SCRAPの『Collection:lie』のプレイが終了しました!
本作はMystery for you(2026年4月号)に収録されている3作目です。
4月号の第3作目は、物語性を重視した謎解き作品です。SF要素を取り入れた特殊な舞台設定から物語は始まりますが、その展開は予想の斜め上。タイトルにもある「lie(嘘)」が物語全体の重要なテーマとなっており、登場人物それぞれの思惑が交錯する中で、切なさと温かさが同居するストーリーが描かれます。
謎解きの難易度は初心者向けで、ジャンルとしては「物語系」。謎解きの内容は特徴的で感覚的には半数がシンプルな一枚紙の謎解き。対して残り半数が本作のコンセプトが存分に活用された「嘘」に関する謎解きです。ある特殊なルールに基づいて「嘘」を判別する謎解きになっており、新鮮さを感じられる謎解きになっています。
物語とともにユニークな謎解きを楽しめる、初級者向けの作品です。難易度も控えめなので、謎解きを始めたばかりの方にもおすすめできます。
嘘の博物館には、今日も世界中から“嘘”が届けられる。
誰かがどこかでついた、ちょっとした冗談から奇妙な作り話まで――。
この博物館に収蔵されるのは、紛れもなく嘘であるはずだった。しかし、ある日突然、館内に警報が鳴り響く。
「真実混入ノ疑イアリ」
どうやら届いた嘘の中に、本物の“真実”が紛れ込んでしまったらしい。
特にエイプリルフールの時期は、集まる嘘の量が膨大になり、仕分け作業はいつも以上に困難を極める。嘘の博物館に、真実を置くことはできない。
なぜなら、真実を嘘として扱うことも、嘘を真実として扱うことも、どちらにも失礼なのだから。こうして、届いたものを一つずつ確認する、嘘の検品作業が始まる――。
※本記事のストーリー紹介は、製品付属テキストの内容に基づき、筆者の表現で再構成しています。
さて、”実際のプレイデータ“、評価”、そして”プレイの感想”を共有したいと思います!

ぼどわん(当サイトの運営者)
- 一般企業勤めの20代後半
- 協力系ボードゲーム、謎解き大好き!
- 負けず嫌いなので対戦系はほどほどに…(笑)
- 100種類以上のアナログゲームを保有、順次紹介!
実際のプレイデータと評価
本作品はSCRAP社から提供される「mystery for you」の2026年4月号に収録される謎解きになります。
本作はウェブを使用して謎解きの解答を行います。
また、本作はキットの切断や折り曲げ等を必要とせず、非破壊でプレイ可能です。
そんな『Collection:lie』をクリアしたので共有します!
| メーカー | SCRAP |
| 作品名 | Collection:lie |
| ジャンル | オフライン謎解き、キット |
| 発売日 | 2026年4月 |
| 価格 | 1,200円(2026/4現在) |
| 推奨人数 | 1人~ |
| 目安時間 | 約1時間 |
| 商品リンク | ー |
プレイデータ(人数、時間)
今回の謎解きはSCRAP謎解き経験者2人でプレイしました!
(私:謎解き中級者レベル、相方:謎解き中級者レベル)
本作品の目安時間は記載なしでしたが、67分でクリアしました!
プレイ詳細
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:67分(1時間7分)
- 場所:自宅(オフライン)
本作品の個人的評価
本作品の評価は以下の通りになります!
謎解きの評価
| 難易度 | :2 | やや簡単 |
| 時間制限 | :1 | 時間制限なし |
| 面白さ | :3 | |
| ボリューム | :2 | 謎解き約15問 |
| 価格 | :4 | |
| おすすめ度 | :2 |
本作の謎解き難易度は「やや簡単」で、初級者向けの作品です。基本的には一枚紙を用いたシンプルな小謎が中心で、本作ならではの「嘘発見」をテーマにした謎解きが加わります。ただし、嘘を見抜くといってもルールに沿って判断していく形式のため、難易度自体はそれほど高くありません。また、解き直し要素も一部ありますが、最初の解答に引っ張られなければ比較的スムーズに解き進められるでしょう。
問題数は約15問とやや控えめで、難易度も易しいことから全体のボリュームは少なめに感じました。一方で、物語性のある構成に加え、「嘘発見」というコンセプトが上手く取り入れられているため、最後まで飽きずに楽しめる作品となっています。
【おすすめ度:2】とした理由は、「嘘発見」というテーマや物語は魅力的だった一方で、純粋な謎解き作品として見るとやや物足りなさを感じたためです。小謎は全体的にシンプルで、印象に残るギミックや手応えのある謎は少なく、謎解きを目的に参加する中・上級者には少し物足りない内容かもしれません。
とはいえ、物語を楽しみながら気軽に謎解きを体験できる作品であり、リアル脱出ゲームや謎解き作品に慣れていない初心者の方には十分おすすめできる一作でした。
本作品は…
・初心者向け謎解き
・物語系謎解き
・「嘘」がおりなおす切ない物語
プレイの感想
さて、プレイ感想に移ります!
基本的に謎解きはネタバレNGなので、大雑把な感覚を共有できればと思います!

怪しげな「嘘」のアルバイトから物語が始まる

2026年4月号の3作品目は物語性のある作品です。タイトルの『Collection:lie』が示す通り、「嘘」を収集するというユニークなコンセプトを軸に物語が展開されます。一見すると不思議な世界観ですが、その先には「優しい嘘」をテーマにした切ない物語が待ち受けています。
舞台となるのは、現実には存在しない「嘘を収集・選別する機関」。日々世界中から集まる嘘を管理するその組織で、人手不足を補うためアルバイトを募集していました。主人公は好条件の求人に惹かれて応募し、その奇妙な仕事へ足を踏み入れるところから物語が始まります。
物語の中では、さまざまな「嘘」と「真実」に触れることになります。しかし現実でも、嘘には人を傷つけるものがあれば、人を守るためのものもあり、一概に善悪だけでは語れません。本作はそんな「嘘」の持つ二面性を丁寧に描きながら、最後には一つの“優しい嘘”へと収束していく、心温まるストーリーでした。
初心者向け!「嘘発見」が特徴のやさしい謎解き
謎解き要素について触れます。
本作の謎解き難易度は「やや簡単」で初心者向けの作品です。
ジャンルとしては「物語系」に分類され、問題数は約15問とボリュームとしては控えめ。
物語の進行に合わせて謎解きが展開される構成で、大きく分けると「一枚紙の小謎」と「嘘発見謎解き」の2種類が用意されています。
「嘘発見謎解き」は本作を象徴する要素であり、作中で主人公が担当するアルバイト業務を体験するような形で進行します。ルールに従って嘘を見抜いていく内容となっており、作品の世界観を楽しめるギミックです。一方で、発想力やひらめきを強く求められるタイプではないため、純粋な謎解きとしての難易度は低く、スムーズに進められるでしょう。
もう一方の一枚紙の小謎は、オーソドックスな問題が中心です。中には少しユニークな仕掛けもありますが、全体的な難易度は控えめで、初心者でも取り組みやすい内容となっています。ただし、本作には一度解いた問題を条件を変えて再び解く「解き直し」の要素も用意されています。最初の解答に引っ張られてしまうと別の答えへ発想を切り替えるのが難しく、この点は初心者にとって程よい手応えを感じられる部分でした。
総じて、謎解きそのものは易しめですが、物語や「嘘発見」というコンセプトを楽しみながら進められる、初心者でも遊びやすい作品となっています。
『優しい嘘』がもたらす心境の変化と惹き込まれる物語
さて、ここからは実際のプレイ感について触れていきます。
2026年4月号は、1作品目・2作品目ともに物語性のないパズル系作品でした。物語を楽しむタイプの謎解きが好きで、パズル系を少し苦手としている私にとっては、そろそろストーリー重視の作品が遊びたいと思っていたところ。そんな中で迎えた3作品目が、本作『Collection:lie』でした。
封筒はシックで洗練されたデザインになっており、「lie(嘘)」というタイトルにも自然と興味を引かれます。期待しながら開封すると、冒頭から現実離れした世界観が提示され、「こんな設定で物語が進むのか」と驚かされました。
ゲームが始まると、「嘘を見抜く」というコンセプトを軸に、情報を集めるための小謎と、その情報を使って嘘を判別する謎解きが繰り返されます。謎解き自体は非常に易しく、ほとんど立ち止まることなくテンポ良く進めることができました。
一方で、中盤以降は物語の空気が一変します。序盤の軽快な雰囲気から徐々に不穏な展開へ移り変わり、「この先どうなるのだろう」という気持ちが強くなっていきました。謎解きに苦戦する作品ではないだけに、自然と意識は物語の続きへ向かっていきましたね。
終盤も謎解きそのものはシンプルですが、物語は大きく動き出します。タイトルにもある「嘘」が作品全体のテーマとして深く描かれ、「優しい嘘」というキーワードが物語の核になっていきます。この世界では嘘は基本的に否定的なものとして扱われていますが、それだけでは割り切れない出来事を通して、登場人物たちの価値観が変化していく展開が印象的でした。
気付けば、私の中では謎解きよりも物語の方が主役になっていました。クリアタイムは67分。謎解きはスムーズに解き終え、その後はストーリーの余韻をじっくり味わう作品だったという印象です。
総じて、純粋な謎解き作品として見ると難易度・手応えともに控えめですが、物語との融合という点では非常に完成度の高い作品でした。ストーリーを楽しみながら気軽に謎解きを体験したい初心者にはおすすめできる一方、歯応えのある謎を求める中・上級者にはやや物足りなく感じるかもしれません。
