リアル脱出ゲームを展開するSCRAPの謎解き作品『夜の幽霊アパートからの脱出』をプレイしました!
本作は、自宅で好きなタイミングに遊べる「箱型」のリアル脱出ゲーム。立方体の小さなゲームキットと専用サイトを使って謎を解き進めていく作品ですが、その最大の特徴は、この小さな箱の中に驚きの仕掛けが次々と詰め込まれていることです。公式でも「衝撃のギミックが手元のアパートで次々と巻き起こる」と紹介されており、まさに「この箱の中で一体何が起こるんだ?」というワクワク感を楽しむタイプの謎解きになっています。
形式としては「ミステリータイムカプセル」や「Message in a bottle」などに近い、手元のキットを活用して進めるタイプ。ただ、本作はオンライン上でのやり取りやシステム面よりも、目の前にあるキットそのものをどう使うのかというギミックに重点が置かれています。箱を開けて、謎を解いて、次の展開へ進むたびに新たな仕掛けが現れるため、先の展開を予想しながら解き進める楽しさがあります。
本作の謎解き難易度は「やや難しい」で、ジャンルは「クラフト系」です。序盤は比較的取り組みやすいものの、終盤に進むにつれて徐々に難しくなります。また終盤の謎解きは前段の謎を使用する大謎が繰り出され、特に最後の謎は難易度が高い、かつ想定外のギミックで驚きがありました。
本作は物語やオンラインシステムを駆使して没入感を高めるタイプではなく、あくまで「謎を解くこと」と「仕掛けを楽しむこと」に特化した作品という印象。簡易的な物語は用意されていますが、ゲームを進めるためにLINEでキャラクターとやり取りしたり、複雑なシステムを操作したりする要素はほとんどありません。
そのため、ストーリー重視の謎解きというより、「純粋に面白い謎を解きたい」「キットならではのギミックに驚きたい」人におすすめしたい一作。小さな立方体の箱から、いったいどんな謎解き体験が飛び出してくるのか――。手元のキットを開く瞬間からワクワクできる、ギミック重視の謎解き作品でした。
気が付くと僕は、古びたアパートの前にいた。
【公式】夜の幽霊アパートからの脱出
それは奇妙な形のアパートで、サイコロみたいに立方体だった。
なんだか鬱蒼としていて、おどろおどろしいが不思議と怖さは無い。
懐かしさと、ワクワクのちょうど真ん中くらいの感じ。
なぜだかわからないけど、僕はどうしてもこのアパートに入らなくてはならない気がしていた。
さて、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
実際のプレイデータと評価
本作品は、SCRAPの謎解き作品『夜の幽霊アパートからの脱出』です。
手元のゲームキットと専用オンラインページを活用しながら謎解きを進めていく、いわゆるキット型の謎解き作品。キットには折り曲げや切り取りなどの加工が必要な場面もあるため、一度プレイすると元の状態には戻せない破壊型の作品となっています。
ゲームキットはSCRAPオンラインショップやAmazonのほか、Loft(ロフト)などの店舗でも購入可能です。
そんな『夜の幽霊アパートからの脱出』を実際にプレイしてクリアしたので、ここから詳しく紹介していきます!

| メーカー | SCRAP |
| 作品名 | 夜の幽霊アパートからの脱出 |
| ジャンル | オンライン謎解き、キット |
| 発売日 | 2024年10月 |
| メーカー価格 | 3,980円(2026/9現在) |
| 推奨人数 | なし |
| 目安時間 | 約90-150分(公式) |
| 商品リンク | Amazonリンク |
プレイデータ(人数、時間)
今回の謎解きは謎解き経験者1人でプレイしました!
(私:謎解き中級者レベル)
本作の公式目安時間は90-150分ですが、コンプリートまでに121分でクリアしましたよ!
プレイ詳細
- プレイ人数:1人
- プレイ時間:121分(2時間1分)
STEP1:30分
STEP2:30分
STEP3:30分
STEP4:14分
STEP5:17分 - 場所 :自宅(オフライン)
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
| 難易度 | :4 | やや難しい |
| 時間制限 | :1 | 制限無し |
| 面白さ | :4 | ギミックの連続 |
| ボリューム | :3 | 謎解き約20問 |
| 価格 | :2 | やや高い |
| おすすめ度 | :3 |
本作の謎解き難易度は「やや難しい」で、ジャンルは「クラフト系」。序盤の小謎や中盤のクラフトはそこまで難しくありませんが、終盤のクラフトから一気に難易度が上がります。特に最終謎のギミックは、そこに至るまでの情報から一歩飛躍した発想と、思い切ってキットを操作する判断が必要になるため、ヒントなしで解くのはかなり難しいです。
問題数は約20問と、ボリュームは標準的。中盤までは小謎が散りばめられているため、次々と謎を解きながらテンポよく進められます。一方、終盤の大謎はかなり重め。ただし、全体を約2時間ほどでクリアできることを考えると、最後までダレることなく進められるボリュームだと感じました。公式の目安である90~150分は、謎解きにある程度慣れている方を基準にした時間だと思います。
【おすすめ度:3】とした理由は、大きく3点あります。
まず良かったのは、小箱の中に隠された数々のギミック。次から次へと小箱を活用した謎解きが繰り出されるため、「次は何が起こるんだ?」というワクワク感が続きます。特に最後の大謎には、思わず「そうなるの!?」と驚かされました。
一方で気になったのが、クラフトならではの引っ掛かりやすさと、体験に対する価格です。クラフト系の謎解きなので、工作時のちょっとしたミスがその後の謎解きに影響してしまいます。実際に「これは自分のミスなのか、それともこのまま進めていいのか」と判断に迷う箇所があり、ここは少し気になりました。
また、約2時間程度の謎解きキットとして考えると、4,000円という価格はやや高めに感じます。ギミックの面白さは十分にあるものの、価格まで含めて考えると、今回は【おすすめ度:3】としました。
本作品は…
・中級者向け謎解き
・クラフト系謎解き
・小箱から次々繰り出される謎解き
プレイの感想
本作品はネタバレNGのため、簡単にプレイの感想に触れていきたいと思います。
『夜の幽霊アパートからの脱出』の概要

本作は、SCRAPが展開する自宅向けの謎解きキットで、「ミステリータイムカプセル」や「Message in a bottle」などと同じく、手元のゲームキットと専用のウェブサイトを使いながら謎を解き進めていくタイプの作品です。
そんな本作の最大の特徴が、ゲームキットそのものが「アパート」になっていること。110mm四方の立方体という、まるでサイコロのような小さな箱が舞台となっており、この中に幽霊たちが暮らしています。見た目はちょっと不気味な古びたアパートですが、どこか懐かしさやワクワク感も感じられる、不思議な雰囲気の外観です。
物語は、主人公がその奇妙なアパートの前に突然辿り着くところからスタートします。中から聞こえてくるのは、陽気な幽霊たちの笑い声。そしてアパートに入るためには、彼らが用意した謎をすべて解かなければならないことを告げられます。
最初は幽霊たちが遊びで出してくる謎に挑戦していくような展開ですが、謎を解き進めるにつれて、このアパートに隠された秘密や住人たちの正体、さらには主人公自身にまつわる謎まで少しずつ浮かび上がってきます。単純に「幽霊アパートから脱出する」というだけではなく、謎解きを進めることそのものが物語を明らかにしていく構成になっているのが面白いところです。
そして何より面白いのが、この小さなアパートの中に驚くほど多くの謎解きと仕掛けが詰め込まれていること。外から見れば小さな立方体の箱にしか見えませんが、実際に遊んでみると「ここも使うのか!」と思わされるような展開が次々と登場します。
コンパクトな箱の中に何重にも仕掛けを詰め込み、謎を解くたびにアパートそのものの見え方が変わっていく。そんな本作ならではの体験が非常に面白い作品でした。
『夜の幽霊アパートからの脱出』の謎解き要素
次に謎解き要素について触れます。
本作の謎解き難易度は「やや難しい」レベルで、中級者向け。
ジャンルとしては「クラフト系」に分類でき、問題数は約20問と、全体的なボリュームは標準的です。
構成は、序盤が小謎、中盤以降がクラフト謎、そして終盤に大謎という流れ。序盤から中盤にかけては標準的な難易度ですが、終盤になるにつれて着眼点や思い切った判断が求められるようになり、難易度がグッと上がっていきます。
序盤の小謎は、1枚の紙を使って解くようなオーソドックスな謎解きが中心。それぞれ独立した謎になっているため、1問ずつ順番に解きながらテンポよく進めていくことができます。
中盤以降は、小箱に仕掛けられた数々のクラフト謎を攻略していくことになります。ここは基本的に、示された指示をきちんと読み取り、その通りにキットを操作していけば解ける程度の難易度。とはいえ、箱の中や周辺に隠されたパーツをしっかり探し出し、それらを指示通りに組み合わせたり加工したりする必要があるため、「謎を解く」というより「キットを正しく使いこなす」ことが重要なパートになっています。
そして終盤には、本作の大きな魅力となる大謎が待ち受けています。ここからは、それまでとは一味違って「そんな使い方をするの!?」と思わされるようなギミックが次々と登場。特にクラフト系の謎解きでは、一度操作を間違えるとその後の攻略に影響してしまう可能性があるため、どうしても「これ、本当にやっていいのか……?」と慎重になってしまいます。
ところが本作は、そんなプレイヤーの心理を逆手に取るように、終盤では思い切った操作を要求してきます。「間違っていたらどうしよう」と躊躇してしまうこと自体が、難易度を引き上げているとも感じました。
さらに最終謎では、それまでに得た情報からはなかなか想像しにくい発想が求められます。具体的な内容はネタバレになるので伏せますが、「そこまでやるのか!」と思わされるギミックで、最後までクラフトならではの驚きを楽しませてくれました。
序盤はオーソドックスな小謎、中盤はキットを活用するクラフト謎、そして終盤は大胆な発想が求められる大謎。徐々に「何をすればいいのか分からない」タイプの難しさへ変化していく構成が、本作の謎解きの特徴だと感じました。
『夜の幽霊アパートからの脱出』のプレイ感想
『夜の幽霊アパートからの脱出』は、SCRAPのオンラインショップだけでなく、LOFTなどでも販売されている比較的手に取りやすい謎解きキットです。お盆休みに暇があれば遊ぼうと思って購入したものの、例によってしっかり積んでしまい、ようやくシルバーウィークにプレイしました。
小箱型の謎解きキットですが、同じような形式の「ミステリータイムカプセル」や「Message in a bottle」と比較すると、形式としては「ミステリータイムカプセル」に近い作品。専用ページを使う場面はあるものの、オンライン上で謎を進めていくというより、基本的には手元のキットを活用しながら進めていきます。オンライン謎解きキットが数多く展開されている中で、こうした「手元のキットそのものを使って解く」タイプは、やっぱり新鮮で燃えますね。

実際にプレイしてみると、序盤の小謎はかなりテンポよく進めることができました。これまで数々の謎解きをプレイしてきた経験もあって、一枚紙タイプの謎はある程度パターンから解法を予想できるようになっているため、サクサク攻略。今回は一人でプレイしたので、急がずじっくり考えながら進めましたが、それでも序盤は約30分ほどで攻略できました。
中盤からは、いよいよクラフト謎が登場。謎解きキットの醍醐味ともいえる、手元のパーツを実際に操作しながら解いていく形式はやっぱり面白いです。ただ、中盤のクラフト謎は基本的に指示が用意されており、それを読み取ってキットを操作していくタイプ。その中で一箇所、操作しようとしても引っ掛かる部分がありました。これが想定されたものなのか、それとも自分の工作ミスなのか、はたまた「ここは無理やり突破していいのか」が判断できず、思い切って操作する前にヒントを確認することに。クラフト謎ならではの面白さがある一方で、ここは少し気になったポイントです。

そして終盤に入ると、いよいよ小箱に隠されたギミックが本性を現してきます。考えてみると、この小箱はかなりしっかりした造りになっているにもかかわらず、それまでの謎解きでは外装部分を使うものが中心。ここまで遊んでくると「この箱、まだ何かあるんじゃないか?」という期待も出てきますが、実際にその期待に応えるように、終盤では小箱そのものを活用した驚きのギミックが次々と登場します。
正直、「そこまでやるのか」と感じるような飛躍もありましたが、ギミック自体はまさに驚きの連続。特に終盤は「次は何が起こるんだ?」とワクワクしながら進めることができました。最終謎についてはかなり難しく、私も一部ヒントを見てしまいましたが、最後まで小箱を使った仕掛けを楽しめる謎解きでした。
クリアタイムは121分で、おまけ謎まで完了!

個人的にはやや高めな価格設定がネックになる部分ではありますが、SCRAP製品が好きであれば是非トライしてみて欲しいですね!