運動選手らしく、追加の移動が可能な能力を持つ探索者で、筋力の能力値が高いことも特徴です。
本作では、アクションの中でも移動にアクションを費やす場面が多く、その移動をアシストできる能力は非常に汎用性が高いです。探索やアイテムの回収、イベントの発生など、さまざまな場面で移動が必要になるため、どのシナリオでも活躍しやすい強力な能力だと感じました。
さらに筋力の能力値が高いため、戦闘でも頼りになります。遠くから一気に距離を詰めて、そのまま攻撃に移るといった動きがしやすく、移動能力を活かした強襲によって、モンスターを効率よく排除できるのも魅力です。
移動と戦闘の両方で役立つ能力を持っており、シナリオを選ばず活躍できる汎用性の高さが魅力的な、非常に使いやすい探索者でした。
シナリオ
本作には、拡張やDLCを購入していない初期状態でも、全4種類のシナリオが収録されています。
収録シナリオ
- 永劫の輪廻:難易度、プレイ時間60-90分
- インスマスからの脱出:難易度、プレイ時間90-150分
- 砕かれし絆:難易度、プレイ時間120-180分
- 潮満ちるとき:難易度、プレイ時間240-360分
インスマスからの脱出

本シナリオは、チュートリアル的な立ち位置である難易度2の「永劫の輪廻」を突破した後に用意されているシナリオです。しかし、その次に用意されているのが難易度4という時点で、なかなか鬼畜。残り2つのシナリオも、難易度5の「砕かれし絆」と目安時間5時間の「潮満ちるとき」という尖った内容になっています。
そんな中、今回は「インスマスからの脱出」にフォーカスして紹介します。正直なところ、チュートリアルの難易度2ですら、ルールや攻略方法を覚えながらギリギリクリアできる程度の難しさだったので、初心者に毛が生えた程度の状態で挑むようなシナリオではありません(笑)
実際にプレイしてみても、シナリオの内容をある程度把握し、イベントが発生するマップ上のポイントを覚えたうえで、それを達成するためのルートを最適化していく必要がありました。さらに、ダイスで多少失敗することは許容しつつ、それでもある程度は運がプレイヤー側に味方しないとクリアできない印象です。初心者視点なので、もっとうまい攻略ルートがあるのかもしれませんが、体感としてはこのくらいの難易度でした。

特に難しいのが、中盤から登場する「クトゥルフの落し子」です。巨大な化け物フィギュアに追いかけられることになりますが、まともに倒すのは現実的ではないため、基本的には接触しないようにマップ上を移動することになります。しかし、行動するタイミングによっては即座にエンカウントしてしまうことも。そうなると攻撃を受けたうえで恐怖判定まで発生し、さらに足止めされることで、そこから同じような処理が繰り返されて一気に死亡へと追い込まれてしまいます。仮に何とか逃げられたとしても、大幅なタイムロスになるため、その後の攻略が一気に厳しくなります。
うまく回避できたとしても、終盤は事件の顛末を追い、脱出するために向かう先へ敵が集中していくため、ここからは完全に時間との勝負です。あまりに敵が多いため、捕まればダメージや恐怖のオンパレード。すでにダメージが蓄積している状態でさらに攻撃を受ければ、そのまま脱落してしまうこともあります。恐怖の蓄積状況によっては狂気状態になっている可能性もあり、最後まで無事に脱出できるかどうかはかなり怪しくなってきます。
シナリオ自体は紆余曲折のある展開が非常に面白かったのですが、登場する捜査官があまりにも自由すぎて、途中から殺意が湧いてくるような内容でした(笑)。終盤、モンスターも集結し始め、一刻も早く脱出するために桟橋へ向かわなければならない状況で、「今それやる!?」と言いたくなるような捜査官の行動によって、こちらが面倒を見る必要が出てきます。そのため、わざわざ敵の多い場所へ突っ込んでいかなければならなかったり、ようやく介護してあげたと思ったら、また別の場所へ向かったり……。最終的には「もうこいつを置いて脱出したい」という感想しか出てきませんでした(笑)。
難易度の高さによって何度も苦戦させられたうえで、最終的にクリアできた達成感はかなり大きかったです。それに加えて、捜査官のマイペースすぎるムーブも強烈に印象に残り、難しかったからこそ記憶に残っているシナリオになりました。

全体的な所感
『マンション・オブ・マッドネス』は、クトゥルフ神話らしい重厚な物語と探索を、協力型ボードゲームとしてじっくり楽しめる作品でした。特に、怪物を倒すことだけが目的ではなく、限られたアクションの中で事件を調査し、ときには敵から逃げながら目的を達成していくゲーム性が非常に魅力的です。アプリによる不気味なBGMや演出も相まって、次に何が起こるか分からない緊張感を楽しめました。
一方で、難易度の高いシナリオでは失敗を重ねながら攻略方法を覚えていく必要があり、シナリオによっては数時間かかるなど、気軽に遊べる作品ではありません。そのため、短時間でサクッと遊びたい人には向きませんが、じっくり時間をかけて、仲間と相談しながら重厚な物語を体験したい人には非常に魅力的な作品だと思います。
クトゥルフ神話が好きな人はもちろん、探索・戦闘・物語が一体となった協力型ボードゲームを遊びたい人には、ぜひ一度遊んでほしい作品です。